こんにちは、リブラです。
今回もジョー・ディスペンザ博士の「あなたという習慣を断つ」の解説の続きです。
第1部あなたはサイエンス
第2章環境を克服する
主観的な意識が客観的外界に影響を与えることが、前章の「量子のあなた」でなんとなくおわかりいただけでしょうか。
(意識のフォーカスにより)波動の状態にある電子を崩壊させて素粒子に変えることにより観察者は素粒子の世界に影響を与え、具体的な出来事を創出できるのです。
そこで次に来るのは、
「意識がどうやって大きな出来事に作用できるんだろう?」
「近い将来手に入れたい具体的出来事を現実にするために、どうすれば電子を崩壊できるんだろう?」
という疑問です。
いつもと同じ現実以外の何かを創出するには、日常的に考え、感じている内容を変える必要があります。
思考が電荷、感情が磁荷となって量子場に影響を及ぼす意識を作るからです。
人が日常的に考え、感じている内容に深く関わっているのが、環境、身体、時間です。
この章では環境を克服するために必要なことが説明されています。
わたしたちの脳は、外界からの刺激を受信して、過去の記憶と照合して認識します。
自分の外的環境を形成する要素との関係から、自らを定義します。
環境と一体化した意識を使って観察しているため、量子場に無限に存在する可能性の波動を崩壊させて、その意識にぴったりの現実の経験を創り出すのです。
過去の記憶に沿った意識が環境と一体化すると、以前と同じようなことを考え、感じることになり、予測可能な結果を生み、人生を再確認し続けることになります。
神経科学には「へブの法則(ともに発火する神経細胞同士は結束する)」というものがあります。
同じ意識を再創出することにより、脳内に同じパターンの回路が強化されるのです。
こうして神経回路の習慣が確立すると、内的意識と外的世界という現実は不可分となり、意識と人生は一体化し、世界を色眼鏡(思い込み)で見るようになり、環境の奴隷となるのです。
歴史上の巨星たち、キング牧師、マハトマ・ガンジー、ジャンヌ・ダルクなどに一致しているのは、個人的レベルを超えた大きな夢やヴィジョンを持っていたことです。
かれらの意識は置かれた環境にコントロールされず、ゴールに定めた非現実的な未来を先取りして行動していたのです。
内的意識を先行させた行動で、外的世界を変えたのです。
それでは、内的意識を変えるのに有効な方法はどんなものがあるのでしょうか?
ディスペンザ博士は、マインドリハーサルを推奨しています。
脳の神経回路は、わたしたちの目標を反映した再組織化(目標を達成を前提とした組織化)を行います。
わたしたちの脳は、あたかもその出来事が既に物理的現実となったかのように脳が変化するまで思考をリアルに捉えることができるのです。
外界で実際の経験になる前に、脳を変えられるのです。
そして、心底ひたむきに1つのことに意識を集中させているとき、脳はそれが意識の内的世界なのか、外的環境で実際に経験しているのかを識別できません。
思考は経験となり得るのです。
意識のイメージングに没頭することができれば、脳は実際に経験することなく回路の連結作業を行えます。
環境を無視して意識を変え、集中を切らすことなく理想的に意識を固定させる(繰り返す)とき、脳は環境の先を行くのです。
目に見えないし他の五感でも感じられない未来の現実(意識の中で何度も練ってきたため脳が既に外的環境で実際に起きた出来事であるかのように変化している)を信じることができるなら、あなたの脳は単なる過去の記録装置ではなくなり、未来地図となるのです。
「あなたという習慣を断つ」第2章より、要約
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思考と感情を一致させた意識で、望む未来を繰り返しイメージして量子場の無限の可能性に働きかければ、内的世界を投影した現実を外的世界に呼ぶことができます。
しかし、この量子的現実創造のプロセスを阻む要因が<ビッグ3>と呼ばれる環境と身体と時間です。
この<ビッグ3>の中でも環境は特に難題で、物質世界の大きな制限としてわたしたちにのしかかります。
日常的な習慣がわたしたちの意識と環境を一体化させているため、環境と自分を同一視する傾向が現れます。
現在の環境の延長線上の未来(想定内の未来)しか描けなくなるのです。
すると、過去の経験から未来を想定する左脳の「原因と結果」のパラダイムに囚われて、量子的現実創造のプロセスを阻んでしまうのです。
目の前の環境が自分の望むものと大きく違うとき、それを無視してマインドリハーサルを繰り返すには相当の集中力を要します。
歴史に残る偉業を成し遂げる人たちは個人的レベルを超えた野望と情熱を持っていたので、環境を無視して心に描く未来のヴィジョンを信じることができたのでしょう。
それでは、環境に囚われ、現在の延長線上の未来(想定内の未来)しか描けなくなった場合はどうしたらよいのでしょうか?
そんなときこそ量子的現実創造のチャンスを切望しますよね。
わたしは左脳の「原因と結果」のパラダイムに囚われそうになるとき、ストア派の哲学者エピクテトスのことを思い出すことにしています。
エピクテトスは、古代ローマで奴隷の母親から生まれ、皇帝ネロの解放奴隷であったエパプロディートスに売られました。
エパプロディートスは、粗暴で奴隷を虐待する主人として知られていました。
エピクテトスの置かれた環境は、生存すら危ぶまれる逆境でした。
そんな環境にいてもエピクテトスは、自分の自由になるものは何なのか考えました。
自分の身体も命もお金で買われて主人のものです。
しかし、「心の中だけは自由である」と彼は気づきました。
彼は「自分の思い通りにできる物事だけが、真に自分のものであり、それ以外はすべて他人次第である」という道理に当てはめ、明確に「自分次第のもの」と「他人次第のもの」を分けました。
「自分次第のもの」は、本質的に自由であり、何かに妨げられることも、強いられることもないのです。
だから、いかなる環境に置かれようとも自身の心の世界の自由は見失わないようにしていたのです。
エピクテトスは自身の心の世界では、奴隷ではなく主人だったのです。
彼は「自分次第のもの」を大切にして、「他人次第のもの」を望まないように努めました。
ネガティブな思考に駆られたり、怖れの感情に乗っ取られるのは、「他人次第のもの」を欲して「自分次第のもの(心の自由)」を失うからだと知っていたのです。
その結果、エピクテトスはエパプロディートスのサロンを訪れる哲学者に認められ、ストア派の哲学の講座を受けることを主人から許されたのです。
ギリシャで哲学を学んだエピクテトスは、解放されて自由民になりました。
高貴な身分の人々が彼から哲学を学びたいと希望したので、エパプロディートスもエピクテトスを奴隷にしておくことはできなかったのです。
エピクテトスは、ギリシャで哲学の学校を開き、そこには皇帝ハドリアヌスも訪れました。
エピクテトスが自分のものにできたのは心の中だけでしたが、自分の心の主人であれば外側の世界は変わり、皇帝さえも教え乞う哲学者になる現実がやって来るのです。
エピクテトスが置かれた環境は奴隷でしたから、左脳の「原因と結果」のパラダイムでは奴隷で終る未来しか想定できなかったでしょう。
でも、エピクテトスは、その環境を無視して自分の心の主人であることにフォーカスし続けることで、量子的現実創造で自由を手に入れ、哲学者として成功したのです。
エピクテトスの人生は、どんな逆境でも、大きな夢を描けなくても、自分の「心の自由」にフォーカスすれば、外側の世界の自由も手に入るという量子的現実創造の好例だと思います。
もし、自分を取り巻く環境に嘆くとしたら、それは無限の可能性が潜む「心の自由」まで侵食してしまいます。
そんなときは、「自分次第のもの」があることに感謝して、「他人次第のもの」を望まないようにしてみましょう。
自分の外側のものを欲しがったり、期待したり、執着しなければ、「心の自由」を手に入れることは「今、ここ、この瞬間」から実行できます。
「心の自由」さえ手に入れることができれば、その量子場に自分の人生の主人として意識を送り、量子的現実創造で外界の環境を変えることがエピクテトスのようにできるのです。
次回も「あなたという習慣を断つ」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
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