こんにちは、リブラです。

今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第9章の解説です。

 

第9章「自分とのつながり」

 

*「4つのキャラ」の脳と身体の関係の捉え方

 

・キャラ1は、わたしたちの身体を乗り物と考えています。

 

左脳<考えるキャラ1>は、自分の身体を「世の中で何か成し遂げるための乗り物」と考え、体調を気遣い、健康維持のために栄養の管理や運動やダイエットを計画的に実行します。

 

病気になれば、情報収集して専門医を選び、指示を守って治療に専念します。

 

加齢を気にして、メンテナンスも怠りません。

 

・キャラ2は、わたしたちの身体に責任を感じています。

 

左脳<感じるキャラ2>は、自分の身体の状態にほとんど気づいていません。

 

健康に関するネガティブな情報に過剰に反応し、ちょっとした症状をすぐ重大な病気の前兆と勝手に結びつけて怖がります。

 

怖れに駆られると何も手につかなくなってしまうので、キャラ1の現実的なサポートやキャラ3の楽観思考やキャラ4の癒しを必要とします。

 

・キャラ3は、わたしたちの身体をおもちゃだと感じています。

 

右脳<感じるキャラ3>は、他のどのキャラよりも、深くて親身な身体意識を持っています。

 

キャラ3は、自分の身体でどれだけのことができるのかに関心があり、性能を出し切ることを求めて喜んで身体を動かします。

 

楽しみや興味があれば、運動やダイエットに取り組みますが、飽きると効果が出る前にやめてしまいます。

 

・キャラ4は、わたしたちの身体を魂の神殿と捉えています。

 

右脳<考えるキャラ4>は、セルフケアを行うことで、心、身体、精神を育みます。

 

また、ホリスティック(細胞レベルからの包括的)な方法や自然療法や代替医療を用いて身体を養い、感覚を刺激することを好みます。

 

病気も挑戦しがいのある経験と捉え、現実を受け入れ、予後を良くするために必要なことを行います。

 

キャラ4は、年齢を重ねるにつれ、物質的な世界とのつながりが弱くなるので、「自分の身体が何を言っているのか」に耳を傾ける必要があります。

 

ヨガや太極拳など、筋肉と意識を集中させる練習を続けることで、肉体的世界とのつながりを保つことができます。

 

「ホールブレイン」より引用ー

 

キャラ2は、左脳にあるため分離意識(独りぼっちの意識)を持ちやすく、警報装置の偏桃体があるため最悪のイメージを抱きやすいキャラです。

 

しかも、キャラ2は未熟な子ども意識なので、「身体に責任を感じ」ていてもそれを背負う力もなく、「足引っ張っている」ことに引け目や罪悪感を持つだけなのです。

 

ただし、キャラ2の気持ちが安定していれば、キャラ1の現実的な対処とキャラ3の楽観的な励ましとキャラ4のスピリチュアルな癒しを受けることができるので、万事良好に運びます。

 

すべては、キャラ2のご機嫌次第なのです。

 

キャラ2の気持ちを安定させるためには、インナーチャイルドとのコミュニケーションが必要になります。

 

内なる子ども意識との対話は、ハードルが高く感じるかもしれませんが、テイラー博士のようにキャラに名前をつけると身近に感じられ、キャラに存在感が生まれます。

 

まずは、インナーチャイルドに名前をつけてあげましょう。

 

すぐ思いつかなければ、幼い頃呼ばれていたニックネームでもいいですし、名前にちゃんづけするだけでもいいでしょう。

 

そして、名前が決まったら、洋服を着せるように月星座のキャラクターイメージをインナーチャイルドにかぶせてみましょう。

 

わたしは自分のインナーチャイルドを「ムーンちゃん」と呼び、てんびん座のキャラクターイメージの子どもを想定していつも話かけています。

 

インナーチャイルドは、感情に敏感に反応するので、ちょっとした心のざわめきやモヤモヤやイラっと感などを感じたタイミングで、「どうしたの?大丈夫?何かあったの?」と問いかけています。

 

こうした対話があると、てんびん座は風星座なのでコミュニケーションで調整できるのです。

 

自身の月星座のキャラクターイメージを知っていると、インナーチャイルドを理解する手がかりになります。

 

おひつじ座に月がある場合

 

「直感と衝動が神の声」で、「もののけ姫」のサンような自由奔放な野生児キャラ。

 

おうし座に月がある場合

 

「五感の至福と物質的安定感が命」で、優雅なプリンセスキャラ。

 

ふたご座に月がある場合

 

「好奇心とコミュニケーションが命」で、見た目は子ども、頭脳は大人のコナン君キャラ

 

かに座に月がある場合

 

「感情と感動が命」で、小さな驚きを大きな感動に増幅する「赤毛のアン」キャラ。

 

しし座に月がある場合

 

「輝きと注目が命」で、フォースを身につけヒーローに育っていく「スターウォーズ」のルークキャラ。

 

おとめ座に月がある場合

 

「法則や知識で役に立つことが命」で、ハリーポッターのハーマイオニーのような優等生キャラ。

 

てんびん座に月がある場合

 

「バランスとハーモニーが命」で、「自分をアヒル」だと勘違いしながらも放浪して様々な鳥と遭遇し、「自分は白鳥だった」とやっと気がつく「醜いアヒルの子」キャラ。

 

さそり座に月がある場合

 

「真実と本物が命」で、バカだと思われるのが怖くて見えるふりをする大人に「王様は裸だよ」と真実を指摘する子どものキャラ。

 

いて座に月がある場合

 

「明るい未来と可能性が命」で、猫に長靴をはかせただけで王女の婿になる幸運を手にした粉ひき小屋の三男坊キャラ。

 

やぎ座に月がある場合

 

「努力が実を結ぶことが命」で、両親より現実的な「千と千尋の神隠し」の千のようなキャラ。

 

みずがめ座に月がある場合

 

「心の自由と共鳴する仲間が命」で、俯瞰視点で世の中の矛盾や奇妙さに気づく「星の王子様」キャラ。

 

うお座に月がある場合

 

「想像の世界が命」で、過酷な現実世界からアナザーワールドの避難所へ導くピーターパンキャラ。

 

次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。