こんにちは、リブラです。
今回はジョー・ディスペンザ博士の「あなたという習慣を断つ」の解説の続きです。
第2部脳と瞑想
第8章瞑想、神秘の解明と未来の波
わたしたちの神経細胞が発火するとき、細胞同士が電荷を帯びた要素を交換し合い、電磁場を形成します。
脳の多様な電子活動を計測して波形したものが脳波です。
わたしたちの脳波は、誕生時~12歳ごろ(脳が大人になる)まで、発達段階に応じて主流になる波が変わります。
デルタ波(誕生時~2歳まで。成人では深い睡眠状態のとき)
0.5~4Hz/secの波で、ほとんど無意識状態。
思考は働かず、外界からの情報をそののまま吸収する。
赤ちゃん眠っていることが多いのはデルタ波が主流脳波だから。
シータ波(2~5歳まで。成人では浅い睡眠の「夢うつつ」状態)
4~8Hz/secの波で、トランス状態のように内的世界とつながっている。
想像の世界に住み、言われたことをそのまま受け入れる。
アルファ波(5~8歳まで。成人ではリラックス状態で一点集中のとき)
8~13Hz/secの波で、外界・内面の両方に足場を持てる周波数帯。
創造の内面世界を外界の現実と同じくらいリアルに捉えられる。
ベータ波(8~12歳以降。成人では意識的分析思考モードのとき)
13Hz/sec以上の波で、12歳を過ぎると、顕在意識と無意識の間の扉が閉ざされる。
思考脳(大脳新皮質)が情報のすべてを処理している。
サバイバルモードになるときもこのベータ波のとき。
ガンマ波(最速の脳波。超越体験、至高体験の意識状態のとき)
40~100Hz/secで、ベータ波と周波数は類似するが相関性はない。
長期記憶に残る幸福、思いやり、高度の注意力などの高揚した心と結びついている。
子どもたちは成長するにつれ、主たる脳波の領域がデルタ波→シータ波→アルファ波→ベータ波へと進化します。
逆に大人が瞑想を試みる場合は、ベータ波→アルファ波→シータ波→デルタ波(達人レベル)へと至るのです。
瞑想は子ども頃の脳波へ帰ることなのですが、それを阻むのがベータ波です。
ベータ波は周波数帯の違いでさらに3つに分けられます。
低レベルベータ波(13~15Hz/sec)
警戒心を持つことなく一定のレベルの関心を保っている状態。
中レベルベータ波(15~22Hz/sec)
外界の刺激が継続している中で、注意力を高めて分析思考を始め、大脳新皮質が活性化している状態。
学習している状態。
高レベルベータ波(22~50Hz/sec)
極度に警戒しているときにその対象に過剰に集中し続ける状態。
サバイバルモードのときの脳波。
意識のテンションが上がり過ぎて、身体が興奮状態になっているとき。
集中し過ぎを制しできない状態。
高レベルベータ波のときは、すべてが緊急事態に映ります。
アクセルを踏みっぱなしで「ドライブ」をしている状態です。
自らの脳波の稼働領域を変えるという「ギアチェンジ」を全く考慮しないまま突っていることになります。
脳波が高レベルベータ波にあるとき、外界は内面世界よりもリアルに見えます。
関心は外的環境を構成するすべてのもに向けられます。
その結果、自分のアイデンティティを外界の物質に照らして考えるようになるのです。
外界の制限であるビッグスリー(環境・身体・時間)にいつも悩むことになります。
この状態では自分がほんとうに求める変化(自らの思考、行動、感情を観察する行為)に注意を振り向ける処理能力はほとんど残りません。
すべてが緊急事態に映る高レベルベータ波にあるとき、外界のあらゆるものを警戒するので注意が散漫になります。
すると、不揃いな(インコヒーレント)な信号を送る散漫な思考しか生まなくなるのです。
「望ましい出来事を未来に起こすためには思考と身体が同じ信号を送ることが不可欠」というのが量子的現実創造の条件でした。
それと同様に、思考と脳波も一致していなければならないのです。
「あなたという習慣を断つ」第8章より、要約
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わたしが社会人になって最初に勤務したのが神経科で、脳波測定が主な仕事でした。
当時の脳波検査は、てんかんの検査のためにあるのかなと思うくらい、てんかん発作を誘引するテストが盛り込まれていました。
呼吸賦活;吸って吐いての指示で過呼吸気味になる状態を作り、てんかんのスパイク波が出現するか否かを見ます。
光刺激;脳波計にプログラムされている光刺激を段階的に上げていき、てんかんのスパイク波が出現するか否かを見ます。
睡眠賦活;睡眠中にてんかんのスパイク波が出現するか否かを見ます。
睡眠脳波は通常の脳波検査には入っていませんが、てんかんの治療でほとんど発作が出なくなったとき、外部の刺激がない睡眠中も出ていないかどうかのテストです。
覚醒時の脳波と睡眠脳波をどこで見分けるのかというと、ハンプ(瘤波)と呼ばれる瘤の形をしたアルファ波がぴょこんと1つ出現したら、眠りに入った!というサインになります。
アルファ波は「アルファ波律動」と呼ばれるほどリズミカルに規則正しく続く波なので、単独でぴょこんと1つ現れることはありません。だから、ハンプ(瘤波)が出て来ると目立つのですぐ見つけられます。
被検者が目を閉じて静かに眠ったフリをしていても、脳波を見ていればリラックス状態なのか、せわしなく考えたり心配したりしているのか、眠っているのか、瞑想状態にあるのか脳波を見ればわかってしまうのです。
脳波検査をスタートするとき、最初にするテストがアルファ波ブロッキング(眼の開閉)です。
脳波をとりながら、被検者に「目を開けてください」「閉じてください」と指示を出したときの波形の変化を見ます。
「目を閉じてください」と言うと瞬時にアルファ波が出現し、「目を開けてださい」と言うと即座にベータ波に切り替わりアルファ波がブロックされるのです。
「それってアルファ波が出ていないとブロックされようがないんじゃない?アルファ波を出すのは難しいんじゃない?」という疑問が湧くかもしれません。
でも、指示どおり目の開閉さえできれば、もれなくみんなアルファ波を出すことができます。
なぜならその指示の中にアルファ波を出す秘訣が入っているからです。
「目を閉じる」と、それは「身体にリラックスしていいよ」というサインになります。
それから、目を閉じたときは次の「目を開けてください」の指示を待ち構えて一点集中することになります。
・「目を閉じる」
・「リラックス」
・「今、ここ、現在に一点集中」
これがアルファ波を出す秘訣です。
世には様々な瞑想法がありますが、目を閉じて、リラックスして身体の力を抜き、呼吸に意識を向けることに集中しますよね。
結局瞑想法は、アルファ波を導き出すためのお膳立てだったのです。
外界・内面の両方に足場を持てる周波数帯がアルファ波なので、瞑想の入り口みたいな領域です。
すべてが緊急事態に映るサバイバルモードの対処も、高レベルベータ波からアルファ波への「ギアチェンジ」です。
アルファ波を出すコツさえ掴んでしまえば「ギアチェンジ」可能なので、もうネガティブな思考や感情に振り回される心配はいらないのです。
それどころか不揃いな(インコヒーレント)な信号を送る散漫な思考を、位相の揃った(コヒーレント)な信号を送る思考に切り替えて、量子的現実創造の条件を揃えることもアルファ波を出すコツさえ掴めば可能です。
おもしろいことにアルファ波~デルタ波までの脳波で唯一位相の揃った波形を描くのがアルファ波なのです。
他の脳波はみんな不揃いな波形です。
1日の終わりには心と身体にご褒美をあげるつもり、目を閉じて、身体の力を抜いてリラックスして、「今、ここ」で呼吸を数えることだけに集中してみてはいかがでしょう。
ほんの一瞬だけでもアルファ波はその条件で確実に出ますから、そのときの「やすらぎ」の感覚を身体に覚えてもらってください。
その「やすらぎ」を感じれば、すべてが緊急事態に映る高レベルベータ波が出ている状態がかなりエネルギーを消耗するのが実感できるでしょう。
それを実感できればベータ波が続いて疲れるとき、目を閉じて、身体の力を抜いてリラックスして、「今、ここ」で呼吸を数えることだけに集中してアルファ波を呼び出すことが習慣になっていくでしょう。
次回も「あなたという習慣を断つ」の解説を予定しています。
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