こんにちは、リブラです。

今回も、ジェームズ・クリアー著「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説をしていきます。

 

第10章 悪い習慣を見つけて直す方法

 

この本の著者クリアー氏は、トルコ人の友人と会食した際、アレン・カー著「禁煙セラピー」が話題にあがり、友人が「タバコを吸うという精神的負担から解放してくれるんだ」というのを聞いて好奇心をそそられました。

 

その本は、喫煙に関係するきっかけを系統的に捉えなおし、新しい意味づけをすることで、喫煙をすることが馬鹿げたことに思えてきて、吸う理由を失わせるものだったのです。

 

「あなたは何かをやめようとしていると思っているが、タバコはなんの役に立たないので、何も失いはしない」

「タバコは社交的になるのに必要だと思っているが、タバコを吸わなくても社交的になれる」

 

この意味づけを変えて悪い習慣を辞める方法は、<行動変化の第2法則きっかけを「魅力的にする」>の逆バージョンの<きっかけを「つまらなくする」>を使っていたのです。

 

わたしたちは魅力的なきっかけに触発されて欲求を覚え行動しますが、その行動にも表面的な欲求と、深く潜在する動機があります。

 

タバコを吸いたいと思うときの表面的な欲求は、ニコチンの欠乏感を満たすためですが、潜在する動機はストレスの軽減だったりするのです。

 

でも、ストレス解消の手段は他にもあるので、わざわざ健康に悪く依存症になるものを選ぶ必要はないのだと、タバコの重要性を下げることで、「タバコは役に立たない=つならないもの」にイメージを変えたのです。

 

タバコに限らず、ネットサーフィンをしたい、ビデオゲームをしたい、ショッピングしたいなどの様々な欲求も、深い動機のところでは、不安を解消し、心配を和らげ、社会的に承認されたい、ステータスを達成して地位を得たい願望が表れたものにすぎないのです。

 

そして、タバコやネットやビデオやショップなどは、その深く潜在する動機を叶えてくれるかも知れないという予測を生むきっかけになります。

 

「願望・欲求・衝動が叶えられる」という予測はドーパミンを放出するので、喜びの感覚や感情を覚え、習慣づけられるのです。

 

予測を「魅力的にする」と、行動へのモチベーションが上がり習慣化します。

 

予測を「つまらなくする」行動へのモチベーションが下がり習慣は止まります。

 

深く潜在する動機の方から考えれば、予測させるきっかけ「魅力的に」したり「つまらなく」したりすることで習慣を変えるのは容易になります。

 

「複利で伸びる1つの習慣」より引用ー

 

やめたい習慣があるとき、わたしたちはつい、習慣になっている行為そのものをいきなり禁止しようとしてつまづきます。

 

ダイエットに失敗する度に、体重がダイエットをする前よりも増えていた人は、たいてい「食べたいものを禁止する」ようなことをして、そのストレスでリバウンドをしていました。

 

「体重を落としたい」という欲求ばかりを追求して、その欲求の下に潜む動機を無視してしまい、食習慣を変えられなかったのです。

 

「悪い習慣を見つけて直す方法」は、欲求の下に潜むほんとうの動機知ることにあるというは興味深い着眼点だと思いました。

 

物、人、お金、時間など、可視化できるものを欲してわたしたちは行動を起こしますが、ほんとうにそれが目的なのかと聞かれると急に曖昧になってきます。

 

これは、顕在意識が可視化できるものを求め、潜在意識は不可視のもの(アイデンティティや生きがいや感情の充実など)を求め、いつの間にか欲求と動機が乖離してしまうことが起こるからなのでしょう。

 

占いで悩み相談を扱っていると、「結婚したい」という動機で婚活しているけれど、ほんとうの動機は「恋愛をしたい」→「愛されたい」だったということが多々あります。

 

顕在意識の方は、「結婚したら、永遠の愛と安定した家庭が約束される」と思うから、人生の伴侶を真剣に探そうします。

 

でも、潜在意識の方は、「愛されたい」→「愛の欠乏感を埋めたい」がほんとうの欲求なのです。

 

そして、その欲求を訴えているのは、主人格の大人意識ではなく、副人格のインナーチャイルドなのです。

 

インナーチャイルドは子ども意識ですから、愛されたくて結婚したのに、妻とか夫とか、母親とか父親などの責務を負わされたらこんなはずじゃなかったと嘆くでしょう。

 

それに「愛されたい(愛の欠乏感)」から結婚を望んだり、恋愛を望んだりした場合、そのお相手も同じことを望んでいる人が引き寄せられますから、ニーズに応えて愛を勝ち取ろうということが双方に起こります。

 

インナーチャイルドが求めているのは「無条件の愛」なのに、恋人からもらえるのは「ギブ&テイク」の条件付きの愛なのです。

 

最近巷で騒がれているロマンス詐欺(結婚詐欺)なんかが起こるのは、「ギブ&テイク」の条件付きの愛で「愛されたい(愛の欠乏感)」を満たそうとする典型なのでしょう。

 

お金を払えば愛され、結婚できると思っている人と、お金を騙し取って自身の欠乏を埋めようとする人の組み合わせですから。

 

物質界に価値を置く顕在意識は、結婚という契約やお金を勝ち取れば満足なのかもしれません。

 

でも、意識の95%を占める潜在意識は、結婚も財産もステータスも魅力的な恋人に、さほど重要な価値を置いていません。

 

瞬間、瞬間の感情が何を感じているかの方が重要なのです。

 

ニュートラルな意識状態ならば、あらゆる物事から小さな感動を受けとれて、神羅万象・万物から愛されて「今、ここ、この瞬間」に生きている感謝を感じることができるでしょう。

 

けれども、心の中でインナーチャイルドが「愛されたい!」と愛の欠乏感を訴えているときは、欲求にかき乱されてほんとうの愛(大いなる源とひとつづきである愛)を感じることができません。

 

源から分離する孤独と悲しみに苛まれるしかありません。

 

それがインナーチャイルドが感じている感情なのです。

 

その感情を怖がらずに感じ切り、受けとめることができたなら、インナーチャイルドは「大人意識に守られ、もう、孤独ではない」と安心できます。

 

インナーチャイルドが安心すれば、ニュートラルな意識状態にするのは簡単なのであらゆる物事に、神羅万象・万物の恵みに感謝することができるでしょう。

 

感謝の気持ちが湧くのは、大いなる源とのつながりを感じている証です。

 

物質世界のものではけして埋まらない欠乏感は、大いなる源とのつながりで満たされていくのです。

 

次回も「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。