こんにちは、リブラです。

今回も、ジェームズ・クリアー著「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説をしていきます。

 

第11章  ゆっくり歩もう、でも後退してはいけない

 

フロリダ大学の写真のクラスの学生が、2つのグループに分けられました。

 

教室の左側の学生は全員、「量」のグループで、作品(写真)の「量」で採点されます。

 

一方、右側の学生は全員、「質」のグループで、作品(写真)の出来栄えだけで採点されます。

 

学期が終わると、教授が驚いたことに、すばらしい写真はすべて「量」のグループの作品だったのです。

 

「量」のグループの学生たちは、何百枚もの写真を作成する中で技術を磨いていったのです。

 

習慣が形成されるとき、同じ行動の繰り返しほど、脳の構造は効果的に行動できるように変わっていきます。

 

神経心理学者ドナルド・ヘップが提唱した「ヘップの法則」

「互いに発火した神経細胞はつながり合う」が起こるからです。

 

行動パターンを繰り返すたびに、細胞間の信号伝達が向上し、神経連結が強められるのです。

 

習慣を繰り返すと、脳にはっきりと物理的な変化も現れます。

 

弦楽器の音楽家は、普通の人より小脳が大きいそうです。

数学者は、計算するときに必要な下頭頂小葉内の灰白質が増加しているそうです。

 

ロンドンのタクシー運転手の脳を科学者が分析したとき、空間記憶に関わる海馬が他の人より著しく大きいことを発見しました。

 

そして、興味深いことに、引退した後のタクシー運転手の海馬は小さくなっていたといいます。

 

筋トレを欠かさなかった人が筋トレをやめてしばらくすると増強した筋肉が縮小するような現象が、脳の中でも起きていたのです。

 

繰り返し行動が脳に物理的な変化さえ起こすのですから、新しい習慣が身について「自動化」(無意識がその行動を引き受ける状態)に至るためには、時間を要します。

 

著者のクリアー氏は、よく

「新しい習慣をつけるのに、どのくらいの時間がかかりますか?」と訊かれるそうです。

 

でも、ほんとうは、

「新しい習慣をつけるのに、何回やったらいいんですか?」と尋ねるべきだといっています。

 

習慣形成で重要なのは、そこに流れた時間ではなく、実際に行動を繰り返した割合だからです。

 

習慣を身につけるには、繰り返し実行することが必須。

 

繰り返し実行するに当たって効果的な方法は、<行動変化の第3法則「易しくする」>を守ることです。

 

「複利で伸びる1つの習慣」より引用ー

 

「同じ行動を繰り返す」という行為を、わたしたちの顕在意識は「効率が悪いこと」と捉えがちです。

 

けれども、実際には何が起こっているかというと、同じ刺激に対して一緒に反応して「互いに発火した神経細胞がつながり合う」連携チームを作っているのです。

 

1つの神経細胞だけが働いているのではなく、その刺激に対して一緒に興奮した神経細胞が最適な連携を求めてチーム編成をするのですから、試行や実験を何度も繰り返すことが必要なのでしょう。

 

わたしたちの左脳的理解では「個」としての能力で働くことを考えるので、無意識下で指揮官なしに編成されたチームが自動化で作業することがどんなに凄いことか想像することもできないでしょう。

 

無限級の可能性の中でどれと組んでその作業を成し遂げるかを弾き出すのは、スーパーコンピューターでも多大な年月がかかるといわれています。

 

それが一瞬でつながり合い、試行実験を繰り返す中で最適解を弾き出すわたしたちの脳は、おそらく量子コンピューター級の仕事をしているはずです。

 

わたしはこの章を読んでいるとき、占星術の土星の観念システムを思い出しました。

 

土星は使いこなせれば、具現化力を発揮し、経験を積むごとに現実を生きる力が増し、自信がつきます。

 

しかし、土星を使いこなすには、自転車を初めて補助輪なしで乗るときのような、何度もトライ&エラーを繰り返すプロセスが必要です。

 

ですから、たいてい、土星のあるハウスの分野は苦手だったり、避けたい感じがするものです。

 

土星があるハウスの分野で最初に現れるのが、土星星座のネガティブ面だからです。

 

わたしは1室(本人のハウス)に土星(観念、現実性)とキローン(苦手意識)があるので、10代の頃は自己嫌悪の塊みたいでした。

 

みずがめ座の土星なので、不動サインの頑固で融通が利かない性質の上、あまのじゃくでみんなと興味の方向がいつも違っているので孤立していました。

 

みずがめ座のネガティブ面が出ると、疑問が先立って山のように湧き、その疑問に対する答えにこだわって先に進めないことがわたしの場合、よく起こりました。

 

みんなが普通につまづくこともなくできることが、わたしにはつまづきだらけになるのです。

 

それは、疑問の答え探しを先にしようとする癖のせいだとわかっていました。

 

でも、それがみずがめ座土星が作っていた観念だと気づいていなかったのです。

 

観念は、危機を未然に防ぐため、過去の経験を基に作り出した自動設定の思考回路です。

 

ある事象が起こり、危険を感じると自動的にネガティブな思考回路が作動してしまうので、「わかっちゃいるけどやめられない」という状態になります。

 

みずがめ座土星が1室にあるせいか、とは11歳の頃から知っていましたが、それをポジティブに使うためにどうしたらいいのかわからなかったのです。

 

最初のサターンリターンが来た28歳のとき、「みずがめ座のネガティブ面はバッチリ経験済みなのに、なんでポジティブが使えないんだろうか?」と、また例の癖で自問自答して嫌な気分になっていました。

 

でも、その頃は心理学も学んでいた頃だったので、どんな感情もとことん感じ切ろう!と思い、自己嫌悪を底の底まで感じていました。

 

すると、自己嫌悪を恐れていた自分を発見し、それがわかると気持ちが晴れました。

 

そのとき、みずがめ座のメインテーマってわたしは知るだった!」と思い出したのです。

 

わたしのエゴマインドのキャラであるアセンダト星座のみずがめ座も、そのエゴマインドが現実を創造するツールであるみずがめ座の土星も、現実を生きるとき、特に危機を感じるときは「情報を知ることが大事」と訴えるから、疑問が山のように浮かんでくるのです。

 

それを考えて答えることが必要なのではなく、「危機に備えて情報収集」に走らせるための疑問だったと気づきました。

 

みずがめ座は客観的で俯瞰視点が得意です。

 

情報収集して、点と線がつながり全貌を眺めることができたとき、「わたしはみんなと反対側のルートを無意識に選び、同じ目的地を目指すから、みんなと違う視野や見解になって当然だったんだな」とやっとわかりました。

 

みずがめ座土星のネガティブ面もポジティブ面も表裏一体だったのです。

 

ネガティブ面も受け入れることでポジティブ面が出せるようになることを知りました。

 

わたしのみずがめ座土星があまのじゃくな性質を発揮して、みんなと違う視点で眺めて見ようとするから客観的な情報が必要になり、俯瞰視点が得られるようになったのです。

 

土星の星座を意識して、その星座の流儀で現実の問題に関わってみようとするとき努力を要求されますが、経験を積むうちに自分に適した使い方ができるようになります。

 

そして、ホロスコープのハウスの中で最も自信を持てる分野に変貌するのです。

 

わたしは1ハウスのみずがめ座土星なので、「自分を知ること」に関して1番現実的になりますし、1番経験も努力も積んで自信があります。

 

もちろん、人間は無限の可能性を秘めた存在ですから、「自分を知ること」に終わりも結論もありませんが、自己探求していくほどに人間の本質に迫り、この世界の豊かさや神秘性に触れ、生きるおもしろさが増していきます。

 

ホロスコープを読むときに大活躍をしてくれているのが、わたしの1ハウスのみずがめ座土星と9ハウスのさそり座海王星のスクエアです。

 

みずがめ座土星が投げかける疑問の数々に、さそり座海王星は直感とインスピレーションで答えを返してくれますが、そこに理論も根拠も説明もありません。

 

だから、その直感とインスピレーションをヒントに理論や根拠を探っていかなければ納得できません。

 

それを「知る」ためにだったら、努力を惜しまないのがみずがめ座土星です。

 

でも、それを引き出すには、みずがめ座土星とさそり座海王星との葛藤を繰り返し、共同創造に導くことが必要でした。

 

この経験から、わたしはハードアスペクトが、ホロスコープを設計した魂からの最もパワフルな贈り物に見えるようになりました。

 

次回も「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。