チョコレート膿腫から手術まで③
体外受精を決意して病院へ。
『決意できたら、生理3日目にきてくださいね』と言われていました。
そして決めたからにはどんどん進む進む。
この周期に採卵することに。
この病院では一番一般的な『クロミフェン FSH法』という方法で
採卵までの治療を行うことになりました。
この時点で卵胞が3個しか見えなかったので、
ちょっと強めの治療ではあったかなと思います。
始めはクロミッドを毎日服用し、
生理4日目から排卵誘発剤(ゴナールエフペン)を自己注射。
この自己注射がほんとに勇気がなくて、自分では絶対恐くてできないので
旦那にお腹にぶすっとしてもらいました。
それでも15分くらい、ちょっと待って…って毎回躊躇してた。
大人なのに(笑)
採卵の周期は2日に一回は通院しなけばいけなくて、これが案外大変。
仕事されてる方にはかなり大変なところだと思う。
排卵誘発剤を打つにつれ、どんどんどんどん膨れていく私のお腹。
卵を温める、にわとりのお母さんの気分だったけど、
あまりのパンパンな苦しさにこれ大丈夫なのかなと……。
そして採卵前の最後受診。
内診。
………1個、2個、3個、4個………
…びっくり。
見えたのは10個以上の卵胞。
なんでかわからないけど、ここから担当の先生が院長先生に交代。
更に採血では排卵寸前の数値になっていて、先生も大慌て。
『いやーびっくりしたでしょ…。こんなに育ってて。
でももう排卵してもおかしくない数値なんです。
せっかくここまで卵胞が育ったからには頑張ってとどめたい。急いで注射!
急いで!急いでーー!』
と看護士さんも大慌てできて、排卵を止める注射をしました。
どおりでお腹が苦しかったわけだね。
でも、今思えばこの時点で
軽くOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になっていたと思います。
何とか注射が効いたのか、翌日もおりものも出ておらず排卵もしてない様子。
採卵前々日の受診でhCG注射(注射後36時間以内に排卵をうながすもの)。
これまた自己注射と言われましたが、
こちらは筋肉注射なのでへっぽこな私には絶対できないと判断。
しかもレクチャー受けなきゃだめということで、旦那もだめだと。
なので時間厳守23時にわざわざ来院して、看護士さんに注射してもらいました。
ほんと自分のいくじなし具合に嫌気がしたけど、この注射が今までで一番痛かった。
こんなのは今でも自分で打てる気がしないな…。
体外受精を自分で経験してみて、
本当に沢山の不妊に悩む方が病院に通っていて
こんなにも時間を費やして、体を張って…。
本当にみんな知らないところで精一杯頑張っているんだな…と。
女性はすごく強くですごいのです!
そして大切だなと思ったことがあります。
「なんで私だけこんな体なんだろう」
「なんでわたしばっかり……」
と人と比べてしまう時はもちろんありました。
でも一回一回色んな事に一喜一憂せず、
無になって淡々とこなすことも時には必要だということ。
悲しいかもしれないけど、全てに色々考えていたら心が持たないなーと。
この採卵時期、
ちょうど年末前の仕事も立て込んでいて、自動車教習にも通わないとだし、
病院に通って……とすこぶる忙しく。
近年の中ではメンタルがけっこうキテました。
あぁ……今思えば、色んな要因があったな。
採卵体験記は④へつづーく
チョコレート膿腫から手術まで②
転院した病院は不妊治療もしていて、
チョコレート膿腫の手術でもできるだけ
健康な卵巣の部位を温存してくれるとのこと。
初診では手術の話だけがさくさくと進むと思いきや…。
先生:『この治療は順序が本当に大切なんです。
手術で卵巣膿腫をとることで、AMH(卵巣年齢)は必ず下がります。』
AMHは手術前で32歳にしては、かなり良い数値で安心してたのに…。
先生:『赤ちゃんを将来望むのであれば、
体外受精を先にすることをおすすめします。
ただ自費の治療になるので、考えてみてくださいね。』
……と。
え。
まーーたく予期せぬ『体外受精』という言葉。
タイミング、人工受精も飛び越えてだいがいじゅせいー!???
そんなこと全く考えた事もなく。
今まで妊活していたことも踏まえ、タイミングはもう無理として
人工受精でも内膜症とチョコであれば癒着の可能性も高く、
最終手段の体外受精の方がよいとのこと。
何にも知らない私は、これは本当に大事になってしまった……。
治療費も100万単位で動くのでは…。
やっぱり私は不妊なんだ………ととっても凹む。
そこからしばらく悩みました。
ネットで調べるのはもちろん、体外受精を経験された方と
卵巣膿腫の手術された知り合いに色々を相談にのってもらっていました。
そして結論としては。
命はお金に変えられない!
自然妊娠もできるかもしれないけど保険の意味も込めて、体外受精しよう!
なんであの時体外受精しなかったんだろうって、一生後悔したくない!
旦那はというと、全て私の意見を尊重してくれました。
一緒にいろいろと体外受精について勉強しました。
まあだって、色々と体を張って辛い思いをするのは私自身だしね。
体外受精って恐いし、高度で大変なことなんだと思ってたけど、
何回か体験された方によると(3〜4回は採卵されてる)
『ほーんとたいした事ないよ! すぐ終わっちゃうから!』
と経験者ならではの、迷いのない強いお言葉をいただきました。
ちなみに気になるお金の話。
命はお金に変えられないことは重々承知ですが、やはり気になるところ。
調べると初回は国から30万の助成金が出るとのこと。
市区町村によってはそれにプラスして5〜10万いただけるとのこと。
私の場合はまだ移植はしていませんが、
旦那と二人の血液検査から、採卵終わるまでにすでに50万は軽く超えています…。
金額は採卵数、凍結胚の個数、精子の健康状態など
色々な病院によって全然違うと思います。
少々の持ち出しは仕方ないと思っていたけど、結構がっつり持ちだしてますね。
本当に不妊治療が保険外なのか不思議でたまらない。
私だって、内膜症と卵巣膿腫の病気が原因で不妊なのに。
不妊治療されてる沢山の方が何らかの体調理由で、通院しているのに。
なんで?? 体も張って頑張っているのに、
健康な人より更にお金も払って
頑張らなくてはいけないことにすごく疑問も感じました。
お金がないと子供を望めないなんておかしすぎる。
こんなんじゃ、日本の少子化は改善しないと思います。
話は逸れましたが……
そう迷っている間でもチョコは日々成長するし、
体外受精は若ければ若いほど確率もあがるわけで。
悩み始めて一か月ちょっと、
意を決して体外受精のために病院へ行きました。
体外受精からのお話は③へつづーく
チョコレート膿腫から手術まで①
とっても気まぐれにしか更新しないけど。
『チョコレート膿腫』で見に来てくれる方もいるようなので、
私の体験したこと、誰かのためになればいいなーと書き記しておこうと思います。
…振り返れば、想い出して、今は安堵で壮絶で泣けてくるけど。
元気に振り返られるようになったのでね。
思い出せばちょうど一年前。
生理痛が酷すぎて、婦人科へ。
昔から生理痛酷かったけど、毎月痛みで吐くのが多くなってしまい…。
そこで子宮内膜症と卵巣の腫れが発覚。この時膿腫は多分4cmくらい。
卵巣の腫れの原因を調べるため、
総合病院でMRIを撮ってチョコレート膿腫だと判明。
チョコは大きすぎるわけでもなく、ひとまず経過観察。
それからは近所の産婦人科へ転院し月1回通院、様子見をしてました。
その間も生理痛は酷く、吐いたり寝込んだり、排便通、食欲不振とかね。
でもそんな辛さも毎月経験していると、当たり前に普通だと思い込んでた。
…本当に生理痛酷いと思う人、鎮痛剤が手放せない人、
必ず、婦人科を受診した方がいいです!
あとは慢性的な貧血も、婦人科系の病気の原因もあるので。
これは本当に!!
毎月の通院は内診でサイズをチェックしつつ、漢方飲んだり。
でもあまり効果もなく……。
チョコレート膿腫は生理を止めれば、成長も止まるわけですが。
子供も望んでいたので、ピルも飲まず、必死にタイミングで頑張ったけど。
不妊の要素を持ちまくる私は、かすりもせず…。
(チョコ発覚まえから妊活をしていて初めてすでにこの時点で1年8か月)
昨年10月にはついにチョコも5cmを超えました。
『そろそろ手術も視野にいれないとですね…』と言われ激凹み。
近所の産婦人科では手術ができないので、
知り合いの看護士さんに教えていただいた腹腔鏡手術の評判がよい病院へ転院。
そこからがあーーーっという間に色んなことがね…。
長くなるので2へ続く。