こんにちは、リブラです。

今回も「タフティ・ザ・プリーステス」の解説です。

 

レッスン21 自分を超えたパワー

 

前回のおさらい

 

・目を覚まし、観察し、流れに乗る。

 

・ゴールのコマを構築し、台本の流れに沿っていく。

 

・流れに乗ることで、台本の「力と知恵」を利用する。

 

・「トリガーについて利用する」ことを習慣化する。

 

・「コントロールする」という習慣をやめて、「手放して流れに乗る」という習慣に変える。

 

・「流れに乗る」とは、パワーの指示を感じてそれに従う能力を持つこと。

 

タフティ語録

 

映画;わたしたちが「現実」と呼んでいるもの。台本に従い登場人物も物事も展開する人生ライン。

 

台本;映画の筋書き通りに展開するようにコントロールをする映画のシナリオ。

 

「プレゼンス」;気づいた状態でいること。客観的に自分の立場を把握している状態。

 

メタパワー;現実を外側から眺め、望む未来へと舵を切る力。

 

非物質世界のイメージで構築した現実を物質世界の現実にもたらす力。

 

「観ているわたし」に目覚めたときにしか発動しない力。

 

*台本の支配から例外的に解放される瞬間とは?

 

自分自身の意図で未来のコマを構築するときは、自由です。

 

背中の三つ編みを起動して、未来のゴールシーンを描く瞬間は、台本の支配から解放されています。

 

この瞬間、あなたが描くゴールシーンのイメージが外部センターから放たれ、メタパワーが発動します。

 

メタパワーは、あなたの背後で働いている、あなたを超えた力です。

 

メタパワーは、起きるにまかせる状態のときに勝手に働き、現在の台本から望む映画(人生ライン)の台本への交換をします。

 

「タフティ・ザ・プリーステス」Lesson21を要約

〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇~〇

 

*メタパワーは“セレンディピティ”として働く 

 

タフティ・ザ・プリーステス第21章のテーマは、自分を超えたパワー

 

ここで語られるのは、努力や気力では決して届かない領域で働く力、 メタパワー です。

 

タフティは言います。

「人間は台本を直接コントロールすることはできない。

しかし、望む映画の台本に『切り替わる位置』に立つことはできる」と。

 

そのとき背中の三つ編みの外部センターを通して働くのが、台本を変える力である「自分を超えたパワー(メタパワー)」です。

 

わたしはこのメタパワーを、セレンディピティだと思っています。

 

セレンディピティとは、「予期せぬ幸運な出来事に遭遇する能力」「素敵な偶然を発見できる能力」です。

 

シンクロニシティ(共時性)は、偶然の一致の現象そのものを表し、セレンディピティはそれを見つけたり引き寄せたりする能力を指します。

 

セレンディピティは、単なるラッキーではありません。

 

ゴール」があり、「意図」があり、「行動」がありますが、「コントロール」はしていない

 

この状態のとき、「ゴール」と「意図」と「行動」が突然つながる現実に遭遇するのです。

 

これがタフティでいうメタパワーが働く瞬間です。

 

この21章を読んで思い出すのが、ノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一氏のエピソードです。

 

田中氏はある日、実験中に誤って高価なコバルト粉末をグリセロールの緩衝液に落としてしまいます。

当然、始末書案件。

 

そこで彼はこう意図したそうです。

 

「今日中に、タンパク質のレーザーイオン化質量分析に成功する緩衝液と金属の組み合わせを見つけよう!そうすれば、コバルト粉末をダメにした埋め合わせができる」と。

 

つまり、彼はこのとき未来のゴールを明確に意図したのです。

 

しかしその日、試した組み合わせはすべて失敗でした。

 

もう成果は出ない。始末書を書くしかない。

 

そのとき彼は、ダメ元でコバルト粉末を落としたグリセロールの緩衝液で、タンパク質のレーザーイオン化質量分析を試みました。

 

この組み合わせは、過去に実験済でタンパク質のイオン化は失敗に終わっているのです。

 

ところが、偶然落としたコバルト粉末の量と長時間放置が功を奏して、世界初のタンパク質のレーザーイオン化に成功する快挙となりました。

 

田中氏はノーベル化学賞受賞後のインタビューでこの快挙について尋ねられたとき、

 

「わたしは工学が専門で、化学は専門外だったのがよかったのでしょう。

 

高分子量のタンパク質は、レーザーでイオン化させる前に分解してしまうというのが化学界の常識だったのです。

 

わたしは門外漢だからその常識を知らなかった。

 

だから、いつか成功するだろうと何年もタンパク質のレーザーイオン化質量分析の試みを続けられたのです」と語っていました。

 

この話は単なる偶然でしょうか。わたしは違うと思います。

 

ここにはタフティのいうメタパワーセレンディピティ)が働いたと考えられます。

 

この田中氏のエピソードをタフティのメタパワーが働く順番に並べると、

① ゴールを置いた

「今日中にタンパク質のイオン化ができる緩衝液と金属の組み合わせを見つける」と意図した。

② 方法にはこだわらなかった

どの組み合わせかは決めなかった

③ 途中の失敗に執着しなかった

希望的観測を捨てなかった

④ コントロールを手放した

最後はダメ元で測定

 

この状態はまさに、

流れに任せながらゴールにフォーカスし続ける状態

でした。

 

メタパワーが働く典型です。

 

タフティが繰り返し伝えているのは、

 

台本の出来事を思い通りにしようとするな。

思い通りに描けるのは未来のゴールの1コマだけ

ということ。

 

メタパワーが働きやすい状態は次の通りです。

 

・ゴールは明確

・方法は未定

・展開は任せる

・希望は手放さない

・しかし執着もしない

 

この微妙なバランス。努力でもなく、放棄でもない。

静かな意図+非干渉

 

これがセレンディピティにつながります。

 

では、台本交換はどう起きるのでしょうか?

 

タフティは繰り返し、

今の台本から望む映画の台本へ切り替えることができる」といっています。

 

けれどもこれは、無理に変えるわけでも、操作するわけでも、引き寄せるわけでもありません。

 

実際には、メタパワーが働いた結果、いつの間にか別の台本に立っているという形で起きます。

 

気づいたら、出会いが変わっている。

タイミングが変わっている。

道が開いている。

問題が解消している。

 

その背後で働くのが

自分を超えたパワー(メタパワー)

セレンディピティです。

 

では、わたしたちは何をすればいいのでしょうか。

答えはとてもシンプルです。

 

ゴールを忘れない

方法を決めすぎない

途中経過に過剰反応しない

流れに抵抗しない

 

そして、「何かが起きる余地」を残しておくこと

 

メタパワーは、操作しようとするほど働きません。

 

でも、額の内部センターではなく、背中の三つ編みの外部センターで静かに意図して静かに任せているとき、その瞬間に潜在意識を介して集合意識につながり、現実の歯車がかみ合います。

 

第21章「自分を超えたパワー」は、スピリチュアルな奇跡の話ではなく、現実の創造の仕組みの話です。

 

わたしたちの身体の仕組みを例にしたら、「自分を超えたパワー」を理解しやすいかもしれません。

 

小宇宙と呼ばれるほど、わたしたちの身体はまだ解明されていないことがいっぱいです。

 

約30兆個の細胞がそれぞれの場所でそれぞれの役割りを担って働いていますが、まるでそれぞれの細胞同士がコミュニケーションを取り合っているかのごとく連携して1つの生命を支えているのです。

 

わたしたちが何も考えていなくても、呼吸も代謝も続き、生命活動は正常運転されています。

 

わたしたちの預かり知らないところで生命を支えてくれているのです。

 

自然界もしかり、です。

 

太陽も水も酸素も食べ物も、自然界がもたらす恩寵にわたしたちは生かされています。

 

それはけしてわたしたちの思い通りにはなりません。

 

思い通りにしようとすればするほど、地球環境を壊し、バランスを崩してしまいます。

 

セレンディピティとは、偶然ではなく、意図と非干渉の交差点で起きるもの。

 

わたしたちができるのは、ゴールを置き、流れに任せ、ゴールとひと続きの自分が自然であるとイメージすること。

 

あとは、台本さえも抗えない、メタパワーが働き、ゴールに描いた映画の台本に切り替わります。

 

この切り替えが起こる瞬間、まだ何も起こっていなくても、「何かが変わった!」感じがします。

 

何も変わっていないのに取り巻く世界が優しくなったように感じます。

 

もう、歯を食いしばらなくていい、もう、しがみつかなくていい、手放していい、力を抜いていい、自分に優しくしていい、楽になっていい。

 

そんな気分になって、いつもサバイバルモードでいた頃の自分が遠い昔の存在に思えてくるのです。

 

セレンディピティという言葉は、「セレンディップの三人の王子たち」という童話に由来する造語だそうです。

 

この童話に登場する王子たちは、求めていないよいものを偶然発見する能力があり、その方法は偶然の一致のような共時性に気づくことなのです。

 

きっとその王子たちは、物事を良し悪しで決めつけたり、常識に照らし合わせて考えたりしない人たちだったのではないかと思います。

 

日本語でも「瓢箪(ひょうたん)から駒(馬)が出る」ということわざがあります。

 

思いがけず良いことに遭遇する人は、小さなひょうたんから馬が飛び出すような現象を怪しんだり怖がったりしない人なのでしょう。

 

「想定外の幸せ」を受けとるには、「想定外を喜ぶ」気持ちが大切ですから。

 

まずは、「変化を受けとること」を拒まないということから始めるといいと思います。

 

変化をおもしろいと感じて、遭遇する変化を観察するうちに共通点を見つけられるようになります。

 

すると、見えないはずのメタパワーの働きのサインを見つけられ、ゴールに向かっている安心を手に入れます。

 

人生は直線的な因果ではなく、フラクタルのように展開しています。

 

蝶の羽ばたきさえ、めぐりめぐって気象に影響を及ぼすといわれるバタフライ効果に象徴されるように、わたしたちを取り巻くこの世界は、互いに影響し合い持ちつ持たれつの協調関係で成り立っています。

 

小さな偶然は、大きな未来の縮図。

 

だからこそ、「思い通りにしよう」とすると流れは閉じてしまうのです。

 

けれど、ゴールだけを静かに意図し、展開を信頼すると、集合的な秩序が動き出します。

 

それがセレンディピティであり、メタパワーの働きなのです。

 

次回も「タフティ・ザ・プリーステス」の解説を予定しています。

 

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