こんにちは、リブラです。
今回から、ジェームズ・クリアー著「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説をしていきます。
第2章 習慣がアイデンティティを形成する(逆もまた真なり)
習慣を変えるのが難しいのには、2つの理由があります。
①変えようとするものが間違っている。
②習慣を変えるための方法が間違っている。
本章では、①のポイントについて、次章では②のポイントについて解説します。
人の行動の変化の段階には、
結果の変化の段階→プロセス(手段や仕組み)の変化の段階→アイデンティティ(「これが自分だ」という認識)の変化の段階の3層があります。
結果は、あなたが獲得するもの。
プロセスは、あなたが行うこと。
アイデンティティは、あなたが信じているもの。
結果の変化をベースにすると獲得した段階で終了したり、結果が表れなければ、習慣を続けることが困難になります。
アイデンティティの変化をベースに習慣形成すると、信念(信じているもの)が変わるので習慣のみならず、生き方そのものが変わります。
ですから、習慣を変えるときには、「習慣を変えることでどんな自分に変わりたいのか?」の意識の方向性を考える必要があります。
「習慣を変えることでどんな自分に変わりたいのか?」が定かでないと、「①変えようとするものが間違っている」状態に陥りやすくなります。
子どもの頃から続く爪を噛む習慣をやめたい男性が、なんとか意志の力で爪を伸ばすことができました(結果の変化の段階)。
その爪を維持したいと考えたその男性は、妻にマニュキュアの予約を入れてもらいました(プロセスの変化の段階)。
マニュキストから「健康的で魅力的な爪」と褒められ、自分も爪の美しさを誇れるようになりました(アイデンティティの変化の段階)。
それ以降、爪の手入れをすることはあっても、噛むことも、噛みそうになることもなくなりました。
この男性の場合、爪を噛む習慣から爪に手入れをする習慣に変わりましたが、その習慣の変化を成功させたのは、自分の爪を自分の誇れる身体の一部と認めることができたからでした。
「子どもじみた習慣をやめられない恥ずかしい自分」から「爪の美しさを誇れる肯定的な自分」にアイデンティティが変化したのです。
アイデンティティという言葉は、ラテン語の「存在(エッセンティータス)」と「くり返し(イーデンティーディム)」を語源していて、文字どおり「くりかえす存在」を意味します。
くり返す行動が増えれば、教会に通っているなら信心深い人、勉強している人なら勉強家、ジムに行くなら健康管理に熱心な人という証拠(エビデンス)になります。
習慣はアイデンティティを体現する方法であり、習慣形成のプロセスは、あなた自身になるためのプロセスなのです。
・1ページ書くたびに、あなたは作家になる
・ヴァイオリンの練習をするたびに、あなたは音楽家になる
・トレーニングを始めるたびに、あなたはアスリートになる
・従業員を励ますたびに、あなたはリーダーになる
新しいアイデンティティには、新しい証拠(エビデンス)を積み重ねていくことが必要です。
いつもと同じ行動をくり返せば、同じ結果を得るだけです。
欲しい成果から、そういう成果を得られるタイプへと遡ってみましょう。
「自分が欲しい成果を得られるのは、どんなタイプの人だろう?」と自分に訊いてみましょう。
「健康な人ならば、どうするかしら?」と自問すれば、タクシーに乗るより歩く方を選び、加工食品よりも新鮮な食材を調理して食べる方を選ぶでしょう。
「健康な人」というアイデンティティのタイプが決まると、「健康な人」がくり返す証拠(エビデンス)も決まってきます。
そして、アイデンティティのタイプが決まり、くり返す証拠(エビデンス)が強化されると、このプロセスで次のような信念が引き出されてきます。
・「わたしは生徒のために問題に立ち向かう教師だ」
・「わたしはどの患者にも時間と共感を惜しまないような医師だ」
・「わたしは従業員を擁護するような経営者だ」
あなたには、自分について信じていることを変える力があります。
今日の習慣を選ぶことによって、今日強めたいアイデンティティを選ぶことができます。
あなたが習慣になるのです。
ー「複利で伸びる1つの習慣」より引用ー
「習慣がアイデンティティ(これが自分と認識できるもの)を形成する」とこの本で知ったときには、目から鱗が落ちました。
確かに、習慣によって人生を180度変えた人はこの著者を含め、枚挙にいとまがないほど事例があります。
わたし自身も12年前から始めたブログを書く習慣が、わたしの人生を大きく変えました。
前職は検査技師だったので、自分の考えを文章で表現する機会などほとんどありませんでした。
でも、ブログという自由に自分の思いを表現できる舞台を与えられ、自身の中に眠る創造性が目覚めました。
それまで脳内にバラバラに点在していた知識や情報が、文章を構成するプロセスで統合され、自身の考え方の軸になるような一貫性が生まれました。
それが今のわたしのアイデンティティの一部になったのです。
「習慣がアイデンティティを形成する」なら、自分のアイデンティティを無視した習慣の型に無理やりはめ込み、自分を変えようとしてもうまくいくはずがありません。
それは当たり前のことなのですが、「①変えようとするものが間違っている」ことに気つかず、習慣にコントロールされたり、三日坊主で終わって諦めたりすることが、誰しも経験あるかと思います。
爪を噛む癖を大人になってもやめられない男性が、自分の爪の美しさを誇れるようになるまでのプロセスを見ていると、「美しい自分」のアイデンティを認めることがどれほどパワフルなのかがわかります。
習慣というツールを使うと、「未発掘の自分の原石」を探り当て、「繰り返し行動」で研磨してアイデンティティの美しい輝きを顕現できるのです。
それは、未来の可能性の領域に存在する自分に周波数を合わせる行為とも言えるでしょう。
わたしはこの本で「アイデンティティと習慣の関係」を目にしたとき、ヴァジム・ゼランド著「タフティ・ザ・プリーステス」で語られる現実創造のプロセスを思い出し、凄く納得することができました。
元量子物理学者のゼランド氏は、リアリティトランスサーフィンという手法で、望む人生ラインへの波乗りの方法を著作の中で紹介しています。
「タフティ」はその実践編なのですが、そこで重要視されているのが「目覚めた自分の存在(プレゼンス)」なのです。
既に台本の決まった映画の中に生まれた瞬間から放り込まれ、それに気づかず生きているのがわたしたち=「目覚めていない自分」です。
台本は支配的で、わたしたちの思い通りにはなりません。
でも、映画のフィルムの1コマ分、「今、この瞬間から次の瞬間」だけ自分の自由にできます。
台本通りに従順に演じている振り(目覚めていない振り)をしながら、「今、この瞬間から次の瞬間」だけ「目覚めた自分の存在(プレゼンス)」を意識して、1コマ、1コマに望むゴールを照射するのが、「タフティ」お勧めのメソッドです。
そのコマ数が増えることで、支配的な台本に気づかれることなくその映画が醸し出す雰囲気を変えて行き、映画(現在の人生ライン)そのものを望むゴールの存在する人生ラインへとトランサーフィンするしくみです。
昨年の暮れに「タフティ」を読んだときは、「なぜ1コマしか自由にできないのか?」とか、「目覚めた自分のプレゼンスって何?」とか、「どうして照射メソッドなの?」とか、疑問だらけで釈然しなかったのです。
ですが、習慣によって「未発掘の自分の原石」を探り当て、「繰り返し行動」で研磨してアイデンティティの美しい輝きを顕現していくプロセスを知ると、「タフティ」が言っている照射メソッドがだんだんとわかってきました。
顕現前のものはすべて波動として存在し、意識を向ける瞬間に粒子化(現象化)に向かう量子力学的発想でこれを考えると、元から備わる「未だ見ぬ自分のアイデンティティ」(波動の状態)に向かい、習慣をくり返えすこと(意識の照射)で証拠(エビデンス)を強化し、見えないレベルでゴールに近づく行為が、「既にゴールに存在する自分」の人生ラインに乗り換えを完了させ(現象化させ)ているのです。
まずは、「習慣を変えることによりどんな欲しい成果が得られるのか?」
「それを得るてい人はどんなタイプの人なのか?」
この2つの質問を自問して、想像してみましょう。
そして、そのタイプの人に自分がほんとうになりたいと思うのならば、あなたの中に「未発掘のアイデンティティの原石」があるということです。
習慣をくり返すことでエビデンスを強化して磨けば、そのなりたいタイプのアイデンティティの美しい輝きを放つ自分がいる人生ラインに辿り着くのです。
次回も「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説を予定しています。
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