先日WOWOWで放送された

「レイディマクベス」を見ました。

天海祐希さんのマクベス夫人、良さそう~。

昨秋上演、観たかったのですが

チケット争奪戦に後れを取りました。

譲渡も少なくて断念したので、

WOWOWで放送してくれてラッキーでした。

他のキャストは

マクベス:アダム・クーパー

マクダフ:鈴木保奈美

バンコー:要潤

レノックス:宮下今日子

マクベス夫妻の娘:吉川愛

ダンカン:栗原英雄

(敬称略)

 

場面転換があまりない

会話劇、といってもいいものでした。

で、

私の知ってる「マクベス」とは違うなぁ・・・。

といっても原作は読んでいなくて

「NINAGAWAマクベス」と

「メタルマクベス」しか知らないですが。

途中で死ぬのはレイディの方じゃなかったっけ?

夫妻に娘なんていたっけ?

たしかに「女信長」とか、

男女逆転とかよくあることなので

そういうものだと思えばいいのかしら。

けどレイディもやっぱり途中で

死んだって言わなかったっけ?

レノックスは何度も死んで生き返るし、

これは精神世界なのかな?

正直ちょっと良く分からなかったです。

 

ですが、天海祐希さんの演技は魅せられました。

ダンカン国王に「最強」と言わしめた軍人で

夫と共に国王の後継者に指名されると噂される、

堂々とした女性。

そのかっこよさだけではなくて、

出自に苦しんだり、

国王の翻意に怒りを募らせたり、

いつでも殺せる、その気になれば、

そんな言葉を繰り返しながらも

国王に手をかけられない葛藤とか、

そんな表現が素晴らしかったです。

作品は理解できなかったかもしれないけれども

現場で、その空気感を味わいたかったな、

とも思いました。

栗原さんも観たかったし。

 

アダム・クーパーさん、

お名前しか知らなくて

日本語できるの?と思ったのですが、

マクベスの台詞はほとんどなかったです。

たくさん喋るところは1か所(だったかな?)集中。

半分以上英語。

娘が父の言葉を繰り返す形で訳します←

でも途中訳してくれないところもありましたよね?

字幕欲しかったです。

 

吉川さん、1幕ではすごく声が良くて、

別人のようでした。

進むにつれ、

テレビで良く聞いている発声になりましたが、

あんな舞台で通る声出せるんですね。

 

レイディは、夫を国王にしたくて画策した毒婦、

という印象を持っていましたが、

この作品では自分も王になりたかったのですね。

夫が王になって、妻が操ればいいじゃないか、

とも思うのだけれども、

夫婦で王になることにこだわっていました。

闘い続けることでおかしくなったのか、

「王に!」というレイディのプレッシャーのせいか、

マクベスは精神を病んで行きます。

夫婦は深く愛し合っていて

娘が生まれたけれども、

その出産によってレイディの体にダメージが残ります。

「最強」ではなくなってしまったレイディへの

国王の評価は下がってしまいます。

女であっても「最強」ならば認めてくれたのに、

強さだけなのか?国王の器を計る物差しは。

 

まぁそんな感じでした←突然

何度か見ればどういう世界観なのか分かるかなぁ。

WOWOWご契約の方は

オンデマンドで4/5までご覧になれますよ。

 

https://tspnet.co.jp/whats-ons/ladym/

 

 

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「カムフロムアウェイ」で大阪入りしているK.K氏、

ラジオとかテレビとか、収録していたようです。

 

 

 

 

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