3月19日(火)


上を見上げると・・・・・なにやら立派な彫刻が! 入口は本屋さんには見えない。
神田アーカイブより引用
各新聞の書評が階段の壁に・・・・
『本の声を聴け』に触れてあったので、数ある書店の中で書店の老舗、東京堂書店に行ってみた。
店内のレイアウトがしっくり落ち着いているせいと、興味深い本が並んでいることもあって、時のたつのを忘れてしまう。内部は撮影できない。
階段には新聞の書評が掲載展示されているので、これだけでも記念に撮影した。
1階入り口すぐの左手壁に、「手仕事」というテーマで、「志村ふくみ」さんの最近の著書が数冊、他に染色家の著書などが見せてあり、背表紙だけで埋もれているのとは明らかに異なる本の姿があった。とても近い距離に本を感じることができる。こういう見せ方をされる本は幸せだ。
写真を撮らせてくださいとお願いすることが、しんどくなることがある。著作権問題に触れない様、少し距離を置けば本の名前もわからないからよさそうなものだが・・。
お店の秘密ということかもしれない。それとも著名人とか、ツテがあれば話は別かな。喉から手が出そうに欲しかった本があったが、高価だったので諦めた。いつか、図書館に入るのを待とう。その代わり、安い文庫と単行本を買った。
つげ義春『新版 貧困旅行記』 新潮文庫 平成7年4月1日初版
平成24年3月5日 第17刷 良く売れている本なのだ・・・・私は、この人の文章で書かれたものを読むのは初めてだ。昭和40年代の、鄙びた地方の温泉旅行記なのだが、ところどころにはさまれるその地方の写真がなんとも味わい深くてとり付かれた。息子に「おもしろいね」と言うと、「もうとっくに読んだけど地味なもの読んでるね」と言われてしまった。よく見ると、描写が細かいのは漫画家としての注意力なのかもしれない。道が、どう曲がりくねっていて、その時、まわりの景色がどう見えるのか、丁寧に描かれている。
「蒸発旅日記」の出だしから、目が離せない。
この人の漫画はいたって寡黙でそれがまた魅力なのだが、文章も飾り気なく、うまいなあと感心する。
自然体だからだろうか。
懐具合を気にして、1泊5~6千円の宿を探しながらの貧乏旅行でも、氏の不安や喜び、期待と満足、失望が旅を豊かなモノにしていると感じる。
やはり、絵を描いても書を書いても、漫画を描いても、一筋に打ち込むものを持つ人がつむぎだす言葉は光るのだろうか。
1階から3階までカフェ併設の老舗書店


上を見上げると・・・・・なにやら立派な彫刻が! 入口は本屋さんには見えない。
彫刻が街にやってきた14 「東京堂シンボル」
作者不詳神田アーカイブより引用
東京堂書店(地上六階、鉄筋コンクリート造)店舗の正面外壁中央に当社のシンボルマークがある。天地三・一メートル、左右四メートルの大きさで、左右一 対のみみずくが、中央の王冠と 一冊の書物を両側から守っているデザインで、下部周縁には《SINCE 1890 TOKYODO SHOTEN》の刻名がある。一八九〇年(明治二三年)は東京堂創業の年であり、二世紀にわたる東京堂の歴史を表している。誇大ギリシアでは、諸芸の女神アテネの持ちものとされてためフクロウは知恵の象徴となった。それゆえに知識の宝庫ともいうべき書物関係のデザインにはフクロウがよく使われた。ヨーロッパでは、一般にフクロウとミミズクは区別されていないといわれる。
東京堂書店が、ブックカバーのデザインにフクロウを採用したのは昭和四年一二月。
この年は、震災後の本格的木造店舗が完成した時で、当時の書店としては新しい試みのギャラリー開設をも記念してカバーデザインの一新をはかるとともに、以来同社のシンボルマークとなった。
今年で創業百周年を迎えた東京堂店。戦前、戦後の激動の時代を生き抜き、この神田神保町に確固たる地盤を築き上げてきた同店。そのポリシーを書き綴った書物を二羽のミミズクがしっかりと守っているかのようである。

『本の声を聴け』に触れてあったので、数ある書店の中で書店の老舗、東京堂書店に行ってみた。
店内のレイアウトがしっくり落ち着いているせいと、興味深い本が並んでいることもあって、時のたつのを忘れてしまう。内部は撮影できない。
階段には新聞の書評が掲載展示されているので、これだけでも記念に撮影した。
1階入り口すぐの左手壁に、「手仕事」というテーマで、「志村ふくみ」さんの最近の著書が数冊、他に染色家の著書などが見せてあり、背表紙だけで埋もれているのとは明らかに異なる本の姿があった。とても近い距離に本を感じることができる。こういう見せ方をされる本は幸せだ。
写真を撮らせてくださいとお願いすることが、しんどくなることがある。著作権問題に触れない様、少し距離を置けば本の名前もわからないからよさそうなものだが・・。
お店の秘密ということかもしれない。それとも著名人とか、ツテがあれば話は別かな。喉から手が出そうに欲しかった本があったが、高価だったので諦めた。いつか、図書館に入るのを待とう。その代わり、安い文庫と単行本を買った。
つげ義春『新版 貧困旅行記』 新潮文庫 平成7年4月1日初版
平成24年3月5日 第17刷 良く売れている本なのだ・・・・私は、この人の文章で書かれたものを読むのは初めてだ。昭和40年代の、鄙びた地方の温泉旅行記なのだが、ところどころにはさまれるその地方の写真がなんとも味わい深くてとり付かれた。息子に「おもしろいね」と言うと、「もうとっくに読んだけど地味なもの読んでるね」と言われてしまった。よく見ると、描写が細かいのは漫画家としての注意力なのかもしれない。道が、どう曲がりくねっていて、その時、まわりの景色がどう見えるのか、丁寧に描かれている。
「蒸発旅日記」の出だしから、目が離せない。この人の漫画はいたって寡黙でそれがまた魅力なのだが、文章も飾り気なく、うまいなあと感心する。
自然体だからだろうか。
懐具合を気にして、1泊5~6千円の宿を探しながらの貧乏旅行でも、氏の不安や喜び、期待と満足、失望が旅を豊かなモノにしていると感じる。
やはり、絵を描いても書を書いても、漫画を描いても、一筋に打ち込むものを持つ人がつむぎだす言葉は光るのだろうか。