「CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ〜」
@シアタークリエ、4/24マチネに行ってきました。
シアタークリエ、すごい久し振りです。
え・・・まじ?
中に入ったのは約3年ぶりみたい。
そんなに!?
「CROSS ROAD」は初演も観たかったのですが、
このときは観たいものが目白押しで諦めました。
Wキャストはこちらの方々。
メインキャスト
中川晃教さん:アムドゥスキアス(音楽の悪魔)
相葉裕樹さん:ニコロ・パガニーニ
(W:木内健人さん)
加藤梨里香さん:アーシャ
(W:有沙瞳さん)
元榮菜摘さん:エリザ・ボナパルト
坂元健児さん:コスタ/エクトル・ベルリオーズ
畠中洋さん:アルマンド
(W:山寺宏一さん)
春野寿美礼さん:テレーザ
お席はシモテ通路脇だけれども
そこそこ前の方で、
オペラグラスはあまり使わずにすみました。
冒頭の雷の音にびっくりしていたら
直後にすぐ脇をアーシャが駆け抜けて
2度びっくりのスタートでした。
アムドゥスキアスは歌い方が自由自在。
撫でるような発声と、
それに合わせたような体の動きに
耳目が釘付けになります。
二コロはヴァイオリンを弾くときに踊るのですが、
なんかある種、
ラケット持って踊るアレみたいな(←実物は知らない)
若干気恥ずかしくなるような振付なんです。
弦を高く上げたり、
フェンシングのような動きをしたり、
背面で弾いてみたり。
でも相葉さんカッコいいじゃないですか←
段々癖になってくるんですよね。
そしてカッコよければカッコいいほどに、
古川雄大さんにやって欲しい、
と思ってしまって←←
悪魔に魅入られる芸術家、
絶対似合いますよね。
あと長ソファーに横たわる姿も
是非やっていただきたいです。
メインキャスト、皆良かったです。
坂元健児さんは2役で、
二コロの子供の頃の先生コスタと
才能はあるのに売れない作曲家ベルリオーズ。
人物としてはベルリオーズの方がいい役ですが
コスタの、テレーズと一緒に歌う
「才能♪才能♪」という歌好き。
サカケンさんらしいです。
アルマンドには最後ちょっと泣かされました。
畠中さんはちょっと意地悪な役で見ることが多くて
こんなに愛情深い畠中さんは初めてです。
ジプシーの少女アーシャ役の加藤さん、
舞台ではお初です。
「怪人と探偵」に出ていたみたいですが、
観に行けてなくて放送で見ただけ。
当時は役名付きではなかったのかな?
歌上手だし、声も聴き取りやすいし、動けるし、
いい女優さんですね!
それからエリザ役の元榮さんも
雰囲気がすごく良いです。
歌もうまい、と思ったのだけれど、
恐ろしく高音で歌わされているので、
喉を潰さないかどうか心配です。
あんまり無理させないであげて欲しいです。
公演はまだ始まったばかりなので。
エリザというこの役が結構好みだったりします。
テレーザは二コロの母で、
二コロに「僕のこと誇りに思う?」と聞かれて
「いつもよ」と返すお母さん。
本当に息子が大事で大好きで
いい親子関係だったなぁ。
「あの子は負けません」(←曖昧)と
テレーザに言われたときの
アムドゥスキアスの表情、必見です。
カテコの登場は
セットの上に中川さんと相葉さん。
中川さんが先に出てきてお辞儀をして
次に相葉さん。
で、あー、やっぱりタイトルロールが最後なのか、
と思いきや、
最後にもう1回中川さんがお辞儀したよね???
下に降りてきてみんなと並んでお辞儀。
マイクオフで声を出しているのかもしれないけれど
中川さんの声、聞こえないし、
なんだかいつまでも締まらないお辞儀←
サカケンさんが両手を上げて客席に振って
強制終了しましたw
原作・脚本が藤沢文翁さんなので
ストーリー的にはまとまっていて
キャラクターがそれぞれ生きていて
面白かったです。
が、アムドゥスキアスの紹介が
ソロモン72柱の魔神にして29の軍団が長・・・、
という感じでして、
そこだけは厨二病か?と思いました。
あと気になったのは
アムドゥスキアスとニコロの契約。
100万曲、皆を魅了する演奏ができる契約って
十分すぎる数じゃないかい?
100万曲を毎日50曲弾いても54年かかる計算ですが
ニコロが亡くなったのは58歳だし、
1日どれだけ弾いてたんだって話ですね。
まぁでも10万曲じゃ少ないし、
50万曲とか刻むのもなんだし、
100万曲でしょうがないか。
キーになる曲
さて、ここから1か月以上観劇がありません。
「この世界の片隅に」を昆夏美さんで観る気もあったけれど、
やっぱり作品的に前のめりになれないです。
あー・・・、何か面白いものないですかね?
「M!」のチケ代ためるために
大人しくしている方がいいですかね。