こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第11章の解説です。
ヒル「逆境や敗北や失敗というものから人間が学べるのはそれだけですか?」
悪魔「失敗した人間はヒプノティック・リズムの呪縛が解かれ、1からやり直すことができる」
ヒル「ここにきてとうとうあなたも認めるわけですね?大自然の法則とはいえど、ヒプノティック・リズムも自らその力を無効にすることがあると」
悪魔「いや、違う。その発言は物事を正しく捉えていない。
大自然が自らの法則を無効にするなどということは消してない。
ヒプノティック・リズムを使い、人間から思考の自由を奪っているのは大自然ではないのだ。
人間がその法則の使い方を間違えて、自分から思考の自由を手放しているだけだ」
ヒル「ヒプノティック・リズムの法則は、プラスにもマイナスにも働くということですね。
ヒプノティック・リズムの働きによって人間は、自由に考えるという特権を失って奴隷の身分に落ちることもあれば、逆に自由に思考を操ることで大成功を収めることもできる。
その違いは、その人間がヒプノティック・リズムの法則にどれほど適応しているかによる。それで間違いないですか?」
悪魔「それで間違いない」
ヒル「でも、自分からわざと失敗しようとする人間なんかいませんし、一時的敗北など誰も望みません。
人間の力ではどうにもならないことだって世の中にはよくあります。
ならば、どうして思考の自由を奪っているのは大自然ではないなどど言えるのでしょうか?」
悪魔「失敗は人間が自ら作り出すものだ。
その失敗が永久のものだと思った瞬間、それは現実のものとなる。
別の言い方をすれば、失敗とはその人間の心の状態を言うのだ。
故に誰でもコントロールすることができる。
必要なのは自分にその力があることを忘れないことだ。
大自然は人間に失敗を強いたりはしない。
ただし、ヒプノティック・リズムの法則から逃れられる人間は1人もいない。
ヒプノティック・リズムの法則によって、人間の意識を満たしている思考は、現実のものとして固定化されるのだ。
言い換えれば、どんな失敗も、人間がそれを永久のものだと考えるなら、ヒプノティック・リズムの法則により永久のものとなる。
逆に、成功もまた、人間がそれを永久のものだと考えるなら、ヒプノティック・リズムの法則により永久のものとなる。
ー「悪魔を出し抜け!」第11章よりー
ヒプノティック・リズムは、集合意識による集団催眠です。
例えば、テレビのCMで挽きたての豆で淹れた湯気の漂うコーヒーを味わい深く飲む人の映像が流れると、コーヒー好きならば「コーヒーを飲みたい!」気分になり、周囲の人々にもコーヒータイムにしようかと誘われると喜んでそうするでしょう。
独りならば、さほどそう思わなくても、誰もかれもがそうしているのを見かけると、自分もその行動がしたくなる心理が働くのです。
ヒプノティック・リズムは集団催眠で、自らの潜在意識に集合意識が催眠にかけるのを本人の顕在意識が許している状態です。
集合意識は、すべての意識の集合体です。
一人一人の潜在意識は全部集合意識に接続しています。
つながっているがゆえに集合意識のリズムは、潜在意識にすぐ波及し同調しやすいのです。
ただし、本来、潜在意識は自らの顕在意識の指令を優先して従うシステムになっているので、集合意識に操られるのは本意の状態ではありません。
集合意識にかけられる集団催眠(ヒプノティック・リズム)にかかりやすい人は、明らかに顕在意識と潜在意識の関係が不協和音の状態です。
本人の顕在意識の指令よりも、集合意識の情報を優先する意識状態に潜在意識がなっているからです。
自分の顕在意識(意思)よりも外部の情報に従って行動するように、条件づけられた潜在意識の状態なのです。
集合意識には様々な思いが合流しているので、思いの周波数帯も様々です。
けれども、たくさんの人の同じ思いの周波数帯は、その分だけパワフルです。
有名で大きな神社の方がたくさんの人が詣でるのでパワーが強くなり、無名で小さな神社は詣でる人も少ないのでパワーが小さくなるようなイメージです。
ヒプノティック・リズムから抜けるのが難しい原因は、以下の理由からです。
・集合意識が潜在意識と直につながっているから。
・人類共通の思いがパワフルで、個ではその思いのパワーに抗うだけの力が及ばないから。
・潜在意識が自らの顕在意識よりも集合意識の情報を優先する習慣に陥っている=「流される」習慣になっているから。
・大自然の共鳴共振の法則が働くから。
この4つの理由の中で、わたしたちが自分でコントロールできるのは、「流される」習慣と共鳴共振の法則です。
流されないようにするためには、この本で何度も出てきた「自分の頭で考える」習慣をつけることです。
これで自分の顕在意識が考えることを優先して潜在意識が従う本来の姿に戻ります。
人に考えてもらってばかりや人の意見を鵜吞みにすることを繰り返していたら、潜在意識の方も自分の主は指令すら自分で出さないと思い、外部情報を当てにするようになります。
そして、今回悪魔は「逆境・敗北・失敗の効能」を明らかにしてくれました。
それは、「逆境・敗北・失敗した人間はヒプノティック・リズムの呪縛を解かれ、1からやり直すことができる」ということです。
「逆境・敗北・失敗」によって、ヒプノティック・リズムの催眠下の「流される」人間に何が起こるかというと、「信じて従ったのにこんなひどい目遭ったじゃないか!!」と潜在意識が外部情報に愛想が尽かす事態が発生するのです。
すると、その人の潜在意識は自らの顕在意識を頼りするしかなくなり、再び1から顕在意識と潜在意識の信頼構築か始まるのです。
もちろん、「自分の頭で考える」習慣をつけることが前提条件です。
そして、「自分の頭で考える」習慣をつけることで、自らの顕在意識の指令に自らの潜在意識が従う体制が整えば、外部情報ではなく、唯一無二の自らの魂意識(本質)の周波数に合わせることが最も心地よいことがわかるのです。
そうすると、集合意識の中では少数派でも自分の魂意識に合った波動をキャッチして、共振・共鳴反応が起こり、自分にとって望ましいヒプノティック・リズムの流れに乗れるのです。
「ヒプノティック・リズムの法則によって、人間の意識を満たしている思考は、現実のものとして固定化される」ならば、望む周波数帯(自身の魂意識に共鳴共振する周波数帯)とつながれば、幸せな意識状態はずっと続き、その心の状態が投影する現実も幸せなものになっていくのです。
どうせ「ヒプノティック・リズムの法則から逃れられる人間は1人もいない」ならば、心をニュートラルな状態に保ち、魂意識と共振共鳴反応が続くようにしておけば、その状態が現実のものとして固定化されるのです。
そうなたら、ヒプノティック・リズムは忌むべきものではなく、歓迎すべきものに見方が変わるはずです。
次回は「悪魔を出し抜け」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
