11月11日(日)晴れ
名古屋の西さんから紹介された講演会に行ってきました。
先日の大垣市での広瀬さんの講演会にも、西さんが大勢の方に宣伝して下さり、名古屋方面からも参加して下さいいました。ありがとうございました。(携帯からの撮影が憚れたので写真はありません)

名古屋の西さんから紹介された講演会に行ってきました。
先日の大垣市での広瀬さんの講演会にも、西さんが大勢の方に宣伝して下さり、名古屋方面からも参加して下さいいました。ありがとうございました。(携帯からの撮影が憚れたので写真はありません)
38年間、原発を追い続け、作業員の現場を記録し続けた写真家・樋口健二氏の語り
みなさま 西英子です。- 東電福島第一原発で働いていた下請け労働者が「高い放射線の下
で、安全措置がおろそかな状態で働かされた」と労働基準監督署に
訴えました。11月1日の報道ステーションなどが大きく報道しました。
東電の作業グループは、高い放射線であることがわかったら現場から
撤収したにもかかわらず、末端の下請労働者は作業を続行させられて、
被曝したのです。
訴えた下請労働者は述べています。
『今年3月以降は会社から実質的に解雇された。原発の末端で働く
者は危険な状態で働いても訴える機会もなく、使い捨てられる』と。
福島原発の「収束作業」は、多くの下請労働者の「被曝」という命の
犠牲のもとに進められています。
私は、このことを みなさんと共に考えたくて、この講演会を企画し
ました。この機会にぜひご参加ください。
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テーマ 原発労働者の被曝問題
~原発問題の核心に迫る記録を38年撮り続ける写真家と、
今、福島の原発作業労働者を記録する若き写真家~
日 時 11月10日(土)
第1部 13時30分~16時20分
第2部 17時~19時
会場・参加費
第1部 名古屋市女性会館ホール(3階) 1000円
第2部 〃 大研修室(3階) 500円
【 第1部の内容 】
●樋口健二さんの講演 13時35分~15時35分
『原発は放射線渦まく中に底辺労働者を突っ込んで殺していく産業です。
原発下請労働者の被曝問題は、原発最大のアキレス腱です。
命をかけて無くしたいと思っています。40年前も現在も変わっていません』と
報道写真家・樋口さんは言います。
被曝労働者の真実の姿を写しながら、2時間お話されます。
●小原一真さんの報告 15時40分~16時20分
26才のフォトジャーナリスト
小原さんは福島第一原発事故後、下請労働者に紛れ込んで、はじめて
原発内に6時間入りました。そこで、高い放射線の場所で作業をする労
働者の実態を見ました。
【 第2部の内容 】
2部がはじまる前の16時30分から30分間は樋口さんへの質疑の時間。
① ドキュメンタリー上映 17時~18時
『ルポ 原発作業員~福島原発事故 2年目の夏~』
(ETV特集 NHK教育 8月19日放送)この番組の制作に小原さんが取材協力されました。
②上映後、小原一真さんの講演 18時~19時
小原さんは、作業員の人たちがどんな状況で働いているのか。
彼らはどんな考えで仕事をしているのかを語ります。
- <感想>
改めて樋口さんを再認識した。
講演会にきてもらった写真家・森住卓さんや広瀬隆さんもすごい人だが、この樋口さんもまた、原発の歴史の証人とも言うべき人ではなかろうか。
第一部で帰ったので、全部の報告はできませんが、樋口健二さんの話を直接 聞いてみたかった。広瀬隆さんとは親友の間柄、お二人とも70代、’70年代から原発に取組む人間は白い目で見られた時代にあって、圧力に屈せず、ジャーナリストとして真実を追い続けてきた人の1人だ。
樋口さんは、事実を追うだけなら新聞・テレビでもできるが、本当のジャーナリズムは、事実を追うだけではない。事実の背後から真実を探り当てるものだと述べらた。その信念のもと、若い写真家たちを育成中である。小原さんはサラリーマンを捨てて樋口さんに傾倒する愛弟子。
原発作業員の働き方をみると、彼らにどれだけ不幸を強いているか、原発の闇が見えてくると・・・・・下記の写真集は、今は亡き人たちも大勢登場されているが、まだ人々が原発の恐ろしさに気付く前、樋口さんは、彼等を全国に取材してその声を聞き届けてきた記録である。
若い息子の遺影を抱える両親、妻と5人の幼子を残して逝った父親、放射線被爆の診断を最後まで下されないまま裁判でも敗訴し続けて亡くなった人、それぞれが作業中の被曝が原因でこの世を去られた。
今も、こうしたジャーナリストを敬遠する人がいる。原発推進者たちはどうしても 隠したいことがあるから、事実を明かし、真実に迫ろうとする企画や人物を煙たがる。
でも、私は本当の事を知りたい。勇気あるジャーナリストの存在によって、隠されてきたことが明るみに出て、真実が見えてくる。樋口さんは日本でよりも海外で評価の高い人だった。
<樋口さんの代表的な著作>
『原発崩壊』 2011年8月15日発行(既に絶版となっているものもあるため福島の事故を入れての再発行)
大事故を機に古くて新しい原発下請労働者の放射線被曝問題が大きな社会問題化する事を心から願っている。
<過去の反原発運動の闘いを知る>
まだ原発問題が今ほど、社会的に関心が高くなかった頃、柏崎では原発誘致に伴う激しい反対運動があった。
これとて樋口さんのようなジャーナリストがいなければ、生々しい当時の記録も消されていったかもしれない。
新潟の11月の冬空の黒雲の下を反対派の住民たちが海岸線に沿ってデモを続ける写真、深夜まで続く学習会の写真など、当時の人々の原発に対する緊迫した様子を伝えている。
村の中でも、反対派が過半数でも集落は真っ二つに分裂。そこへ買収工作。
金の力で国策のもとに原発建設計画が進められた。
原発反対運動は「力」で潰されていった。
四国の伊方でも、福島でも、反対派住民の前には「力」が立ちはだかった。
日本の原発を建設段階から取材してきた樋口さんには、福島の事故は決して「想定外」ではなかった。
JOCの臨界事故、スりーマイル島の原発事故、チェルノブイリ事故など、危機管理の甘さから起きた事故の教訓を生かさなかった電力会社と国の怠慢によって、福島の事故は「人災」と断言。
精確な情報を隠蔽し、嘘で固めた発表を行って、人々を混乱させた。
国民は、原発は安全でCO2を出さないクリーンなエネルギーと洗脳されてきた。
50万人にも及ぶ被曝者を出してもまだ、原発を推進しようとすることがいいのか。
本当に電力会社や国は良心を持って考えて欲しい。
『原発崩壊』 2011年8月15日発行(既に絶版となっているものもあるため福島の事故を入れての再発行)
1970年から2009年までに原発に関った総労働者数は約200万人、その内の50万人近い下請け労働者の放射線被曝存在がある。死亡した労働者の数は約700人から1000人と見て良い(ただし国も連合も調査していないので正確な数とは言えないかもしれない)p87
38年間、原発下請け労働者の放射線被曝の実態に焦点を当て取材してきたが、この問題は原発の最大のアキレス腱だと受け止めている。しかし、原発が生み出す被曝労働者の存在は闇から闇へと葬られてきた。<中略><樋口さんの願い>
原発はスタートした時から差別構造の上に成り立ってきた。
20代、30代の青年たちの死は原発社会を暗く染めている。暗黒労働の世界では人権が完全に無視されていることを如実に示している。ピラミッド構造の、下請け多重構造の労働形態は石炭産業時代から引き継がれてきた。上から下への賃金ピンハネ。
社会的弱者を徹底的に使役し、搾取し、病気になればボロ雑巾のように捨ててきたのである。
原発の本質はここにある。
大事故を機に古くて新しい原発下請労働者の放射線被曝問題が大きな社会問題化する事を心から願っている。
<過去の反原発運動の闘いを知る>
まだ原発問題が今ほど、社会的に関心が高くなかった頃、柏崎では原発誘致に伴う激しい反対運動があった。
これとて樋口さんのようなジャーナリストがいなければ、生々しい当時の記録も消されていったかもしれない。
新潟の11月の冬空の黒雲の下を反対派の住民たちが海岸線に沿ってデモを続ける写真、深夜まで続く学習会の写真など、当時の人々の原発に対する緊迫した様子を伝えている。
村の中でも、反対派が過半数でも集落は真っ二つに分裂。そこへ買収工作。
金の力で国策のもとに原発建設計画が進められた。
原発反対運動は「力」で潰されていった。
四国の伊方でも、福島でも、反対派住民の前には「力」が立ちはだかった。
日本の原発を建設段階から取材してきた樋口さんには、福島の事故は決して「想定外」ではなかった。
JOCの臨界事故、スりーマイル島の原発事故、チェルノブイリ事故など、危機管理の甘さから起きた事故の教訓を生かさなかった電力会社と国の怠慢によって、福島の事故は「人災」と断言。
精確な情報を隠蔽し、嘘で固めた発表を行って、人々を混乱させた。
国民は、原発は安全でCO2を出さないクリーンなエネルギーと洗脳されてきた。
50万人にも及ぶ被曝者を出してもまだ、原発を推進しようとすることがいいのか。
本当に電力会社や国は良心を持って考えて欲しい。
