40人の作家による「京のうつろい」展@京都府立堂本印象美術館
展覧会の関連講演会
「京・四季のうつろいー植物を訪ねてー」を聴いてきた!![]()
府立植物園名誉園長の松谷さんが講演するというので、出かけた次第・・・![]()
家からも近いのでネ(^^)![]()
松谷さんとは、
F大教職員バレーチームで、一緒にプレーしている仲なので、是非とも弁舌さわやかな講演に接したい・・・てなことで。![]()
配布されたA3資料には、「日本人の花に対する、感性、美学」とタイトルがつけられていて、有史以来の時代区分による、花についての言及など資料的価値も高いものだ!![]()
ツバキと
サクラが元祖日本の花(樹木に咲く花)だそうだ。![]()
馴染となっているウメは、中国からの渡来もので、固有の花として人気が高かったのは、ハギである!![]()
「万葉集」や「源氏物語」に登場する花から、茶道・華道を通じて花が身近になってきた経緯などなど・・・
植物としての花を歴史的・文化的に俯瞰できるいい資料と講演だ。![]()
因みに、西欧では
「聖書」に現れる植物は、実用的なブドウ、イチジク、オリーブ、ナツメヤシなどが・・・
すべて、人間の食するワインやオイルの原料となるものばかりだわ!![]()
年表によるおさらいの後は、スライドによる
花の画像をたっぷりと見せてもらいつつ、懇切な解説に聴き入る参加者ほぼ50人くらい(中高年層中心!)が、さながらフラワー・ツアーに出向いた印象をもったかしら・・・![]()
画像の写真は、京都市内で撮影されたものから、府立植物園など、日常性から切り取ったものだっただけに、参加者にとっては馴染の風景のひとコマ・ひとコマだったわ(^^)![]()
京都府立植物園の宣伝もあるけど、国内有数の施設であることも再確認・・・もっともっと、足を運んで楽しめる施設なのだよ~ん!![]()
学んだことは、日常的に見逃している風景・光景に対して、細かな視点でもって、自然を体得する、奥深さが必要なのだなあ・・・ってことかな(それと、花を愛でる気持ち)!![]()
これからは、街の中に佇む樹木や花々にも目を向けていきたくなってきた(^^)![]()
なお、西欧では、自然は人間が征服すべき対象と捉えられているのに対して、日本では、自然は人間とともに共存する対象と考えられてきた(と私は考えている)ことを再認識した次第だね!![]()
暑さの午後だったけど、ロビー会場は冷房が効いていて、少し涼しく感じられたなあ・・・![]()