「中村仲蔵 -歌舞伎王国 下剋上異聞-」@Brillia HALL、

2/11マチネに行ってきました。

私的初日でございます。

 

Brilliaの外のモニター、

今まであまり意識してなかったかもしれませんが

「中村仲蔵」の宣伝がバンバン流れていました。

 

 

お友達と別日平日に行くつもりでFCで申し込んだら

まさかの落選!

え、平日なのに!?!?

ショックで慌ててホリプロ先着先行で取りました。

アフタートークがある日なのにいい席あるじゃん!

と飛びついたら2階でした泣く

だよね。

ということで、安定の2階の住人でした。

ちなみにただアフトクがあるだけでなく、

ホリプロと藤原竜也FCの合同貸切公演でした。

FCでは申し込みしていなかったので

忘れていました←

 

 

 

 

 

 

開演15分前、

藤原竜也さんの声でアナウンスが入りました。

これは貸切公演だからでしょうか?

「 中村勘九郎ではなく

中村仲蔵役の藤原竜也です」

とか

「今日は終演後にアフタートークがあります。

すぐに帰らずにお席でお待ちください。

もしかしたら藤原竜也は

疲れてすぐに帰ってしまうかもしれませんが、

最後までお楽しみください」

みたいな感じでした。

 

プロデューサーのポスト(X)を信じて

予備知識無しで行きました。

どのみち付け焼刃では足りるわけもなく。

登場人物の人間関係くらいは

頭に入れて行った方が良かったかな。

でもすごく引き込まれました。

笑いも多くて楽しかったけれども

辛くて涙しそうなところも結構ありましたよ。

「俺は頭がおかしいのかなぁ」というセリフの

言い方、声に胸が苦しくなりました。

その後も色々切ないシーンがありました。

1幕ラスト、ものすごく良い!

それから終わり方も良い。

仲蔵の表情が素晴らしいです。

ここまで這い上がるまで泥まみれになり、

地獄の苦しみが幾度となくあったにもかかわらず、

舞台の前ではなんでもない、

と言わんばかりのあの表情。

そういうキメ顔をする演目が

本当にあるのかもしれないけど、

私は知らないので、

仲蔵の心の表現なのかな、と思いました。

中村仲蔵はもっと尊大で異端児なのかな、と

勝手に思っていましたが、

演じることが楽しくてしょうがない、

無垢な人だな、と思いました。

「仮名手本忠臣蔵」では着替えに時間がかかるので(←)

繋ぎにコン太夫(池田成志さん)が

「仮名手本忠臣蔵」とは、という説明をしてくれました。

詳しくはパンフレットを買ってね、というオチでしたが。

仲蔵の「外郎売」、素晴らしかったです。

よくもまぁ、つらつらと。

多分途中で間違えたりもしてると思いますが、

私だったら間違ったらパニクっちゃう!

 

アフトクは20分強ありました。

演劇ライターの女性がMCで、

藤原さんと蓬莱竜太さんが登壇。

藤原さんは浴衣で登場です。

顔、とくに目をずっと擦っていたので、

急いでクレンジングして

出てくれたんだな、と思いました。

「もうちょっと僕の出番が少なくても

良かったんじゃないかな」なんて藤原節。

着替えが多い舞台ですが、

四代目市川團十郎役の高嶋政広さんは

13回着替えているそう。

客席から「え?」という声が聞こえたらしく、

蓬「13回着替えているように見えない、

分かってもらえない可哀想な感じなんですけど」

確かに。

藤「お兄ちゃん、

楽屋でしゃべってくれないですもん。

着替え、いやだいやだって」

藤原さんは初めましての共演者が多いけれども、

皆藤原さんが稽古していると

固唾を飲んで見ている感じ(蓬莱さん談)。

酒井新左エ門役(他)の市原さんは

三味線に並々ならぬ努力をされました。

製作発表のときの公約通り、

肌見せシーン(市川八百蔵役)あり。

MCの方が「サービス」とおっしゃいましたww

MC「コン太夫とのシーンはフリーですか?」

藤「いや、台本通りですよ。

フリーなところなんてないです」

蓬「台本通りじゃないですよ!」

コン太夫がお酒(の体)を噴き出したときの

あの沈黙はアクシデントですよねww

MC「セリフを忘れた時の対処法は?」

藤「・・・なんとかうまくのりこえますよ」

蓬「でも(藤原さん)忘れたとこ見たことないね。

稽古も含め」

藤「そのための稽古ですよ。

覚え込むまで繰り返します」

MC「(仲蔵の台詞)『(芝居をやり切って)死んでも良い』

と思ったことはありますか?」

藤「ないですね。

今日やりきった、いい芝居した、

おいしいもの食べよう、と思います」

歌舞伎の話なので歌舞伎に寄せるべきかどうか、

お2人にも悩みがあったそうですが、

中村勘九郎さんが、

この時代の歌舞伎を誰も観たことがないんだから

楽しく好きなようにやったらいい、

と言ってくれて、吹っ切れて、

自分たちらしいものを作ることができたそう。

原作は蓬莱さんではなく源孝志さん。

仲蔵を主人公にしたドラマ「忠臣蔵狂詩曲」を書かれて、

舞台作品の脚本はあまりなさっていないそうです。

最初はシーンが変わるごとに「暗転」と書かれていて、

蓬莱さんはいかにして暗転を減らすか考えて

演出をされました。

花道がありますが、

「お客さん、見えるのかな?」と気になっている藤原さん。

えぇ、2階の住人、途中から見えなかったですね。

花道を映すモニターがありますが、

遠すぎてよく見えません。

花道は地方によってはないところもあるかも。

このアフトクの後に話し合いが持たれるそうです。

MC「マニアックな見どころはありますか?」

蓬「マニアックな見どころ・・・。

あ!1箇所だけ浅香航大くんがセットを動かしてます。

どうしても人が足りなくて、

『航大くんお願いできる?』って言ったら

快く引き受けてくれました」

藤「航大を探せ、ですね」

蓬「でも見えちゃダメだから」

藤「ww」

他にも色々、想いを語っていらっしゃいましたが、

なかなか言葉にするのは難しそうで、

私も文字にするのが難しいのでこの辺で。

 

(追記)

MC「ズダボロになるほど(藤原)ファンが喜ぶ」って!

そうですけど、言い方!ww

 

舞台本編、

ステージのカミテに和太鼓ドラムセットがあり、

力強く演奏されています。

いい感じに空気が締まります。

 

 

てんびん座おとめ座