「トッツィー」@日生劇場、

1/22マチネに行ってきました。

劇場ロビーではドロシー(山崎育三郎さん)がお出迎え。

サインが2つ入っていますよ。

 

 

今日のお席は2階カミテの端のほうでした。

日生劇場はグランドサークル席があるから

実質3階なんですよね。

「ラグタイム」のとき、

ちょうど逆サイドの同じようなところで

大変見づらかったのを覚えていたので

いやだなぁ、と思ったのですが、

見づらくなかったです。

遠いのは仕方ないけど見切れもなかったかも。

何故だろう。

 

開演直前ドロシーの声でアナウンスがあり、

それまでうるさかった客席がシーン!

間もなくオケの指揮者が立ち上がってお辞儀すると、

客席に手拍子を求め、そのままスタート、

というスタイルでした。

最近の指揮者は色々やりますね。

 

「トッツィー」って有名な映画の舞台化ですが、

映画は観たことがありません。

売れない俳優マイケル・ドーシー(山崎さん)が

いやいや女装させられているのかと思っていましたが、

自らドロシー・マイケルズとして賭けに出たのですね。

度々キーワードになっていますが、

山崎さん、本当にデコルテがキレイで羨ましいです。

高いヒールを履いてワンピースを着て

闊歩するおみ足はきれいだし、姿勢もきれいだし、

見習わなくては、と思うくらいですが、

突然男になる瞬間が面白いです、ベタだけど。

早着替えもタダでさえびっくりだけれども、

マニキュアのオンオフはどうやっているんだろう。

メイクさん何人か張り付いて

ネイルシール貼ってるんでしょうか。

補正下着姿もありますw

お声の方は優しい響きにしているけれども

普段とそんなに変わりなく、

無理して出している感じはないかな。

ところどころでハイトーンはありますが。

しかし、歌うまいなぁ。

劇中劇の「ジュリエットの呪い」(←)で

ジュリエットの乳母の役を勝ち取ったドロシー。

ジュリエット役のジュリー(愛希れいかさん)と

意気投合します。

ジュリーの笑顔が愛らしいです。

赤いオフショルダーの花柄ドレスが

ものすごく似合っていてお美しかったです。

ちなみに女性アンサンブルの揃いの

ピンクっぽい色のドレスも形が大好きです。

衣装さんグッジョブ。

 

私は昆夏美さん目当てで観劇だったのですが、

観る前に、出幅が少ない、とTLで知りがっかり。

でも一番面白い、というご意見もあり、

期待が膨らみました。

マイケルの元カノで売れない女優のサンディ。

自己肯定感が低くて、情緒不安定キャラです。

大声で発声練習した後に

え?何言ってる?くらいのちっちゃい声で

ブツブツ早口。

暴れまくった挙げ句に

「つーかーれーたーーー!」。

無駄なあがきが可愛いです。

オーディションのときの衣装がとてもお似合い。

確かに出幅は少なかったけれども

マックス(岡田亮輔さん)と双璧を成す

愛すべきコマッタちゃんでした。

「この世界の片隅に」とのギャップよ・・・。

マックスは相当おバカさん、

真顔の岡田さんがおかしい(*´艸`*)

もしかしたら一番の

ドロシーの被害者かもしれないww

コケにされるプロデューサーのロン、

エハラマサヒロさん、ここでもロン←

彼も笑いを生むキャラでした。

 

終わり方がミュージカルっぽくない、というか

正に映画のようですね。

 

2階席からの景色。

アンサンブルの皆さん、

特に男性陣の動きがとても安定していました。

お部屋のセットが直方体に畳まれて出てきて

その場で巻物のように広げます。

出し入れ扱いやすそうです。

 

カテコのダンス、

振付講座の動画がありましたが、

とてもじゃないけど踊れないよーーー!

でも特に強要されることもなく、

演者さんが踊っているのを楽しく手拍子しながら

見ているだけで良かったです。

「ドロシー ドロシー」のところで

びっくりな演出がww

 

何度も声を出して笑える楽しい作品でした。

山崎さんの完成度と安定感はすごいね!

 

 

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