こんにちは、リブラです。

今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第13章の解説です。

 

第13章「完璧で、ありのままで、美しい」

 

*なぜ、感情的な反応に振り回されて苦戦するのか?

 

それは「自分には選択肢がない」と思って、つい感情の回路を自動運転に任せてしまうからです。

 

「4つのキャラ」の間をいつでも行き来できるように脳をトレーニングすると、脳細胞の異なるモジュール間に、新しい神経接続が作られます。

 

「4つのキャラ」が円陣を組むことで、全脳的思考で最高の自分を全面に押し出して人生を歩むことができます。

 

人生に「変化」はつきものです。

この「変化」に右脳キャラたちはオープンで、柔軟性があり、回復力があり対応できます。

 

今あるものを、今あるうちに楽しむ。

今あることに感謝し、やがてそれを手放し、次に来るものを歓迎する。

 

そんな生き方へ右脳キャラたちは誘導します。

 

しかし、左脳<感じるキャラ2>は過去のネガティブな記憶から未来に不安を抱き、あらゆる「変化」に警戒します。

<キャラ2>の役割が警報装置だからです。

 

その結果、左脳<考えるキャラ1>はリスク回避を優先し、「変化」に抗い、人生をコントロール可能な範囲に収めようとします。

 

左脳キャラの警戒警報やコントロールでネガティブな気分になるのも、右脳キャラの「今この瞬間」の楽しみで明るい気分になるのも、もとはと言えば「たんに回路の中で働く細胞群の仕組みにすぎない」のです。

 

わたしたちは、どの回路にエネルギーを集中させたいか、どのくらいの期間走らせたいか、それによりどう感じるかを選ぶ力をもっています。

 

荒ぶる感情の芽を摘み、身体の中で回路が走るのを感じながら、90秒後に解消させるか、90秒間行動し続けるか、あるいはその回路を何度も実行して、90分でも90年でも延々と続く感情のループにするかを選ぶことができるのです。

 

テイラー博士の母GGは、88歳のときガンと診断され余命5ヶ月の宣告を受けました。

 

GGの家系は皆100歳近く生きるので、母には長寿の遺伝子があると思い込んでいたテイラー博士はショックでした。

 

このとき、テイラー博士の左脳<キャラ2>アビーは、「ママ」を失う想像をしただけで完全に打ちのめされてしまいました。

 

左脳<キャラ1>ヘレンは、入院からお葬式まで事前に計画し、一緒に最後の道を歩めるのだと、安堵のため息を洩らしていました。

 

右脳<キャラ3>ピッグペンは、すべての予定をカレンダーから消して、「今この瞬間」の喜びに浸って興奮していました。

 

右脳<キャラ4>ヒキガエル女王は、GGを今の形の生命体として失うことで、日々の時間の大きな空白ができてしまうけれど、独りで過ごす穏やかな時間の中で、つねに彼女とつながっていられるのだと確信していました。

 

テイラー博士は、脳出血の経験で<キャラ4>の意識を良く知っているので、死後の世界も神の存在も信じていました。

 

でも、GGはそうではなく、「自分は土から来て完全に消えて土に帰るのだ」と信じていました。

 

そこで、テイラー博士は、「たとえママが神様なんているかどうかわからないという立場だとしても、死ぬときは嬉しいサプライズがあるはずよ」というと、

GGは「ええ、そのうちわかるわね」と答えました。

 

それを聞いてテイラー博士は、GGの<キャラ4>が残された時間を死の恐怖や涙で表すのではなく、人生を真の意味で祝福するものにしたいと考えているのがわかりました。

 

テイラー博士とGGは、話し合い、今後数か月間の方針を一緒に決め、最後はパーティを開きました。

 

35人の親しい友人たちが料理を持ち寄り、GG世代の音楽のプレイリストを作り、GGが入ることになる棺の飾りつけをして、GGと語り合う夜を過ごしました。

 

GGは火葬を希望していました。

 

パーティでGGは大好きなベニー・グッドマンのクラリネットの演奏に合わせて、火葬されることになる「愛の棺」のまわりで踊っていました。

 

GGが息を引き取ったとき、テイラー博士の<キャラ2>アビーが泣き崩れるかと思いきや、<キャラ4>ヒキガエル女王がGGの手を握り、「ほら、ママ、嬉しいサプライズがあったでしょ」と高揚感の中GGに別れのキスをしたのでした。

 

その後の数週間、テイラー博士は喪失感も痛みにとらわれることもなく、悲しみの波が押し寄せてきたときは素直に泣きました。

 

でも、テイラー博士はGGと宇宙的なつながりを強く感じていました。

 

自分の<キャラ4>に心を開き、亡くなった人たちの<キャラ4>の存在を意識して心を開けば、その人たちと簡単につながることができると、この体験からテイラー博士は学びました。

 

「ホールブレイン」より引用ー

 

近親者の死は、わたしたちに大きな影を落とします。

 

仲が良ければ喪失感に苦しみます。

疎遠になったままで永遠の別れを迎えると、残された人は後悔の念に駆られます。

 

近親者の死からすぐ立ち直る人もいれば、その喪失感や後悔の念から何年も立ち直れない人もいます。

 

わたしも2年前に母を心不全で突然失いました。

 

うお座木星回帰とおうし座天王星回帰で人生のピリオドを迎えた母② | リブラの図書館(スピリチュアルな本と星のお話) (ameblo.jp)

 

父の献身的な介護や食事療法で、糖尿病が治り、高血圧も治り、狭心症の薬も飲まなくて良くなり、太り気味になるくらい食欲もあったので、83歳の誕生日を迎えるのを目前に亡くなったときはショックでした。

 

でも、喪失感も後悔の念もなく、痛いほどの悲しみもなく、納棺された安らかな母と対面したとき、やっと何かの感情がこみ上げてきて涙があふれてきました。

 

それは別れの悲しみの涙というより、「やっとつらい人生の天寿を全うできたね!」という母の魂意識に共感した涙だったと思います。

 

このときのわたしは、右脳<感じるキャラ4>が主導でした。

 

<キャラ4>はハイアーセルフ的キャラなので、「すべてと意識でつながっている」状態です。

 

だから、母の肉体の命が尽きたからといって母の存在が消失してしまう感じはありません。

 

むしろ、一緒に映画や演劇を観に行ったり、演奏会に行ったり、食事に出かけたり、旅行に行ったときの思い出の姿を借りて、活き活きとリアルタイムで母の魂と交流できる感じでした。

 

お通夜や告別式で家族が母の思い出話に湧いているのを見て、母の魂は嬉しそうに飛び回っていました。

 

<キャラ4>を主導にしておくと、そんな状態を実感できるのです。

 

でも、左脳<感じるキャラ2>を主導にすると悲しみや喪失感の感情に飲み込まれて、愛する存在の死から時間が止まったように前に進めなくなってしまいます。

 

そんなときは、「深呼吸をして感情の一時停止ボタンを押して、右脳キャラに主導権を切り替えるのか」、

「<キャラ2>を主導のまま悲しみや喪失感の感情に浸らせておくのか」の選択の分かれ道です。

 

どちらを選び、意図して実行するかは自身の決定次第です。

 

選んだ脳のキャラにより脳の使われる回路が変わります。

 

また、脳の回路は頻繫に使われるほど、習慣化され自動運転で働くようになります。

 

ネガティブな思考や感情に飲み込まれやすい人は、左脳<感じるキャラ2>に任せるモードが自動運転で稼働している状態です。

 

<キャラ2>の役割は警報装置ですから、サイレンが鳴りっぱなしで、一瞬も安心が得られなくなってしまいます。

 

左脳は、過去→現在→未来の時系列で物事を捉えますから、現在が警報鳴りっぱなし状態で不安に駆られていれば、当然未来は絶望感に染められてしまいます。

 

だから、一歩も前に進めなくなるのです。

 

それを望んでいないならば、過去のトラウマも未来の憂いも脇に置き、「今この瞬間」だけに意識を向けることを自ら選ぶのです。

 

「今この瞬間」だけに意識を向けると、右脳<考えるキャラ4>と右脳<感じるキャラ3>の出番がきたことを告げる合図になります。

 

癒しが必要ならば、<キャラ4>が神や宇宙意識につなげてくれます。

 

明るい気分が必要ならば、<キャラ3>が「今この瞬間」の気分転換の遊びに誘導してくれます。

 

ただし、普段出番が少ない脳キャラの使う回路は錆びついています。

 

うまく稼働させるには、頻繫にキャラを呼び出し、仕事を任せ、信頼構築するしかありません。

 

問題にぶち当たり、怖れや不安を感じたら、深呼吸で一時停止ボタンを押して、脳キャラの「作戦会議」を開いてみましょう。

 

4つのキャラの合意の下に適役のキャラを選び任せる度に、全脳的思考(ホールブレイン)の回路が構築されていきます。

 

次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。