こんにちは、リブラです。
今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第7章の解説です。
第7章「キャラ4考える右脳」
*ヴィオラのような役割のキャラ4
4つの脳キャラを「弦楽四重奏の楽器」に例えると、左脳<考えるキャラ1>と左脳<感じるキャラ2>は2本の高音のヴァイオリン、右脳<感じるキャラ3>は低音のチェロで、右脳<考えるキャラ4>はヴィオラです。
最も聴き取りやすいのが2本の高音のヴァイオリンで、少し耳を澄ますと低音のチェロの音に気づきますが、それらの楽器が盛大に奏でられているときヴィオラの音を聴き分けるのは至難の業です。
ヴィオラ(キャラ4)の力強く絶妙な音を聴けるのは、他の楽器(キャラ1とキャラ2とキャラ3)がもっとソフトな演奏に同意したときのみです。
キャラ4は、ヴィオラのように「4つのキャラ」の表現のバランスをとるための接着剤なのです。
キャラ4は、わたしたちが生まれたときに持っていたオリジナルの意識です。
キャラ4の意識は、「英雄の旅(ヒーローズジャーニー)」の最も遠い目的地であり、この意識に戻ることは、かけがえがなく、最も平和な自分に戻ることです。
キャラ4は、「神のような唯一の宇宙的存在」と共有している、自らの一部なので、「ほんとうの自己(セルフ)」を表しています。
機能的には、キャラ4の細胞は、キャラ3が経験する肉体としての生命と、宇宙の無限の意識との間を神経学的につなぐものとして存在しています。
わたしたちの脳のキャラ4の部分は、肉体的な経験もしている精神的な存在なのです。
キャラ4の永遠の安らぎの状態に入る最も簡単な方法は、心を「今この瞬間」に移し、呼吸に集中し、意識を拡げて、深い感謝の気持ちを全身にみなぎらせることです。
その瞬間、永遠の流れの中にあるキャラ4の意識とつながります。
左脳が認識していた境界はなくなり、エネルギーに溶け込みます。
キャラ4は、どこにでもいて、あらゆるものの中にいて、生きているだけで輝かしい至福のときを感じています。
キャラ4は、言葉の使い方に大きな影響を与え、魂を揺さぶるような深い会話をすることができます。
キャラ4は、すべてがあるべき姿であることに心を開き、気づき、受け入れています。
何かを裁くことなく、ただ自分の生きている人生を驚きを持って祝福します。
そして、わたしたちに愛される価値があるだけでなく、わたしたちが愛そのものであることを他のキャラたちに教えます。
左脳のキャラたちが、右脳のキャラ4の全体性(ホールネス)に心を開くと、「自分には価値がないのでは?」という気持ちは瞬時に消えます。
わたしたちは、「自分が愛に値しないこと」と、「宇宙の愛である」ということを同時に経験はできないからです。
惑星や恒星の動きを支えているエネルギーは、宇宙全体やキャラ4の意識を作っているエネルギーと全く同じです。
人間は、宇宙の流れから切り離されているわけではないので、意識を集中させ、そのエネルギーを意図的にシフトさせる力を持っています。
祈りの力と意図を定める力によって、わたしたちはエネルギーの流れを意識的に変えることができるのです。
意図的にその振動を未知の世界に送り出すと、変化が起こります。
脳を使ってエネルギー場に影響を与え、その結果、周囲の世界に影響を与えることができるのです。
ー「ホールブレイン」より引用ー
20代の頃、「ハイアーセルフ」という言葉を初めて知ったとき、それは「高次の自己」として手の届かないような場所にいる存在と思っていました。
30代の頃、「ハイアーセルフ」は「深い瞑想状態のときつながっている自分」なんだ、と思うようになりました。
40代の頃、眠りの前の「今この瞬間」に集中して問いかけると、必ず目覚めの頃に想定を超える答えが返ってくるので、「ハイアーセルフ」って自分の中にいるんだと自覚するようになりました。
40代半ば頃、ゲリーのスクールで、人間は「魂意識と身体意識と身体」という構成でできているというのを聞いてとても納得しました。
そして、魂意識が「ハイアーセルフ」のような存在で、身体意識がエゴやインナーチャイルドなどの「ローアーセルフ」のような存在なのだと理解するようになりました。
「ハイアーセルフ」は個を超えた全体性(ホールネス)であり、「『神のような唯一の宇宙的存在』と共有している、自らの一部」であると認識するようになったのです。
テイラー博士のキャラ4の説明を読み、「ハイアーセルフ」は自身の右脳新皮質領域に宿っているのだ知ると、より身近に感じられるようになりました。
「ハイアーセルフ」は全てを知っているから見守り役をしながら精神的導きを与え、「ローアーセルフ」は肉体を生きる冒険をして生命の可能性を追求する・・・そして、最終的には全脳(ホールブレイン)を使って生きる、「ハイアーセルフ」と「ローアーセルフ」の共同創造する人生になっていくのでしょう。
トートタロットの19番太陽は、まるでこの関係を描いたかのようなカードです。
横道12宮の星座にぐるりと囲まれた中で、太陽が山のてっぺんに燦然と輝いています。
山の頂きに巻き付く大蛇は、脱皮しながら成長して人生を全うするプロセスを表し、踊る2人のフェアリーはハイアーセルフとローアーセルフが共同創造で「ほんとうの自分」を楽しんで生きる姿を表しています。
ホロスコープの太陽も全脳(ホールネス)で生きる自分(ほんとうの自分)に還ったときの完成形として輝き、人生のゴールを照らしてくれているようにわたしは思います。
太陽星座はお誕生日がわかれば、誰でもすぐ知ることができて身近に感じられますが、案外ちゃんと読むのが難しいのは、全脳で生きる「ほんとうの自分」だからじゃないかと観ています。
わたしの太陽はてんびん座で、月も水星もてんびん座です。
だけど社交的でも、八方美人でもないし、ファッションセンスに疎いし、世に言われているてんびん座的要素がまるでありません。
だから、わたしにとってんびん座は1番よくわからない星座でした。神話を数秘と結びつけて読むまでは。
てんびん座は7番目の星座なので数秘7のエネルギーを帯びています。
数秘7は本質探求や自己探求の数字です。
てんびん座神話をその角度から眺めてみれば、最初は「人の美しい心」を測るための天秤が、やがて「罪」を測る道具になり、最後は主人のアストレイアから地上に置き去りにされたのです。
「わたしはいったい何なのだろうか?」と捨てられた天秤はアイデンティティを探したくなるだろう、とそこではじめててんびん座神話に共感しました。
「自分を知る」手がかりとして交流するから、傍から見れば社交的や八方美人に映ったりするのかもしれない、と長年の謎が解けたのです。
わたしのてんびん座太陽は8室(共感のハウス)で輝いています。
ホロスコープというツールを使って自分以外の人生を読むとき、意識でつながる他者の違う人生の現れを知ることで、全体性である大いなる源の意図を再認識するのです。
テイラー博士の太陽はおうし座です。
彼女が不可視の領域である心を、神経解剖学と心理学で解明していこうとして右脳と左脳の考える脳(新皮質)と感じる脳(辺縁系)の4つのキャラに当てはめたのは、「感じる」も「考える」も感覚で意識できますし、それを担当する脳細胞群を突き止めれば視覚的に実在が確かめられます。
おうし座神話のエウロパ姫は、危険を顧みず純白の美しい牡牛を直に触り花で飾ることにこだわりました。
テイラー博士が五感を通して脳と身体と心の関係を追求しようとしているのは、遠くのゴールでおうし座太陽が輝いているからなのではないだろうかと思います。
今回は太陽星座別で、「ほんとうの自己」である「ハイアーセルフ」の神話的イメージを書いてみました。
おひつじ座太陽のハイアーセルフ像
無謀なチャレンジで不可能を可能にしてしまう唯一無二の金毛羊。
おうし座太陽のハイアーセルフ像
この世の万物の豊かさを五感で享受し、色とりどりの花(経験)で純白の牡牛を飾るエウロパ姫。
ふたご座太陽のハイアーセルフ像
大神との巧な交渉で、兄カストルと共に星座に上げてもらう知略の達人ポルックス。
かに座太陽のハイアーセルフ像
どんな感情も抱えた瞬時にパワーに変える大蟹カルキノス。
しし座太陽のハイアーセルフ像
心に描くセルフイメージが輝いていれば、無敵で戦える勇者ヘラクレス。
おとめ座太陽のハイアーセルフ像
母の大地の女神と夫の冥界王のどちらの望みを叶える四季のリズムを作ったペルセフォネ。
てんびん座太陽のハイアーセルフ像
「美しい心」に出会い、自らの心を調律する度「ほんとうの自分」を思い出す天秤。
さそり座太陽のハイアーセルフ像
本質を掴み、真実を見つけるために不純物を抹殺する大蠍。
いて座太陽のハイアーセルフ像
どんな状況の中にも一条の希望の光を見出し、その明るさで未来を導くキローン。
やぎ座太陽のハイアーセルフ像
逆境をバネにして望む現実の具現化を図る牧神パーン。
みずがめ座太陽のハイアーセルフ像
思考の枠組みを超えることで神界の視野を得て人間界から自由になるガニメデス。
うお座太陽のハイアーセルフ像
アナザーワールドのファンタジーの癒しで母子の絆を取り戻すアフロディーテとキューピット。
次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

