6/26放送、「あさイチ プレミアムトーク」。
朝ドラに続く番組に古川雄大さん、
ゲストとして呼んでいただきました。
ドラマ終了と同時に
画面に映し出された古川さん。
「エール」のテーマソングが流れるまで
かなり緊張してた感じでしたね。
階段を3段ほど降ります。
「おはようございます、古川雄大です」
博多大吉さん「今日の『あさイチ』には
スター御手洗がやって来てくれました。
ちょっとね、役柄とはまったく違う素顔をお持ち、ということで
改めまして今日もよろしくお願いします」
古「よろしくお願いします」
プリンス久志(山崎育三郎さん)と
スター御手洗の出会いの振り返り映像に続いて
山崎さんからコメント動画。
山「雄大、おはよう」
山「佐藤久志役の山崎育三郎です。
2人のバチバチ感というのを、
しかも、2人のキャラクターが生かせる形での
出会いっていうのを表現したいな、と思って。
後半はほぼ2人のアドリブです、はい。
その瞬間生まれたものです、はい」
再び振り返り映像、
「おーー」と「babababa」のシーンです。
山「まさかただ発声するだけで
あれだけ尺を使うとは、っていうシーンが
ものすごく印象的です」
オーディション本番の振り返り映像。
落選後の2人の友情の振り返り映像。
大「改めまして今日のゲストは
スター御手洗役の古川雄大さんです。
おはようございます」
古「おはようございます。
よろしくお願いします」
近江友里恵アナ「スターとプリンスの戦いでしたけれども」
大「今週はね。
まぁまぁどっちが勝ってどっちが負けてもねぇ、
と思ってましたけれども」
近「あの、ミュージカルの世界では共演すること多かった・・・」
大「育三郎さんと」
古「そうですね、
あの、よくご一緒させていただいてるんですけれども
まぁ今回映像の現場でも一緒ということで
とても心強かったです」
近「あ、心強かった」
古「心強かったです。
あとやっぱりその、
見ていただいたら分かると思うんですけれども
アドリブのシーンだったりとか
任されるところがあったので
そういった部分はやっぱ
今までの関係性があるので
話しやすかったりしましたし」
大「いや、多分アドリブなのかな、と見てましたけど
やっぱああやって2人でね、こう
発声やり合うあたりとかもあれは完全アドリブで」
古「そうですね。
アドリブですね。
あと、その、ま、出会ったシーンの後半、
あの、自己紹介したあたりから、
こっから(映像を見てる)もうアドリブです」
華丸さん「だからもう1個使ったポーズは
むこうは使えないでしょ?
そうなりますよね」
古「wwwそうですね」
大「むこうは帽子持ってるから有利ですよね」
古「そうなんですよ。
僕は何もなかったので」
近「お二人がどんな感じで現場に臨んでいたのか、
ちょっと映像あります」
「お~おおお」と「bababa」のバトルのところ。
華「息が長く続いた方が勝ち?」
古「そうですね、そのバトルですね」
リハシーン、歌の先生に
古「(山崎さんは)自由自在にハモれます」
山「ハモるとしたら雄大が」
古「いや、俺!?」
結果山崎さんがハモってくださいました。
近「古川さん、先輩とのハモりは
緊張したんですか?」
古「そうですね、緊張もしたんですけど
育三郎さんが本当に気持ちよくハモってくださるので
楽しませていただきました、このシーン。
結構ミュージカルとかではハモったりするシーンが
結構あるので
なんかちょっと舞台をやってるような感覚にもなりましたし」
大「ドラマだけどもちょっと舞台感覚で」
古「はい」
近「私たちも今週楽しませていただきましたね、
歌声を」
大「当たり前のことだけど、みんな歌がうますぎるから」
華「うまいのよ」
古「ありがとうございます」
華「コロンブスのオーディションには落ちたけど、
あさヤンだったらケミストリー決定だよ」←
大「あの2人でね」
華「いいですよね、歌うまくてね。
あのリハーサルで、どっちでもハモれますよ、みたいな」
古「僕はちょっとその、自由自在にはハモれなくて
ちょっと練習する期間がないとできないんですけど
育三郎さんとかまぁ、瞬時にきっと
何パターンもハモれる方なので」
大「育三郎さんはちょっと先輩にあたるんですか?」
古「先輩ですね。
ま、ミュージカル界でも先輩ですし
ま、事務所の先輩でもありますし、
年齢も1つ上ですね」
大「ドラマの、スター御手洗、
ちょっと癖のある役じゃないですか」
古「そうですね」
大「で、普段がまったく違うというか、
寡黙な方だと思うんですけど」
古「あの、比較的暗めな人間です」
大「あれ?と思って」
華「ちょっとオネエ感というかね」
近「静かーな感じで、
あ、ちょっと意外、と思いました」
大「最初のそのお話が来たときは」
古「最初その台本読んだときは
正直びっくりしました。
やっぱ個性的な役だったので
驚きはあったんですけど
あの、背景をしっかり描いてくださっていたので
そういう部分をしっかり表現して
愛されるキャラクターになったらいいな、という思いで
はい、臨みました」
大「こうやってね、どうやってこの御手洗役に臨んだか、
実は今回マネージャーさんにお話を伺っておりまして
いくつか証言をいただきましたので
こちらを使ってご紹介をしたいと思います。
曲調が変わります←
大「まずは新宿のバーで質問攻めを」
古「そうですね、あのーーー、新宿のバーに、
マネージャーさん3人と僕、計4人で行かせていただいて
質問攻めにさせていただきました。
ま、その、何を聞いたかというとその、
日常的なところから、
ちょっと踏み入ったところまで
聞かせていただいたんですけど
気づいたらカラオケをして終わってましたね」
大「カラオケを歌ってましたか」
古「歌ってましたね。
なんかとても面白い方なので
すごく乗せられたというか
ま、普段カラオケとかあんまり歌わないんですけど
気持ちよく歌ってしまいました。
ま、でもその中でもまぁ色んなお話を聞けましたし
あとはその、垣間見える仕草だったり、エレガントさ、
あとお酒を注ぐときのしなやかさとか
そういった部分は参考にさせていただきました」
大「そういうときはカラオケで何を歌われるんですか?」
古「あの、ミュージカルの歌を」←聴きたい!
古「歌ってました。
で、まぁその方もとても歌が上手な方で
なんかその歌を聞き入ったりしてましたね」
華「なんかそこで得たフレーズとか、
なんかそれをそのままドラマで使ったとかっていうことは
ないんですか?」
古「フレーズ、というよりはまぁ、さっき言った
動きの部分ですかね。
あのー、ま、お酒を注ぐときの仕草が
もうとてもきれいだったんですよ。
ただその、敢えてやってるきれいさではなくて、
とても自然に出るきれいさ、というか。
だから僕もその、紅茶を注ぐシーンとかあったりしたので
そういう部分でちょっと
参考にさせていただいたところはありました」
その仕草を再チェック。
音との初日のシーンでした。
古「紅茶を注ぐシーン、無かったんですけど、
あの、まぁしゃべってるときの仕草とかも
やっぱり美しいものがあったので、
そこは参考にさせていただきましたね」
華「なんならちょっと今も残ってますよね、
少しティーチャー」
古「あ・・・本当ですかw」
大「ティーチャーの話題をすると
ちょっとティーチャーが顔を出すというか」
古「あ、やっぱりまだちょっと
残ってるかもしれないですね」
近「佇まいとかね」
古「でも確かにちょっとV見てて
ちょっと顔がMTになってたところが
もしかしたらあるかもしれないですね」
大「どれだけこの役にのめり込んでいたかというので
もう1つマネージャーさんからの証言があって」
大「『エール』の初めての収録のときに
この事件が起こったそうです」
古「へへっww」
大「マネージャーさんに向かって
古川さんが放った一言がこちら、
『今何時かしら?』。
だからもう、本番前なんですよね?」
古「本番前なんですけれども、
完全に無意識な状態でいて、
もうこれを聞いて
少し恥ずかしくなったぐらいなんですけど、
完全に覚えてないですね。
ただその、初日に、
演奏会で大号泣するシーンだったんですよ。
初めての撮影が、
その大号泣するという場面だったので
もしかしたらいつもより早く
スイッチが入っていたのかもしれないです」
大「収録に向かうね、道中で普通に時間を聞くときに
ティーチャーが顔を出すということで
こんなに役に入り込んでいる古川さんを見たのは
マネージャーさん、初めてだという」
古「wwそうですね、あんまりその、
役を引きずったりとかそういうことは
あまり経験がなかったので
まぁ、今回が初めてかもしれないです」
大「でもこの朝ドラで、
これだけ個性的な役を任されるというか、
オンエアされると
周りの反響も違うんじゃないですか?」
古「そうですね。
たくさんの方に連絡をいただきました。
ま、お世話になった方から、まぁその、
ピアノの先生だったりとか
様々な方からいただいたんですけれども
放送される前に、この『エール』の出演が決まって
その実家に帰っていたタイミングで
その温泉行ったときに、
おばあちゃん4人ぐらいに
『見るよ、頑張ってね』っていう風に言われたので
そこで驚きましたね。
やっぱ朝ドラの反響ってもう・・・」
大「出る前から?」
古「出る前からこんなにあるんだ、と。
で、僕の友達で、
毎回僕のドラマだったりその演技を見て
辛口コメントしてくる人がいるんですけど
ま、一般の方なんですけど、
演技の勉強とかしてないんですけど、
ま、今回、この『エール』で初めて褒めてくれましたね。
『頑張ったな、お前』みたいな。
普通一般の方ですけど」
大「お友達ですけど」
古「別に演技の勉強してるわけでもないですし」
大「でも嬉しいですよね」
古「嬉しかったですね、はい」
近「あの、お母様からも今回コメントをいただいてまして、
『MTにはびっくりしましたが
憎めないキャラで
うわぁ、いい、って思いました。
毎日泣いたり笑ったりして楽しんでいる"エール"に
雄大が出ることができて良かった、という気持ちです』
とお母様もおっしゃってました」
それを聞いている顔。
近「ご家族も喜んでいらっしゃいました?」
古「そうですね、母親も知人から連絡いただいたみたいです」
古「高校の同級生2人から連絡が来た、と言ってました。
ただ、そんなに仲良くなかったと言ってましたね」←それ言っちゃ
古「それだけ反響がある、ということですね」
大「あるある。
お母さんもね、よく分からない番号から
いっぱいかかってきてると思いますよ、今ね」
古「へへへっ、そうですね」
華「ひょっとしたら今、ハナコの岡部の電話が
鳴りっぱなしかもしれない」
大「そうですね。
いよいよ弟子入り志願で」
なんの話?と思ったけどあの人ですね。
裕一(窪田正孝さん)に弟子入りに来た人!
大「親孝行やなぁ」
華「親孝行!」
近「そんな古川さんが御手洗を演じる中で
特に印象に残っているシーンがこちらだそうです」
裕一に「先生」と呼ばれるのが嫌な理由を
説明するシーンでした。
V明け。
大「このシーンが印象深い」
古「そうですね、あのー、
御手洗の過去を裕一さんに吐露するシーンなんですけど
ま、このシーンがあることによって
より御手洗の人物像というものも深くなりましたし、
まぁ、うーん・・・、
このシーンがあるからこそ
何か見ている方にエールを与えられるんじゃないかっていう。
ま、御手洗がその辛い過去を話すことによって
そして音楽によって乗り越えたっていうのもあって
それをまぁ、裕一さんに言うことによって
んー、私たちみたいな人を救って欲しいという願いと
あなたには才能があるんだよっていうエールを送る
すごく温かいシーンだと思うので
とても印象に残ってます、はい」
近「新宿でお話を色々聞かれたってことも参考にしながら
このシーン作り上げていかれたんですか?」
古「そうですね、あの、まぁさっき言った」
↑めっちゃ可愛い
古「紅茶を注ぐシーンとか、
その仕草の部分だったりとか
やっぱり、まぁ、うーん、なかなか言いづらいこと。
多分普段御手洗なら言わないと思うんですけど、
その、生徒には。
ただ裕一さんだから言うっていう。
なんていうんですかね。
ま、ちょっといつもオーバーアクションではあるんですけど
ここはなるべくナチュラルに、というか
自然に受け入れてもらえるように、というか」
近「では、MTを演じていた古川さん、
素顔はどんな方なのか、というのを
山崎育三郎さんに伺っています」
山「普段は、基本オフですね」←また
山「オフ、もうずっと。
あの、僕いつもオンと彼に言われるんですけれども
僕からすると彼はオフなんですよ。
おとなしいですし、えー、
『今日元気?大丈夫?
朝ご飯食べた?』っていう感じです。
基本的に、雄大っていうのは。
つい先日もですね、その、実は電話をしまして、
で、話した時も、あまりにも声が暗かったので、
『え?体調悪いの?』って聞きました。
『いや、悪くないです、悪くないです、
別に悪くないです・・・』っていう
『悪くないです』って言ってる声も悪そうでしたし
その後もずっとローテンション。
なので、『わー!』とか『わぁ』とかっていう彼は
ほとんど見ないですね」
山「それで御手洗先生なので、
そのギャップがものすごく面白いんですですよね。
ただ御手洗先生で雄大を初めて知った方は
普段の雄大、びっくりするんじゃないかな、と思いますね」
大「いや本当、育三郎さんのおっしゃる通りで
我々はびっくりしております」
大「本当寡黙なので
あれ、怒ってはるのか・・・」
古「いやいやいやいや、もうそんなことはないんですけど」
大「驚きますよね、この役で知った方はね」
古「いや、ま、そう・・・なんですかねぇ」
華「でも、御手洗ティーチャー求められることも
今後あると思いますよ」
古「もうそのときは全力でやらせていただきます。
スイッチを入れて」
近「本当に普段静かーな感じなんですか?」
古「そうですね。
あの、舞台の稽古場だったりすると、まぁ、
演技してるときはスイッチを入れるんですけど
その、まぁ控室というかにいるときは
割と、まぁ誰ともしゃべらないというか、
まぁちょっと、なんですかね。
温存しとく、というか」
近「そして舞台で発散・・・」
古「だからそ・・・なんかその分舞台で
思いっきりやる、という意識ではいるんですけど」
古「育三郎さんとか本当、もう常に
山崎育三郎というスイッチが入ってる方なので。
でも僕はやっぱそういう部分が必要だな、
という自覚はあるので、
あの、育三郎さんを見習って、
あの、常に御手洗でいれるように(←)
頑張りたいと思います」
大「常に御手洗っておかしな話だと思います」
華「周りが困ります」
大「常に古川雄大の方がいいと思いますけど」
近「『エール』がスタートしてから3か月がたちますけれども
ここからは古川さんが印象深い、というシーンを
見ていきたいと思います」
裕一が留学取り消しになって
「跡取りさえ作ってくれりゃいい」という話を
盗み聞きしてしまったシーン。
古「この週のタイトルが『2人の決意』といって、
それぞれが様々な選択をしていくんですけど
裕一さんの選択が裏目裏目に出てしまって
どん底に落ちちゃうんですけど
まぁその、生きてく上で選択の連続だな、って
僕も思っていて
僕もこういう選択をした、うん?」
古「どん底に落ちた経験もありますし
今後起こりえることだと思っているので。
ま、ただその、根底にあるその、夢とか、
誰かのエールがあればいつでも再生できるんだ、
というメッセージを受け取って
すごく背中を押された気持ちになりました」
近「そして裕一役の窪田さんの印象はいかがでしたか?」
古「そうですね、あの9年前に一度、
ワークショップ、ま、演技レッスンでご一緒したことがあって」
大「レッスンで?お仕事ではなく」
古「はい。
そのときの印象は比較的クールな方で
ま、芝居になるとスイッチが入る
職人のような印象だったんですけど、
今回ご一緒させていただいて
もう常に現場の空気を作っている
明るい対応をされていたので
その部分は少し驚きました」
大「9年前にワークショップで1度会ってるんですね」
古「1度、はい。
で、そのときのことも覚えてくださっていて」
華「それはどっちも、2人共演技の勉強の方で?
先生じゃなくて?」
古「えっと、とある舞台をやるための
ワークショップだったんですけど
ま、窪田さんはその舞台には出なかったんですけど
まぁレッスンとして来ていて」
華「みんなそんな時期をちゃんとあるですね。
段階踏んで現在に至る、ですね」
印象深い音のシーン。
妊娠、主役の降板、退学。
双浦環(柴崎コウさん)に報告に行ったシーン。
「夢も子供も夫婦2人で育てていきます。
彼がいてくれたから選べた道です」
古「音さん今まで、恋も仕事も両方欲しいって言って
手にしてきた人なんですけど
ま、今回はどうしようもなく初めて選択をする、
その、舞台を降板するという選択をとるんですけど
ただ根本にある夢は
まったくぶれてなかった、という強さに
とても憧れて、僕は。
だからこの強い生き方っていうのは
とても尊敬するところだな、と思い
印象に残ってます」
大「ただこれね、柴崎コウさんもそうですけど
プロの歌い手の皆さんがたくさん出られているドラマで
二階堂ふみさん、歌も歌ってるわけじゃないですか。
なかなか、見てて大変そうだな、とか」
古「あの、もうその覚悟がやっぱり
すごいな、と思いました。
なんか、やりようは多分
いくらでもあると思うんですけど
でも自分で歌うっていうその姿勢というか
その役に対しての向き合い方というのは
やはりその、二階堂さんもすごく芯があって
音さんとリンクする部分なのかな、と
すごく思いました」
近「すごく皆さんが現場でなんか、
切磋琢磨されてる感じが
すごく見ていて伝わりますね」
山崎さんからさらにメッセージ。
古川さんの魅力について、語っています。
「一緒に食事されたり飲みに行かれることは」
山「はい、あります」
「誘われたり、誘ったりは?」
山「誘われたことは1回も無いですね」
「あ、無いんですか?」
山「はい。
誘っても・・・ま、8割9割で断ってきますね。
すごい先輩扱いしているわりには
食事に誘っても来ない、
来ないという、
それも魅力ですね」←
「魅力ですか?」
山「魅力です。
もう彼はともかく、
自分の世界をすごく持ってるんですよ。
『僕はこうだ』、『僕はこういう風にやりたい』とか
『こういう風に行きたい』っていうのもそうだけど
そういうものをすごく持っているので
もう全部含めて雄大の魅力なんだと思いますね」
大「ふーーーん。
8割9割は断る」
古「あのー・・・、7割ぐらいじゃないでしょうか」
華「もうそれは8割です。
7はもう」
大「にしても結構な高確率で」
古「あの、お誘いいただいて本当に感謝してるんですけど
あのー、やっぱ稽古をやってると・・・
疲れる・・・じゃないですか。
ね、で、次の日も稽古があるわけですし
そこに温存しておきたいな、という
早く帰ってひと眠りしたい」←って聞こえた
大「行きたくない、というわけではなく」
古「わけではないです、決して」
大「仕事のこと考えたら、
今日は行くべきではない、という」
古「そうです。
あとその、翌日稽古で調子悪かった時に
昨日飲みに行ったから、とか
そっちのせいにしちゃいそうなので
そういう、なんか、ね。
理由を断ち切ろうという思いも少し。
だから先輩の誘いを断るのは
やっぱ失礼なことだな、と思うので
もう、今後はまぁ5割ぐらいに」
大「いやいやいやいやww」
華「断る気満々です」
古「www」
大「やっぱそういう、
前の日のせいにしたくないっていうのがね」
華「信じられない」
大「僕らすべてそういうせいにして生きて来たんで。
昨日の焼酎のせいでねぇ、
まぁまぁまぁ大丈夫、大丈夫、とか言いながら
のうのうと生きて来たので
ドキッとしますね」
近「ただ、ここ最近の自粛生活の中で
何か気づいたこともあると伺ってますが」
古「そうですね。
あの、誘われても行かなかったりとかしてた自分が、
やっぱ人とのコミュニケーションを、
まぁ、好んでないのかな、って思ってたんですよ。
少しそういったところに自覚はあったんですけど
今回コロナでその、徹底的に自粛生活をしている中で
もう人としゃべりたくなりましたし、
とにかく人と会いたくなったんですよ。
だからそこはちょっと自分でホッとしたところ、というか
自分もあの・・・大丈夫だ、と。
で、あの、リモート飲み会とかは提案してやったりとか」
大・華「えーーー!」
古「して、はい」
大「一番やりそうにない」
華「それはやるんかいっ!って
みんなコケたでしょ」
古「そうなんです。
みんなコケてました。
びっくりしました、はい。
そういうのを頻繁にやって
人とのつながりを求めてたんだな、という。
そういう風に気づけたので
僕自身アーティスト活動もさせていただいていて
『夜に咲く花』という、あの・・・
ま、人との繋がりを歌ったりとか
まぁ、花のように同じ方向を向いて
みんなで歩いていきたい、という想いを込めて
曲を作らさせていただいて
自分のインスタグラムに上げたりしたんですけど、
なんか今回プラスに捉える意味で言うと
うん、人との繋がりを求めてる自分がいて
安心しました」
大「改めて『俺人間だった』って」
古「人間だったんだ、って、はい」
ここで今更のプロフィール。
小学生のときの写真が出たりしました。
近「出身は長野県の高山村です」
大「村なんですね」
近「すごく自然が豊かなところですよね」
古「はい、そうですね。
あの自然が豊かで水もきれいですし」
近「どんな少年だったんですか?」
古「今とは真逆でちょっとやんちゃな、
ちょっとリーダーシップがあるような人でしたね。
なんか保育園でもめ事があると
僕が呼ばれて間に入る、みたいな。
それはあの、聞いた話で、
自分が記憶はないんですけど
そんな存在だったみたいですね」
大「活発な」
古「活発な、はい」
近「芸能界の世界に興味を持ったり
憧れを抱いたのは何歳ごろなんですか?」
古「そうですね。
中学生ぐらいのときに、その、
テレビの音楽番組とかで
バックダンサーとしてダンスを
かっこよく踊ってる人に漠然と憧れて
自分もダンスを習いたいと思って
ダンススクールに行ったのがきっかけですね。
まぁダンスも表現の1つなので
まぁその表現を通して歌だったりとかをお芝居に対して
興味が湧いてきました」
大「今ね、中学の頃の写真が出てますけれども、
そのときテレビを見てて。
普通は歌い手さん、
真ん中の人に憧れそうなもんですけどね」
古「ただ後ろの人に憧れました。
かっこよくダンスを踊ってる人がすごく魅力的に見えて。
ま、ダンススクールに入ったって言ったんですけど
ま、当時ダンスの知識がまったくなくて
ま、とりあえず電話帳開いて
ヒップホップを習いたかったんですよ。
で、電話帳開いて、
あ、ここだ、と思って行って入会して、
結果そこがジャズダンスだったっていう、
まったくジャンルの違うところで、
うすうすちょっとやってるうちに
違うところ来ちゃったなって思ってたんですけど
でもジャズダンスもとても魅力的なダンスで
あのその、魅力に引き込まれて続けました」
そのダンススクールも取材されました。
華「ちゃんと看板にジャズって書いてあったよね」←w
近「古川さん、懐かしいんじゃないでしょうか?」
古「懐かしいですね」
大「変わってないですか?」
古「変わってないです」
当時の古川さんについて瀬川ナミ先生。
「お母様と2人で来られたんですけど
お母様も雄大くんもとてもきれいですらっとしてて
なんかただものじゃないなっていう感じがしました。
これはなんか、なるんじゃないの?っていう予感が
少ししましたね。
彼はいつもさわやかで
風のようにすーっと入ってきて
で、まぁ、でもあとは自分に向き合ってひたすら練習して
で、レッスンもほとんで休んでないです。
身体はあの、正直ちょっと固かったんですけれども
リズム感はすごくあったと思いますね」
高3時の発表会の動画もありました。
なんか古川さんのダンス、基本がブレてないなぁ。
瀬「毎年毎年、その見せ方だったり
技術だったりオーラだったり増して来てて
生徒たちも『雄大くん、かっこいい!』って感じで
すごい盛り上がってました」
近「礼儀正しい素直な少年だった古川さん、
瀬川さんのお願いで
1つだけ聞いてくれないことがありました」
瀬「ジーンズとかを腰で履いて・・・
そういう時代があったんです。
で、あれを、やっぱし雄大は
ファッションの最先端なんでやるわけなんですよ。
腰で履いてちょっとパンツ見せちゃうと
ちょっとなんか胴が長く見えちゃって
『もうやめて!』って。
『もうかっこいいんだから普通に履いて』って。
でもまぁその時の最先端だったので、
『これがかっこいいんだ』って言って譲らなかったです」
後輩たちが「モーツァルト!」のポスターの前で
応援メッセージもくれました。
大「一緒にね、踊ってた方が今もいらっしゃって」
古「はい。
いやー懐かしいですね。
帰るタイミングでレッスン受けよう、受けようと思ってて、
今度帰るときには
このスタジオでレッスン受けたいな、と」
大「あ、今も。
顔出すんじゃなくて、レッスン受けたい」
古「受けたいですね」
大「えー、まだ勉強したい」
古「あの、やっぱり年を重ねるごとに
衰えてくる部分があると思うので。
あの、って言っても全然レッスンできていないので」
過去映像を見て
華「これ今思っても
やっぱまだまだだな、と思うんですか?」
古「いや、もうまだまだですね。
ただ今これぐらい踊れるか、と言われたら
ちょっと心配なところはあるんですけれど」
大「今ならこう踊るな、とか
そんな感じで見られる感じですか?」
古「んーーーーー、そうですね。
でも・・・今踊ったら
こんなに踊れないかもしれないですね」
大「週5ぐらいで通ってた」
古「そうですね。
発表会があると土日も通っていたので
週5ぐらい通ってましたね」
大「でも高校生活もあるわけじゃないですか」
古「高校生活もあります。
で、バイトもしながら」
大「バイトもしながら?
じゃあほとんど10代の青春はここの」
古「そうですね。
だから一番努力してた時間かもしれないですね。
そのときが」
大「だって高校の頃とかね、
同級生と遊び行ったりとか
放課後ちょっとみんなで集まって
ダラダラしたりとか
そういうの、もう一切なく」
古「ま・・・少し遊んだりはしたんですけど
やっぱりその、ダンスを優先してましたね」
大「ご家族はみんな応援してる感じでしたか?
ちょっと、雄大踊りすぎじゃない?とか」
古「んー、なんか、最初は
あんまり納得はしてなかったんですけど
その発表会を見るにつれて、段々自分・・・
お母さんとかお父さんが
ダンスに対しての理解が深まってきて
認めてくれるようになりました」
華「50分かけて、って言ってましたけど」
古「遠いですね。
まず電車が通ってないので。
まず電車が通ってる駅まで
バスで20分ぐらいかけて行って、
そっから電車で30分ぐらいかけて行って、
そっからまぁ徒歩があったりするんですけど」
大「それでもねぇ、それを苦にせずに」
古「そうですね。
楽しかったので、やっぱそれは一番、ですかね」
華「それは、街だったらいいけど、
段々家?村の方に近づいていくにかけて
段々腰履きを上げて行くの?
腰履きのまんま行くの?」←
古「ww
腰履きはやっぱりその、最先端だったので
村でも、はい」
大「先生のコメントがもう
お母さん目線のコメントでしたね」
古「今お話聞いて、謝りたいですね、本当。
ちゃんと言うことを聞いておけばよかったと思います。
すいませんでした」
近「そのダンスの瀬川先生によると、
当時は体が固かった、と、古川さん」
古「そうですね」
近「ただ今は柔らかくなったそうで
今日はとっておきのストレッチを
皆さんに教えてくださいます」
古「普段その、体を柔らかくするストレッチというよりは
翌日に疲れを残さないという思いで
まぁ続けてるものがあって
僕はあの、疲れてくると腰に来てしまうんですけれども
で、腰を緩ますストレッチというか。
ま、本来これちょっと、寝た状態でやるんですけど、
まず膝をこう、抱えていただいて」
古「抱えた腕でちょっと胸の方に膝を引き寄せるんですよ」
古「これで2分ぐらいキープします。
ちょっと大変なんです。
あのー、これ寝っ転がってやると背中が痛いので、
そのベッドの上だったりマットの上で
やっていただくといいかもしれません。
それで2分やったら1分脱力します。
で、1分やったらもう1セットやります、これを。
で、2分後にまた(脱力)」
椅子の上で停止できている華丸さんに対し、
止まっていられない大吉さん。
古「そうすると、腰が痛いときとかにやると
腰が緩んで翌日に少し軽減されてたりします。
あと1つ、歌を歌ってるとその、
首周りの筋肉が凝ってきてしまうので
そのときのストレッチなんですけど、
まずその、どちらでもいいんで(首を)倒していただいて」
古「その反対側の手を下に引く意識ですね。
それをこのまま前後に揺らします」
華「あー、これ効きそう」
古「ま、これを10秒ぐらいやって
その後首を前に倒した状態で(手を)前後させます。
そして今度は首を後ろに倒した状態で
(手を)前後させます。
で、これを反対側、同じことをやると
大分首の凝りというかが顎にかけてもとれるので
これは僕も日常的に」
大「お勧めしてるストレッチ」
古「はい」
大「これはできますね」
古「誰でもできます。
あの、ちょっと伸びが足りないな、と思ったら
頭を持ってグッて引っ張っていただいたら
より伸びます」
近「とっておきのストレッチありがとうございます。
そして、ダンススクールの瀬川先生なんですが、
古川さんが絶対に喜んでくれるはずだ、ということで」
近「映像を撮って送ってくださいました」
発表会が近くなると上田の別のスクールにも通っていた、
その上田駅近くのお店、肉うどんの中村屋さん。
大「ほぅ、うどん」
古「ここはもう~~~。
はっはっは」
古「うどんですね。
馬肉うどんです」
瀬川先生の食レポ。
「今日も安定のおいしさです。
雄大くんも是非、食べにきてください」
古「もう安定のおいしさなんです。
馬肉うどん、珍しいんですけど
その、まぁ馬肉ももちろんおいしいですし
麺も、あの、コシがあっておいしいんですけど
その、スープに、
・・・なんていうんですかね、もう、
魔法のスープというか。
とてつもなく甘みがあって」
華「ちょっと濃いですよねぇ」
古「はい、甘みがすごくあっておいしいんですよ。
上田のレッスンスタジオに行くときには
必ず寄ってました」
大「長野ではおなじみ、ではなく
長野でもこのお店がやってる」
古「そうです。
上田駅前にある中村屋なんですけど」
大「だってもうね、VTRでパっとお店が映った瞬間に
ものすごい笑顔でしたもんね」
近「笑顔、今日1番の笑顔でした」
古「もう本当に行きたい、
もう今すぐ行きたいぐらい
本当においしいところなので」
大「でもあの、今回古川さん
すごく食にこだわりがある、ということで
普段どういうものを召し上がっているのか」
古「あっはっ」
大「写真を撮ってください、とお願いしたところ
このような3食が運ばれてきたんです」
大「どういう感じなんでしょうか」
古「wwあの、一見何をこだわってるか分からない、
と思うんですけど」
華「そうですね。
朝、朝食なんか特にこだわりのない人が・・・」
古「そうですね。
あの、僕のこだわりでいうとあの、
その朝食を食べないでよく仕事に行ってたりしたので
三食必ず食べる、というこだわり。
なので、自分が絶対食べたいものを
もうとにかく食べる。
まぁ、これ(朝食)はもう
見ていただいたら分かるんですけど
きっと体には良くないと思います。
ただ自分が食べたいものを食べる、という」
華「目玉焼きの下になんかいますよね。
馬肉?」
古「えっと・・・馬肉・・・じゃないです。
ちょっとあの、焦げが好きで」
華「あ、わざと焦がしてるんだ」
古「焦がしてるんです。
ソーセージとか焼くときも
丸焦げにして食べます」
華「なんで?」
古「焦げ・・・焦げが好きなんです」
華「あんまり良くないと思いますよ」
古「分かってるんですけど・・・」
大「昼食はすごいシンプル」
古「昼食は塩おむすびですね」
大「これはご自身で握られる」
古「はい、握って行きます。
あの、仕事の現場に行くと、
味無い方が入る、というか
僕の場合ですけど」
大「味無い方が入る?」
お2人に失笑される。
古「ちょっと不思議ですよね」
大「これ、9時のニュースに間に合うかな?」
大「解決するかな?これ。
味無い方がいいすか?」
古「味無い方が・・・。
ちょっと、仕事・・・現場に行くと気を張るじゃないですか。
そういったときにその、回鍋肉とか出されても
やっぱりその、なかなか入ってこないんですよね」
大「極端やなぁ」
華「急に回鍋肉って極端だなぁ」
古「あの、だからその、味の濃いものとか
ちょっと受け付けないんです。
僕、ちょっと特殊な人なので」
大「だからなるべくシンプルな」
古「なるべくシンプルな」
大「まぁまぁでも夕食は、味あるから」
古「夕食はもうとにかく食べたいものを。
あの、コロッケが大好きで、コロッケを。
これ自分で初めて家でやった揚げ物ですね。
揚げ物は人生初です。
ただこだわりで言うと
中に、あの、ゆで卵を入れるという」
大「こん中にも入ってるんですか?」
古「こん中には砕いたゆで卵が、
潰したやつが入ってます。
本当においしいんですよ。
これ知らない方意外と多いと思うんですけど
是非やっていただいて」
華「それお母さんの味かなんかですか?」
古「あの、とある定食屋さんに食べに行ったときに、
あの、発見しました」
大「コロッケの中にゆで卵、
これおいしい、と。
ふ~~~ん」
華「ポテサラの中に結構卵が刻んで
入ってるときあるじゃないですか。
あれをそのまま揚げた感じ?」
古「はい、そんな感じです」
近「独特な・・・」
華「いや、独特」
古「そうですね・・・w」
近「甘いものも結構お好きって・・・」
古「甘いもの大好きですね、はい。
特にあの、パンケーキとか。
あの、生クリームが大好きで、
生クリームがあればなんでもいいです」
近「ちょっとね、華丸さんはびっくり、みたいな」
華「いや、ちょっともう、はい。
したいお話がいっぱいあるんですけれども、お時間がね」
長野でバレエ教室をしている先輩からメッセージも
いただきました。
サプライズ的なものには瞬時に顔が緊張しますよねー。
ニュースを挟んで再び戻ってきました。
「今日のゲストは俳優の古川雄大さんです」というのを
噛み倒した大吉さんww
久志と御手洗のライバル関係にちなんで
ライバルについてのメッセージを紹介。
古川さんのプロフィールの続きです。
高校卒業後上京、
大型テーマパークでダンサーとして活躍。
大「最初はそういうお仕事で」
古「はい、その仕事を1年間だけやらせていただきました」
20歳の時にミュージカル「テニスの王子様」、
24歳の時に本格ミュージカル「エリザベート」に出演。
近「この『エリザベート』が転機になったんですか」
古[そうですね、あの、
東宝ミュージカルに出合った作品が『エリザベート』で、
まぁこの役はエリザベートの息子の
皇太子の役なんですけど、
まぁ出番は20分しかない役なんですけど
その20分間主役になれるという
すごく光る役をいただけて、
まぁこういういい役をいただけたことと
そのミュージカルの世界をより深く知れたという意味では
すごくターニングポイントになった・・・はい」
大「先ほどね、高校の頃すごく
ダンスレッスン通われたとかいうお話ありましたけど
ミュージカルになると歌も入ってくるじゃないですか」
古「そうなんですよ」
大「歌のレッスン的なことは」
古「歌のレッスンは正直してこなくて、
ま、アーティスト活動としては
やらせていただいてたんですけど、
ま、ミュージカルの、その声楽のレッスンというのは
受けてこなかったので、
えーと、入ったときには少し驚いたところはあって、
やはり一流の現場なので
あの、周りとの違いとかに
結構愕然としてしまったところはあって、
ま、大変な思いをしたんですけど、
その、歌い込めば歌い込むだけうまくなるもんだと
思い込んでいたんですけど
それが裏目に出て
ちょっと喉を壊してしまったりとかしました。
で、一番覚えているエピソードで言うと
ミュージカル界の大スターの山口祐一郎さんと
稽古でデュエットをしていたんですけど
途中でもう自分がまったく歌えなくなって
もうそのまま稽古場からちょっと
逃げ出してしまったことがあって、
そのまま誰もいないところまで行って号泣して。
びっくりしました。
あの、大人になって号泣することって
あるんだな、って思って。
24にもなってなんでこんな泣いてんだろうって思ったら
より悲しくなって来ちゃって。
あの、でも15分たって涙が止まったので
そのまま稽古場戻って『すいませんでした』って謝って、
あの、やったんですけど、
結構追い込まれて、そのときは、はい」
近「まさかそんなにお辛い思いをね、
華丸さん、されているとは・・・びっくりですね」
華「間ずっと待っててくださったんですか?皆さん」
古「そうですね、あの、祐一郎さんもすごく優しい方で、
あの、大丈夫だよ、大丈夫だよって言ってくださって、
あの、周りの方に本当に助けられました。
この皇太子ルドルフも
かなり追い込まれてる人物というか
常に死を意識しながらその、
世の中を変えて行こうとするんですけど
結局ダメになってしまうというか。
だからそういった部分で
通ずるところはあったのかな、と。
当時の自分の現状と」
大「ちょっとね、役とリンクして」
近「その頃のことも良く知っているという方に
今回お話を伺うことができました」
近「2012年、15年、16年と
『エリザベート』で3回にわたってルドルフを演じてきた古川さん。
3回とも演出を手掛けたのが小池修一郎さん。
紫綬褒章を初め、数々の賞を受賞している
ミュージカル界の重鎮です」
小「最初の、えールドルフをやった時は従いまして
結果として見ると、まぁ
辛うじてあの、走高跳とかでね、
バーにちょっと触れたんだけど、
で、バーはビヨヨンとなったんだけど
あ、落ちなかったな、みたいな感じの、こう、
お~セーフ、みたいなところがあったんですよ」
当時、ルドルフ役はトリプルキャスト。
小「他の2人は現場に溶け込もう、みたいなのがすごく
一生懸命してる感じだったんですけど
古川くんはどちらかというと頑なに、
ま、シャイって言ってしまえばね、
とても簡単なことなんですけども、こう
あまり人と交わろうとしないように見えましたね。
自分はその3人の中で
すごく後れを取っている、と思ったらしく
よりこう、なんとか
追いつけ、追い越せ、みたいなためにも
一人、がむしゃらに、というか
頑張ろうっていうところだったと思いますけどね」
近「そしてその後なんですが、
古川さんは話題のミュージカルに次々と
主演されるわけなんです。
VTRあります」
30歳のときに演じたのが、天才作曲家、モーツァルト。
「ロミオ&ジュリエット」のロミオ。※3度目
近「これらの作品で、
大衆演劇で優れた業績を示した芸術家に与えられる
菊田一夫演劇賞を受賞。
恩師の小池さんは
高く評価されるようになった古川さんを
こんな風に見ています」
小「かなりな数の歌の先生についたと思う。
発声とか色んなやり方をしただろうし、
そうやってやってったことの積み重ねが
彼の中に残って行ったものが
ちゃんと、貯金じゃないけど蓄積されてということですね」
小「トントン拍子とは言わないけれども
非常に着実に階段をね、上って行ったんだと思う。
彼ね、長野出身なんですよね。
私は父が長野出身なんで、
あの、長野県人だなってすごく思うんです。
それは、ある種の朴訥さと
それから純粋であるから
やや意固地に思えてしまうところもある。
器用じゃないですよ、本当に。
パッパッパッと次々、
あれやってこれやってという風に
こなすタイプではないけれども、
粘り強いというか根気強い、
これは彼のやっぱり一つの武器ですよ」
近「成長を見守ってくれている恩師の言葉でしたが
いかがですか?」
古「あの・・・普段やっぱりなかなか
褒めてくださる方ではなくて、
もちろん愛情はあるんですけれど
厳しくしてくださる方で、
こういう話をきくと少し」
古「嬉しいです、はい」
近「そして最後に長野県人らしさを感じる、と
おっしゃってましたが」
古「そうですね。
そう・・・なのかなぁ、と今聞いてて
そうだったんだ、と思いましたけど。
んー、まぁでも先生はすごく人を見る目、というか
稽古してると何もかも見抜かれてしまう、
そういう目を持っている方なので
ま、実際そうなんだろうな、と思いました」
大「でもね、おっしゃってた通り
色んな先生について色んな勉強を
1個ずつ1個ずつ積み重ねて
それが多分貯金になってるんじゃないか、というね」
古「色んな方にレッスンを受けたんですけど、
結局頭で考えようとしている自分がいて、
どうしても分からないでまた
別の先生、別の先生ってなってしまっていたんですけど
ま、最後に出会えた先生がとても分かりやすい先生で
その方に出会えたのも大きなきっかけだと思いますし」
大「最初はほら、テレビのね?
歌番組の後ろで踊っていた人に憧れて
ちょっとこの世界に入ってきて
今はもうミュージカルっていう、ねぇ」
古「そうなんです。
だから僕が舞台で歌を歌って
ワーッてやってるってことを
想像してなかったので
まぁ人生何があるか分からないな、と思いながら
ただ今求められていることに
全力で向かっていけたらいいな、と思っております」
文字制限超えそうなので
後半へ続く。