こんにちは、リブラです。

今回もジョー・ディスペンザ博士の「あなたという習慣を断つ」の解説の続きです。

 

第1部あなたはサイエンス

第3章 身体を克服する

 

身体はタンパク質の製造工場です。

遺伝子の役目は、そのタンパク質の製造方法を示すことにあります。

 

遺伝子には、成長、ヒーリング、学びが起きたときに活性化する経験従属型遺伝子と、

感情の高揚、夢を見ているときに影響を受ける行動状態従属型遺伝子があります。

 

遺伝子は、環境に適応するためにタンパク質を出して身体を変形させたりすることができます。

 

わたしたちのDNAの塩基配列は不変ですが、環境によって遺伝子がどんなタンパク質を作り出すかについては可変的です。

 

後成遺伝学(環境がどのように遺伝子活動をコントロールするかの学問)的パラダイムシフトは、わたしたち自身の遺伝子活動を活性化し、遺伝的運命を修正するという自由意思を与えてくれます。

 

ディスペンザ博士は、脳に可塑性(学習や経験により変わり得る)があるように、遺伝子もまた同様だと考えています。

 

長年同じ考え同じ気持ちで過ごし、慣れ親しんだ1つの意識状態を記憶していると、体内の化学環境が同じ遺伝子ばかりを活性化することになり、その結果同じタンパク質を作り続けることになるからです。

 

人の意識状態が病気発症にどんな影響を及ぼすかを探る研究が日本で行われました。

 

被験者は全員インシュリン投与を行っている2型糖尿病患者です。

実験では、コメディを1時間視聴するグループと、面白味のない講義を聴くグループとに分けられ、両グループとも豪華な食事を摂りました。

 

講義を聴いたグループの平均血糖値はインシュリン投与を必要とするくらい上昇しました。

 

コメディを視聴したグループの平均血糖値は、講義を聴いたグループの半分程度に下がっていました。

 

当初、この実験した研究者たちは、コメディで笑うことで患者の腹筋や横隔膜の筋肉が収縮し、エネルギー消費が起きて血糖値が下がったのだろうと見ていました。

 

ところが、コメディで陽気になった患者たちの遺伝子配列を調べると、23種類の遺伝子発現を変更していたことがわかりました。

 

陽気な意識状態が引き金となり、脳は細胞に新しい信号を送り、身体が血糖を処理する遺伝子を自然にコントロールし始めるように遺伝子の変化にスイッチを入れていたのでした。

 

感情新しい遺伝子に新しいやり方で信号を送った結果、化学的に内的環境を変えたのでした。

 

新しい思考スタイルにより脳の回路を変えるとき、そして実際に起きる前に感情を先取りするとき、あなたは身体を遺伝子的に変えることができるのです。

 

「あなたという習慣を断つ」第3章より、要約

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遺伝子は不変でも、遺伝子の発現は環境によって左右される。

遺伝子の活性化のスイッチのオン・オフに感情が関わっている

 

ということに着目すると、遺伝子に対するイメージの制限の枠が外れて可能性が拡がります。

 

「思考→神経伝達物質→感情→身体→脳に化学メッセージはフィードバックされ、思考と感情のループを形成」します。

 

思考と感情は、アミノ酸配列で語られる神経伝達物質により化学メッセージを身体に伝え、そこで作られるタンパク質に影響するのです。

 

どんなタンパク質になるかは、遺伝子が指示したアミノ酸配列によって変わります。

 

自身の思考習慣とそれに伴う感情が、自身の身体の構成要素であるタンパク質を作り出していると思うと、日常的に「何を考え、何を感じているか?」がとても重要なものに見えてきます。

 

身体に栄養を与えているのが食物ばかりではなく、意識(思考・感情)もなのだとわかると、人間の意識と身体に深いつながりを感じます。

 

視聴した動画で引き出された感情が血糖値の上下にまで影響を及ぼすのですから、「この感情はどんな遺伝子の活性のスイッチを入れて、どんな身体の変化を及ぼすのだろう」と、感情が身体に与える影響を考えるようになりますね。

 

日常的に繰り返している思考・感情なら尚更です。

 

「くり返し共に発火する神経細胞同士は結束して伝達効率が増強される」という神経科学の「ヘブの法則」が働くので、繰り返し同じ思考と感情で同じ化学メッセージを送り続けていると、身体は反射的にすぐその状態になれるように変化していくのです。

 

さして問題もないのに重箱の隅をつつくように警戒要因を探る状態なら、それは既に身体がネガティブな感情の化学メッセージの刷り込みを受けているサインです。

 

飲食でも、動画でも、ゲームでも、わたしたちは同じものをずっと続けていると必ず「飽き」が出ます。

 

これは自然な身体の反応です。

 

どんなに美味しいものも、どんなに面白いものも、最初に体験したときの感動は、2回目以降からどんどん薄れていきます。

 

前の経験と比較して、そこに何の変化もなければ確実に下がった量しか快楽物質(神経伝達物質)を分泌しない興奮の閾値システムがあるからです。

 

おそらく、わたしたちの脳はできるだけ新鮮な体験を促すため、「飽き」を発生させるシステムがあるのでしょう。

 

けれどもわたしたちの身体はサバイバルモードになると保守的になり、お決まりの思考習慣や生活習慣のパターンを繰り返す傾向が現れます。パターンの安定感に依存します。

 

「飽き」て止めるのではなく、「依存」して止められなくなるのです。

 

不安や恐怖や怒りの神経伝達物質が放出され続けると、本来飽きるはずの繰り返し安定を感じ、その状態を変えることを頭では望んでも身体はそれに抵抗する振る舞いをします。

 

量子物理学的現実創造は思考と感情と身体のコヒーレント(同相の波動)状態が必須なので、思考と身体の不協和音は望まない現実を招きます。

 

長期間同じ神経伝達物質が流れると、いつも同じ化学的メッセージが身体に送られ、同じ遺伝子の活性が続き、同じタンパク質が自動的に作り出され身体に変化を及ぼします。

 

自動的にネガティブな思考が回りネガティブな感情を醸し出す神経伝達物質の放出を許していれば、特定の遺伝子のスイッチが入る改変が起こり、身体で作られるタンパク質までネガティブな意識状態を演出することになります。

 

「病は気から」の現象が起こるときは、このプロセスをたどっているときなのでしょう。

 

ネガティブな思考習慣を変えるのを難しくしているのは、身体のシステムを巻き込んだ改変になるからです。

 

こんなとき思い出してほしいのは、驚嘆やサプライズが思考の枠を超えさせることと、脳は実際に体験したことと繰り返しイメージしたことの区別がつかないという性質です。

 

ネガティブな思考が回りサバイバルモードになって、お決まりのパターンから抜けられないときは、思わず笑ってしまうようなコメディでも観て意識の脱線を試みて、気分を変えてから「今、この瞬間」にできることにだけ着手してみましょう。

 

サバイバルモードが定番になっているときこそ、身体直接指令を与えてあげないと自動設定のプロセスに突き進み、お決まりの化学メッセージに従うことに落ち着き、そこから出られなくなってしまいます。

 

窮地で司令官が何も指示を出さなかったら、部下はそれまでやってきた経験で対処しようとしますよね。

 

ネガティブな感情による化学メッセージの刷り込みを受けている身体は、司令官(思考)よりも自動設定で送られる化学メッセージを頼ります。

 

ネガティブな感情に駆られたときは、身体のある「今、この瞬間」にできることにだけに着手することが大切です。

 

思考では通常モードでも、身体の方では「アドレナリンが分泌されてるぞ!逃げるのか、戦うのか、どっちなんだ!」という状態ですから。

 

コメディを観る、お茶を飲む、散歩をする、ストレッチする、ゆっくり深呼吸する・・・など、戦闘体制ではやらないような行動を指示をしてあげれば、それを「敵は去った!」サインと受けとめて身体はサバイバルモードを解除できるのです。

 

これは簡単だけど、立派にパターン破りして自動操縦に歯止めをかける指示です。

 

身体の方も思考がちゃんと無理のない指示を出してコミュニケーションしてくれていると安心と信頼を回復するのです。

 

次回も「あなたという習慣を断つ」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。