「BOLERO -最終章-」@よみうりホール、

7/25マチネに行ってきました。

 

去年の年末、

「赤と黒」を観に行ったときにいただいたチラシで

気になったこちらの演目、

東山義久さんと三浦宏規さんの共演ということで

興味を持ちました。

内容もよく分からないでチケットを買って(←)、

買ってから「あれ?最終章?」となりました。

前にもやっていらしたのですね。

そんな演目の、前楽公演です。

※ソワレが東京千秋楽でした

出演者

東山義久、三浦宏規、蘭乃はな

穴沢裕介、木村咲哉、鈴木凌平、高橋慈生、

田村允宏、長澤風海、中塚晧平、早川一矢、

MAOTO、望月凛、山﨑感音、山野光

(敬称略)

 

お席は後方シモテ寄り。

ダンスが中心とのことだったので

オペラグラスは持って行きませんでしたが、

持っていけば良かったです。

ダンサーさんの顔が分からない!

そもそもお初の方々が多いのですが。

※実は初めてじゃ無かった人が

何人かいたことは後述

穴沢さんは目鼻立ちがはっきりしているので

乱視の私でも判る。

中塚さんもかろうじて判る。

あれ?長澤さんどれだ?

身長で判断して消去していっても

なかなか判断が難しかったです。

本編中は目が忙しいので判明できずじまい。

ショー(?)、ボレロの曲に合わせて

いくつかのチームに分かれて踊るところで、

あ、この人かも、とあたりをつけることができました。

前もって皆の顔を覚えていけば良かったです。

本編とショーと言いましたが、

私の解釈違いかもしれません。

基本的に今作はストーリー性のあるダンス作品。

ダンスが中心どころか、

セリフが1つもなかったんですよ。

そのストーリーが多分一通り終わってから、

ボレロの曲に合わせたダンスパートが始まるので、

そこを私はショーと言っています。

合わせて90分1幕ものです。

 

本編のストーリーについて、

どこに書いてあったか忘れてしまったけど、

事前に読んだ何かには

少年(三浦さん)と少年の姉(蘭乃さん)が

青年(東山さん)を好きになって・・・、

そんなことが書いてありました。

やはりセリフがないので

「?」な展開もあるのですが、

最初三浦さんと東山さんが仲睦まじい関係、

そこに蘭乃さんが現れた瞬間、

東山さんと蘭乃さんが恋に落ちたのが

見て取れました。

蜜月がなぜ壊れてしまったのか。

東山さんが蘭乃さんに飽きてしまったのか?

三浦さんの元に戻って行きますが、

蘭乃さんは諦めきれず、最後は悲劇。

なんだけど暗転開けには

ちょっと違った印象を持ちました。

まぁ、東山さんがモテる、ということでしょうか←

 

三浦さんが一番ダンスの分量が多かった、

と感じました。

若いものに踊ってもらおう、と?

しなやかさと、後ろに足を上げたときの、

え、そこから足が見えるの?

っていう筋力に驚きました。

三浦さんと言えば、

初めて「陰陽師」で拝見したときも、

え、そこから足が上がるの?と

可動域の広さに驚いたものです。

東山さんは暴れているような激しいダンスでも

手足の位置が勢いではなくて、

意識的にそこにあるのが分かります。

あと肋骨からウエストの落差が激しいよね←

お2人とも本当に見応えのあるダンスでした。

蘭乃さんは今回15人中ただ1人の女性で、

やっぱり男性のダンスの中では

迫力に欠けるところはあるのだけれども、

優雅な動きだけではなく

コンテンポラリーな踊りも魅せてくれました。

あと、やはりリフトされたり

ブランコみたいに担がれて

放り投げられたりというハードな場面でも

安定感があって体幹鍛えてるな、と感じました。

「ドリアン・グレイ」ぶりに拝見しましたが、

ちょっと役どころが似ているかな、

と思いました。

 

光る小道具を使って踊るシーンでは

AUTRIBEのライブを思い出してしまいましたよ、

植木豪さん!(総合演出)

粉雪が舞い散るシーンは

ライティングも相まってとても素敵な画でしたが、

結構降っている時間が長く、

粉雪が積もっちゃって踊りにくいのでは?

と心配になりました。

次のシーンへの転換。

三浦さんが客席登場している間にとんぼ掛け(?)、

ステージ上では雪集めがされていました(*´艸`*)

本編ラストのシーンの画が

芸術的に素晴らしかったです。

三浦さんの高い跳躍、

蘭乃さんはリフトされて

さらに上段では東山さんもリフトされて

同時に高く舞い上がっているみたいな感じです。

正面からみたらさらに素晴らしかったでしょうね。

ちなみにショーのラストシーンの画も

ものすごく良かったです。

曲の終盤でみんなでお辞儀をした後、

蘭乃さんが後方にダッシュ!

「BOLERO」の最後の一節、チャララ~ラララン♪

の間に壇上のセンターで

ダンサーさんに囲まれないといけなくて。

忙しいですねw

でもその甲斐あって、

美しいシーンが出来上がりました。

 

ダンスだけで90分、

飽きないかな(←シツレイ)と思いましたが、

食い入るように見つめた90分でした。

 

知らなかったのですが(←)

今日はアフタートークがありました。

ダンサーのみなさん、

スキルがバカ高いんですけれども、

一際気になる人がいまして、

後で調べて分かるかなぁ、

と顔面認識野が弱い私には心配でしたが、

なんとATにご登壇。

調べる手間が省けましたグッド!

気になった方は高橋さんでした。

他、東山さん、田村さんがご登壇。

司会を鈴木さんが担当されました。

以下覚えているところだけメモ書き。

テンション高い鈴木さん。

東「なんでそんなに元気なの?

本番手ぇ抜いてた?」と言われました。

Q稽古場で印象に残ったことは?

髙橋さんはSHUNさんに言われた何かのことを

言っていたような・・・ごめん

東山さんは、M0(だったかな?)、

東山さんの立ち位置はセンターで前後することが多く、

まだ慣れていない稽古2日目のこと。

センターの前にいなければいけないのに

後ろに行こうとした東山さんに、

すぐ後ろにいた鈴木さんが

「前、前、前、前っ!」と強めに注意したのだそう。

鈴木さんとは今回はじめましての2日目なのに。

「え?」と思った東山さん。

同じシーンをもう一度やったときに、

今度はわざと間違えてみたら、

鈴木さん、すんっとしていたそうで、

振り付けのSHUNさんが

「そこは言わんのかいっ!」と。

鈴木さんが初めてもらったダメ出しでした。

鈴「一方的に義さんのことを見てて、

良く知ってる気になってました。

距離感間違えました」

田村さんはあるシーンを見て泣いてしまったこと。

蘭乃さんとバレエダンサー4人が踊っているシーンに

思わず涙がでました。

蘭乃さんの表情とダンサーの美しさに。

東「一番泣きそうにないのにな」

田村さんを見て思い出した話。

東山さんと三浦さん2人だけのシーンの振り付けで、

他の人は休みだったのですが、

田村さんはやって来ました。

自主練かな、偉いな、と思ったのですが、

ストレッチしながら2人の稽古の様子を見てるだけ。

休憩すると一緒に休憩しについてきて、

稽古終わると一緒に帰る←

何しに来たの?

田「家が狭いので音楽聴きながら練習しようと・・・」

してないよねww

Q他の人の第一印象は?

田村さん→東山さん

2人は「ミス・サイゴン」で共演。

田村さんはドラゴンダンサーをやっていましたが、

そのときはあまり話す機会がありませんでした。

この作品に入って東山さんに言われた言葉。

田「義さん、多分千秋楽に言うと思うんですけど」←

東「やりにくいなぁ〜」

でも言っちゃう田村さん。

田「『この作品が終わったら俺たちは他人だから』」

フキダシ-笑顔3フキダシ-笑顔3フキダシ-笑顔3

田「でも!でもがあるんです。

『公演中はお前らのこと150%愛するから』」

これは、公演後他人になるかどうかは

自分の頑張り次第だな、ということだと

勝手に解釈しているそうです。

東山さん→高橋さん

長澤さんがプロデュース(?)したバレエ作品で見て、

今作にお誘いしたとのこと。

東「色気があるなぁ、と。

僕、手が長いんですよ。

彼も長いんです、身体の割に。

アームスの使い方も上手いし、

それが色気に繋がっているのかな」←ニュアンス

高橋さん→鈴木さん

人との会話の経験値が高い、と言ってたかな?

その経験値が踊りにも出ている、みたいな。

東「あと、顔白いよな」

鈴「肌が白いんですよ」

身体が白いので顔もそれに合わせているそう。

上半身脱いで踊るので。

鈴「もっと焼きましょうね〜」

東「誰に言ってんの?」

鈴木さん→田村さん

自分が白いと言われたけれど、田村さんは地黒。

上半身裸で2人で踊るシーンがあるのですが、

「漢」って感じでカッコいいなぁ、

と思っています。

寡黙だし。

2人で踊るシーンで、

「タムくん、こんなのできる?

あんなのできる?」と聞くと

「できます」、「大丈夫です」とだけ

返ってくるようです。

で、その2人のシーンの最後に

2人が前方宙返りでステージから客席に飛び降ります。

「画角から突然消えたらかっこいいんじゃない?」

というリクエストがあり、

めちゃめちゃ怖そうなことなのに

田「大丈夫です」

いや、本当にびっくりしましたよ、あれは。

怖いと思いますよ。

田「お客さんの方がびっくりしますよね?」

と前列のお客さんを気にかけます。

そんなこんなで〆の挨拶。

・・・は、ほぼ覚えていなくてすみません。

東山さんは立ち上がって話します。

「本日はご観劇いたたき、

またアフタートークもご覧・・・ご出席・・・?」

gdgdしちゃうのが東山さんらしいですね。

鈴「お楽しみいただき!」

助け舟を出したつもりが

東「お楽しみ?」

その後のお話もやっぱり覚えていません←

東「本日は誠にありがとうございました」

他の3人も「ありがとうございました」と続きますが

着席したまま。

東「立たへんのかいっ!」

鈴「あ、この後gdgd・・・」

改めて全員起立して

「ありがとうございました」とお辞儀して終了。

鈴木さんって、面白い方なんですね。

もっとクール系かと勝手に思ってました。

 

髙橋さん、実は「キング・アーサー」にもご出演。

MAOTOさんも。

そのとき気づかなくてごめん。

 

「BOLERO -最終章-」は

残すところ大阪3公演です。

 

 

 

 

 

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