図書館系雑誌をめぐって、悩むこと
先々週、某県立図書館に行った時のこと。
行った時には、必ず、「図書館系雑誌」コーナーに行き、どんな話題が取り上げられているか、目を通してくる。
ところが、いつもの棚に見当たらない。棚の位置が変わったのかと何回も雑誌コーナーを回るが見当たらない。
「おかしいなあ、どこに移動したんだろう」と捜し歩くがわからない。
そんな私の姿を見つけたスタッフの1人が「何か お探しです?」と聞いてくれたので説明したところ、すぐに別のスタッフに交代して、「何か お探しですか?」と対応。
一緒になって、棚を探してもらったが、わからなくて、別の人に代わった。
3人目の人に、「どんな雑誌の何号をお探しですか?」と聞かれたので、「以前、この付近にあった図書館関係の雑誌はどこですか」と、同じ事を答えた。
すると、「図書館系の雑誌は棚ではなくて、書庫にあるのでどういう雑誌の何号かわかれば持ってくる」と言う。つまり、雑誌コーナーから消えているわけで、今までの様にいつでも見ることができなくなり、スタッフに申し込まないと見る事が出来ないということだ。どうして? 他の雑誌は棚にあるのに、どうして「図書館系」だけが書庫に行ってしまったのだろう?
私は、自分でも予想しなかったショックを受けた。
「どうしてコーナーにないのですか?」
「その理由を聞いてきますから、お待ちください」という声を振り切って帰ってしまった。雑誌が消えた理由を3人のどのスタッフも聞いていなくて説明できないのだ。
雑誌注文が何らかの理由で中止になった場合は、それまであった棚に「中止」のお知らせが出ることがよくある。突然、これまでの場所から消えると、利用者には、雑誌が廃刊になったのか、経費節減により購読を中止したのか、置く場所を移動したのか、さっぱりわからない。
それで、遠くの知り合いの司書さんに電話で、どう理解したらいいのか、助言をもらった。勇気を持って聞いてみてはどうかと言われた。推測ではなく、相手方の考え方を知ってから判断すればいいのだからと。その時は、ショックで、そこを立ち去りたいだけだったので冷静に4人目のスタッフに対応できる余裕がなかった。
上京した際に、某図書館の「図書館系雑誌」コーナーを訪れて、事情を話して撮影の許可を得たのがこの写真。
左の棚の上段左端から
①現代の図書館・図書館雑誌 ②図書館界・図書館の雑誌・あうる
下の段左端から
①’病院図書館・みんなの図書館 ②’本の雑誌

8種類の図書館系(本系)の雑誌を置いている。
そこの司書が言うには、「図書館だからこそ、図書館を扱う雑誌は必要と考え、提供しています。皆さんにいつでも自由にみてもらえるように置いています」とのこと。
何種類置くかは、各図書館の事情もあるだろうから、構わないが、別の県立図書館でも調査したところ、数種類の図書館系雑誌が置かれていた。
利用者の立場で図書館の在り方を考え続けている私にとっては、久しぶりのショックで寝付けなかった。
やはり、利用者は軽んじられているのではないかと思いたくなくても、そのように気落ちする出来事であった。いずれ、尋ねてみるつもりである。
これからの存亡をかけて必死に努力している書店やブックカフェなどもある中で、税金で運営する公立の図書館が、利用者の便宜をどう考えているのか、よくわからないのは悲しいことだ。