まだ見てないよーって人はゴメンネ
さて、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年明けの雨乱くんはさっそく見てきました。昨年末に公開された劇場版ポケットモンスター ココ。
こんな状況ではございますが映画館はしっかりやってるのです。
もちろん映画館側も感染症対策も徹底してますし、劇場内は換気も徹底してるのでね!
最初に言っときますが今年のポケモン映画も面白かったです。
ぜひとも親子で見に行ってほしい作品です。親が泣けます。
そんなポケモン映画の感想をば。
何度も書きますがネタバレ注意です。
まずは軽く登場人物の紹介から
【登場人物】
《サトシとピカチュウ》
ポケモンといえばこのコンビ!
今回のサトシは所謂『キミにきめたサトシ』ですね。なので今回の映画で3回目の登場。
主人公…なんだけどどちらかと言うとココとザルードがメインの作品なのでいつもより控えめ。
なんと自分の父親の話を切り出してくる場面がある。少なくともキミにきめたサトシには父親がいる模様。
ピカチュウも出番控えめだが終盤にラグビーアクションアイアンテールでメカを真っ二つにするシーンがカッコよかったです。なんなのあの尻尾。
《ココ》
今作の主人公。
最近テレビでよく見かける上白石萌音さんが声を担当。かわいい。
とある事件により生まれて間もない頃に両親から引き離されザルードに拾われ、育てられる。
ポケモンに育てられたので当たり前のようにポケモンと話せる。身体能力が抜群で森のポケモン達が大好き。
今作一番の被害者であり、一番成長した人物でもある。
自分は人間でもポケモンでもあること、自分は父ちゃんの子どもであること、という強い思いがとある奇跡を起こす
《父ちゃんザルード》
こいつも主人公。
父ちゃんは父ちゃんで葛藤や成長が見られるのである。
親もなくひとりぼっちだったココを自らの境遇に重ね、ココの本当の親を見つけるためザルードの群れを抜ける。当初は本当の親を見つけるため奮闘していたが結局見つからずそのまま自分が育てることに。
作中で親であることとは何かを悩み、どうしたらココを助けられるのかを決心するシーンが印象的。
選ばれしザルードだけが使えるジャングルヒールという技を使うことができる。ただし、ちっと疲れちまうらしい。回復技なのに。
おそらく、セレビィと関連していると思われる(後述)
《ロケット団》
ムサシ、コジロウ、ニャースでニャース。
こいつらはキミにきめた世界でもブレない。
忘れられがちだが一応エリートロケット団なのでハッキングなんて何のその。
映画恒例だが出番が少ない。今作はウッウに振り回されるかゼッド博士の部下としてスパイ活動してるかの活躍しかない。
ついでにゼッド博士にトドメを刺したのは実質こいつら。
《ゼッド博士》
ポケモン映画史上最悪のクズ。
よくポケモン映画にこんなの出せたなというくらい清々しいほどの悪役。
何が一番クズかってポケモン映画に出ておきながらポケモンを見下し、自らの正しさの証明のためならポケモンの命を奪うことすら躊躇わないことである。なんなんだこいつ…
紛うことなき悪役だけどむしろこいつにOK出した制作陣に拍手を送りたい。
詳細は後述。
《ザルード達》
ザルードは幻のポケモンではあるが群れで行動し森に暮らしている、とされている一風変わったポケモンだそうで。
縄張り意識が強く無断で立ち入った者には容赦しない攻撃的な性格。
群れには族長と呼ばれる老いたザルードやかつて父ちゃんザルードを信頼していたCV.津田健次郎のザルード等がいる。終始敵ポジなのかと思ったら終盤で大活躍してくれます
《ウッウ》
よく何かを飲み込もうとする。
ロケット団のカードキーを飲み込みゼッド博士の真実が明かされるのを引き伸ばしたポケモン。そんなつもりはないだろうけど。
エンディングの動きがクセになる。gifでくれ。
《フライゴン》
喧嘩っぱやいけどすごく強い
《テッカニン》
誰よりも早く飛べる
《モンメン》
一度くっついたら絶対離れない
最初の感想はこれ。
【親子とは?】
ザルードはポケモン、ココは人間。当然同じじゃない。
でも、サトシが言っていたようにふたりは「本当の親子に見える」のだ。
ザルードはザルードしか育てちゃいけないワケがない。人間がポケモンを育てるように、逆もありえる。決まった形は無い。
…という当たり前をスッと溶け込ませてくる構成。流石です。アニポケ無印のガルーラ回やエンテイの映画でも描かれたことだね。慣れたものである。
そう、親子に決まった形は無い。だからこそ迷うのが今作。
ココは最初こそ自分がザルードではなく人間だということに戸惑うが、父ちゃんザルードよりも先に自分の存在をある程度確立したように思えた。
その一方で自分が傷つき倒れる瞬間まで「自分は本当に父親なのか?どうしたら父親になれる?」と思考を巡らせて行動していたのが父ちゃんだ。倒れる間際に今まで自分がココにしてきたこと全てが親であることのそれだということに気づく…親子同士で親子であることを確かめあっているようでジンと来ました。
そして親である以上、子との別れは来る。最後のシーン、ザルードは旅立つココのためかつて街で見た花火を再現し仲間たちと共に盛大に見送った。
ここのシーン、父ちゃんは悲しむ素振りを見せてないんですね。父ちゃんザルードらしさと誇るべき子どもなため、というのがあって成り立つシーンですね。
【ココとジャングルヒール】
ココは間違いなく父ちゃんザルードの子ども。
ではココはポケモンなのか?それとも人間なのか?
答えはどちらでもある、ですね。
サトシを通じて人間の世界を知り、父ちゃんや森のポケモンを通じてポケモンの世界を知った。人間もポケモンも好き。だからそのふたつを繋ぐ架け橋になりたい。
これが最終的なココの夢となった。ココにしかできない役目なのだと。
終盤、父ちゃんザルードが傷つき倒れた際にココがジャングルヒールを使い、父ちゃんを助けた。
人間がポケモンの技を!?と族長ザルード達も驚いた様子だったが、父ちゃんザルードがジャングルヒールを使った時にココに「ジャングルから力を借りるんだ」という説明をしていた。
ジャングルの力、と言うと曖昧だけどこれが森とポケモン達と共に生きることが条件ならしっくりくる。
そもそも作中でのジャングルヒールは選ばれたザルードにしか使えず、父ちゃんザルードはそのうちの一体ということになる…そして群れの中でジャングルヒールを使えるザルードはいない模様。
森を蹂躙し小さなポケモンたちから木の実を奪う、力で森を支配したザルード達は共生なんて言葉に当てはまらないだろう。もしジャングルヒールを使える条件が森との共生ならそれはココの方が適性があったということだ。
父ちゃんザルードが使える理由の考察については後述。
つまりココは森と共生し自然に認められ、ジャングルヒールを使えたことで種族を超え、人でありポケモンであることを証明したのかな、と考えた。
それだと、個人的には納得かなーなんて。
【父ちゃんザルードとセレビィ】
では父ちゃんザルードは何者なのか?という疑問。
ザルードの群れに属していながらジャングルヒールが使える選ばれしザルード。
先述したジャングルヒールの条件を考えると、父ちゃんザルードはどうなの?って感じするけど森のポケモンに仲間たちに頭下げたり木の実を育てたりと、森との共生関係にはありそう。
それよりも気になるのがセレビィとの関係。
劇中での出演時間はわずか2分にも満たないというまさかの扱いを受けたセレビィ。数年来姿を見せていないが森が元通りになり最後にチラッと森を眺めるカットで登場。あんまりである。
ところがそんなセレビィ、父ちゃんザルードと少なからず関係があると思われる
まずはザルードのスカーフ。
元々はココの両親がいた研究ラボを訪れたザルードが見つけたもの。幼いココが気に入って離さなくなったので首にまくようになったようだ。
で、このスカーフ。よく見ると251という数字が書かれている。ナンバー251といえば、そう!セレビィじゃな!露骨な数字である
次にラストシーン、父ちゃんのスカーフが下がっている場面。
セレビィが描かれている。スカーフの柄の全容はこのシーンになるまで明らかにされないんだけども。
最後に族長の話に出てくるセレビィのタマゴ。
族長が言うにはセレビィが最後に森に姿を見せたのと入れ替わりに父ちゃんザルードが群れに入ったという。
そしてセレビィは森の奥に未来から持ってきたタマゴを置いていく…
つまり、父ちゃんザルードの正体は未来から来たザルードではないか…
という考察が多いらしい。
いやまァ確かにわからないでもないけど…もしそうならタマゴから成体のザルードが出てくることになるわけで。個人的にはうーんって感じかな?
【ゼッド博士】
クズ。
という一言に尽きる。
中盤くらいまでは物腰柔らかな研究熱心な人、という印象だが森へ着いたあたりから徐々に野心が見え始める
以下、作中のクズ活動一覧
・ココの素性を確認後に接近、探知機を取り付ける
・なぜか森を破壊しながら侵入
・大樹に巨大アンカーぶっぱ
・部下に森の破壊とザルードへの攻撃を止めるよう促されるも計画のための犠牲は厭わないと言い放つ
・サトシとココを捕獲
・進行を食い止めるザルードに容赦なく攻撃
・かつて癒しのエネルギーの研究中、ザルード達が癒しのエネルギーを守っていると知り計画を凍結すると決定した際、当時の研究責任者であるココの両親にポケモンごときのために癒しのエネルギーを諦めるのかと詰め寄る
・それでも研究を凍結された腹いせにココの両親を殺害し、無理やり研究を再開
・弱った父ちゃんザルードに「死に損ないがァ!!」と言い放ち攻撃を続行
・散々暴れ回ったマシンを壊されると即逃亡
悪役としては100点満点でさァ…
ただ、彼には彼なりの信念に基づいての行動なんだよね…癒しのエネルギーが必ず人類の役に立つことは明らかだし。
見終わった直後は「今年の悪役はマジのクズだな…」と思ったけど、それだけキャラが立ってたということでもある。いっそ清々しいくらいだ。
【アクション】
今作もアクションシーンが光ってました。
具体的にはワイヤーアクション。
ザルードもココもツタを使って森を高速で移動するので動くシーンはホントすごい迫力。
戦うシーンもスピード感はもちろん、ザルードの体躯から放たれるパワフルな体術もカッコよかった!配布ザルードの技を見るにアームハンマーらしいです
でもでも、個人的に一番の見せ場はゼッド博士のメカについてる制御装置を止めるべくピカチュウと森のポケモン達が連携してパスを繋いでいくシーン!
森のポケモン一匹一匹に表情があって次々とピカチュウを送り出していく姿は躍動感溢れるシーンだった!これは是非劇場で見ていただきたいですね
熱も冷めやらぬうちに書き綴った割にたくさん書いちゃいましたが、とにかく今年もポケモン映画は面白かったよということです。
コロナのこともあるし迷うよなーって人もぜひ見に行ってみてはいかがでしょう?