こんにちは、リブラです。
今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第7章の解説です。
第7章「キャラ4考える右脳」
*あなたのキャラ4はざっくり言うとこんなキャラ
・気づき
全てのものと同じ意識を共有し、その中にいることに気づき、お互いに影響し合っています。
・広がり
可能性に対して心を開き、自分を取り巻く全てと自分の存在全体を大切にしています。
自我の無い状態を恐れず、ありのままで美しく完璧なことを知っています。
「唯一のもの」のエネルギーの中に存在しています。
・つながり
宇宙の流れの意識の中で、時間を超越した、全てのものとつながっている自分を受け入れます。
瞑想したり、祈ったりするとき、その空間で共鳴します。
わたしたち一人ひとりが、人類のネットワークの中のニューロンであり、流れの一部として、分子レベルで複雑につながっています。
・受け入れる
人生をありのままに受け入れ、全てがあるべき姿であることを知って安心します。
・変化を受け入れる
目の前にあるものを愛し、祝福します。
この瞬間、この人生、この愛、この経験が過ぎ去るとき、それがあったことに感謝します。
瞬間ごとの変化の連続に心を開き、その全てを受け入れ、次に来るものに感謝します。
・本物
<キャラ4>は、「高次の力」の意識です。
<キャラ1>のペルソナ(仮面)、<キャラ2>のシャドウ(ネガティブな側面)、<キャラ3>のアニマ(女性性)/アニムス(男性性)の細部を超えるとき、<キャラ4>は力を手に入れ、「最高の自己(セルフ)」として前に進みます。
・寛容な精神
常に全体の一部である「わたしたち」の感覚を持ち、特定の誰かに与えるときも助けるときも、それを通して全体に与え助けているイメージを抱きます。
<キャラ4>が愛するときは、相手をありのままに受け入れ、全てが繁栄します。
・明晰さ
外の世界の動きに惑わされることなく、愛すること、愛されることへの意思に明晰性が現れます。
・意図をもって
<キャラ4>は、自分の意図を決め、全てとつながり流れを信頼します。
自身の心の力が、空間の原子と分子の配置を変えて物事を実現するのを知っているからです。
・弱さを受け入れる
「宇宙の意識」として人生に足を踏み入れることは、<キャラ4>の裸の部分に足を踏み入れ、自分の弱さの中で強く立ち上がることを意味しています。
ー「ホールブレイン」より引用ー
左脳<考えるキャラ1>のペルソナやエゴ、左脳<感じるキャラ2>のシャドウやインナーチャイルド、右脳<感じるキャラ3>のアニムス(男性性)/アニマ(女性性)までは、なんとなくその存在を自覚しているのではないかと思います。
何かの出来事を引き金に、エゴ的な生存競争の欲が出たり、インナーチャイルド的な愛の欠乏感が出たり、与えるシーンで男性性が現れたり、受けとるシーンや育むことで女性性が現れることを、人生を振り返れば思い当たることがあるでしょう。
けれども、右脳<考えるキャラ4>は神聖な高次の意識の「ハイアーセルフ」なので、なかなか自身の中にその存在を自覚するチャンスは少ないのです。
自分の右脳に内在するキャラなのになぜコンタクトが難しいのかといえば、<キャラ4>が拒んでいるのではなく、<キャラ1>が拒むからです。
左脳<考えるキャラ1>は、外側の世界(物質世界)を現実と捉えて価値を置くので、見えない・感じられない存在を「在る」とは認めがたいのです。
その上、左脳<考えるキャラ1>の重要な役割のひとつが「みんなでひとつのところから分離して、外側の世界(物質世界)の経験を通して自分を知ること」なので、右脳<考えるキャラ4>の「みんなとひとつ。あるがままで美しく完璧。今この瞬間に在る」という存在が理解できません。
左脳<考えるキャラ1>の困った性質のひとつに「理解できないものは無かったことにする」という癖があります。
「右脳<考えるキャラ4>の助けなんか要らないから、得体の知れないものを理解するより、存在そのものを抹消する方が簡単だ」と、<キャラ1>はエゴ的発想で<キャラ4>を脳キャラメンバーから外してしまうのです。
そんな扱いを受けても<キャラ4>は寛大なので、静かに微笑んで脳キャラメンバーたちを見守ります。
テイラー博士の脳卒中のように、危機的状況に直面して<キャラ1>が降参して全てのしがみつきを手放し委ねるとき(サレンダーするとき)、<キャラ4>はスーパーマンのように窮地に登場し、奇跡を起こすのです。
それでは、九死に一生を得るような事態になるか、瞑想の達人にならないと<キャラ4>をメンバーに入れられないのかといえば、そんなことはありません。
わたしたちが直感を働かせるシーンでは<キャラ4>が大活躍します。
<キャラ1>の出番はないので干渉できないのです。
でも、直感の働きが効果的で、<キャラ4>の活躍が度重なる場合、<キャラ1>もそれを認めざるを得なくなります。
そして、晴れて<キャラ4>も「脳の作戦会議」で発言権を与えられるようになるのです。
<キャラ4>の優れた能力であるサイキックな直感は、ホロスコープでは海王星が担当しています。
誰しも海王星があるハウスでは、サイキックな直感が働くのです。
わたしは9室(探求のハウス)にさそり座海王星を持っています。
「ここを探せば必ず欲しい情報が入手できる」という探求に関しての直感が1番働きます。
さそり座海王星なので、真実や本質や本物を求めて探しているときは、特に直感が働きます。
ホロスコープを手がかりにアカシックレコードの情報を掴むときも、9室のさそり座海王星が活躍してくれてくれます。
わたしの場合は、アセンダント近くのみずがめ座土星が現実的な理論を求めてさそり座海王星の直感情報を非難するという<キャラ1>と<キャラ4>の戦いがかつて起こっていました。
しかし、探求のハウスでのさそり座海王星の直感の活躍が度重なり、<キャラ1>は<キャラ4>の存在を認めざるを得なくなって、みずがめ座土星は非難ではく、さそり座海王星の直感情報を裏付ける理論を組み立て協力するようになりました。
このように<キャラ1>は合理主義でリアリストなので、現実に役に立つ直感を得られることが度重なると<キャラ4>の存在を肯定するようになるのです。
自身の<キャラ1>を懐柔して<キャラ4>を脳キャラメンバーに認定するためのステップとして、直感を遊びのように日常的に使ってみることをお勧めします。
直感が役に立つのを日常的に体験できると、<キャラ4>がオンラインになっている感覚を実感できます。
今回はハウス別で海王星が示す直感が働くポイントを書いてみました。
海王星が1室(本人のハウス)にある
自分自身の未知の冒険や「自分を知ること」に、優れた直感が働きます。
海王星が2室(所有のハウス)にある
個性に基づく価値観を育むため何を所有すべきかの選択に、優れた直感が働きます。
海王星が3室(表現のハウス)にある
自身の思いをいかに表現し伝えるかというとき、優れた直感が働きます。
海王星が4室(基盤のハウス)にある
心と身体を健やかに守るためのライフスタイルや精神基盤の構築に、優れた直感が働きます。
海王星が5室(至福と創造性のハウス)にある
至福を感じて創造性を発揮するとき、優れた直感が働きます。
海王星が6室(貢献のハウス)にある
人や社会の役に立つことが喜びに感じられるとき、優れた直感が働きます。
海王星が7室(対人関係のハウス)にある
誰かのためにと思うとき、優れた直感が働きます。
海王星が8室(共感のハウス)にある
対話の相手と共感や信頼が通うとき、優れた直感が働きます。
海王星が9室(探求のハウス)にある
未知の世界を探りたい気持ちが高まるとき、優れた直感が働きます。
海王星が10室(天職のハウス)にある
社会的活動やビジネスチャンスを探るとき、優れた直感が働きます。
海王星が11室(グループのハウス)にある
グループシップの力で夢を叶えようとするとき、優れた直感が働きます。
海王星が12室(潜在意識~集合意識のハウス)にある
瞑想やトランス状態で、潜在意識や集合意識の情報にアクセスしようとするとき、優れた直感が働きます。
次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
