こんにちは、リブラです。
今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第6章の解説です。
第6章「キャラ3感じる右脳」
*右脳辺縁系<感じるキャラ3>と左脳辺縁系<感じるキャラ2>の情報処理の違い
左右の辺縁系の「感情細胞群」が脳幹(爬虫類脳)から受け取った情報を処理する方法に違いがあります。
左脳辺縁系<感じるキャラ2>は、「今、この瞬間」から抜け出して、外の世界から入ってくる刺激を順序立てて処理します。
過去の感情の記憶と照らし合わせて、脅威レベルを判定し、未来の予測をします。
右脳辺縁系<感じるキャラ3>は、「今、この瞬間」についての感情を「今ここ」で体験します。
<キャラ3>は「今、この瞬間」から切り離されないので常に宇宙の流れのレベルに存在します。
わたしたちが外側の世界で孤独な現実に遭遇すると、左脳が孤独を認識し、感じ、体験しています。
でも、孤独の原因となった外側の現実の人や物事などへの執着を解くと、「流れ」の意識(右脳)に戻り、感謝や喜びを感じられるようになります。
このようにわたしたちはいつでも、左脳の外的現実と右脳の今現在の瞬間の、どちらに意識の焦点を合わせるか、選ぶことができます。
「個」としての自分に焦点を合わせるか(左脳)、「流れ」に溶け込むのを重視するか(右脳)を選ぶことができるのです。
<キャラ3>が優位に立つと、左脳の判断によってもたらされる身のすくむような恐怖から解放されます。
*右脳辺縁系<感じるキャラ3>のクリエイティビティ・芸術性
わたしたち人間は、右脳を使って心の奥深くへたどり着き、創造的な方法で自分を表現する素晴らしい能力を備えています。
自分が創り出すものが、他の人の心(または右脳)の琴線に触れるとき大きな感動を覚えます。
「すべてがつながっている」という右脳の現実は、意識として実在します。
でも、右脳が作る知覚の並行宇宙は、外の世界(物質世界)しか信じない左脳によってしばしば矮小化され、無効にされ、否定されてしまいます。
シンクロニシティ(共時性、偶然の一致)が起こるのは、右脳のエネルギーの流れ(すべてとつながるながれ)の領域です。
右脳の世界には、左脳による「真実」の定義を覆す事柄が無数にあります。
テイラー博士は8才のとき、母と休暇を過ごしながら低俗な小説(三文小説)を回し読みしました。
そのとき、母GGに本の内容を尋ねると返ってきたのは「あらすじ」だけでした。
母GGは<左脳キャラ1>がメインの性格なので、言葉を言葉としてだけ読み取っていたのです。
一方テイラー博士は、楽しい休暇中モードで<右脳キャラ3>がオンになっていたので、言葉から物語の映像を作り出し味わっていたのです。
同じ作品を読んでも、<左脳キャラ1>で言葉だけで理解するのか、<左脳キャラ1>で言語理解を<右脳キャラ3>で映像作成をして味わうのかで、全く違う印象を作品に対して抱くのです。
ー「ホールブレイン」より引用ー
芸術作品ほど人の価値観や好みが分かれるものはありません。
好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い。
なんで?と聞かれても、芸術作品に関しては明確にそれを言語化することは難しいでしょう。
芸術作品を創り出したり、堪能したりする領域が右脳辺縁系の<感じるキャラ3>だとわかると納得します。
<感じるキャラ3>は「すべてとつながっている」意識があるので、同じ作品のファン同士に絆が生まれたり、作品と通して作者とファンが共感でつながる現象も起きるのです。
この右脳辺縁系<キャラ3>の働きでつながる交流は、まさにみずがめ座冥王星時代の交流だな、って思います。
みずがめ座はフレンドリーな星座ですが、義理で親切にしたり、合わせたり、寄り添ったりで距離縮めて仲良くするのは苦手です。
自分と共鳴するテーマや考え方を持っているか否かで、交流するかしないかを決めるのです。
共鳴するテーマや考え方を持っているとわかると、見知らぬ他人でも長年の親友のように近親感を覚えます。
みずがめ座冥王星時代のコミュニケーションは、まず、自分の至福を追求して、魅力を感じるもの、喜びを感じるものを知り、それを表現することで同好の士とつながることが近道になります。
無理に合わせたりせず、好きなとき、好きなことで自由に感動を共有する交流が右脳辺縁系<キャラ3>を活性化させます。
そして、右脳辺縁系<キャラ3>が活性化すると、創造性が目覚め、芸術性が開花し、唯一無二の自分を表現したくなるのです。
好きなことを見つけて、一緒に楽しめる人脈を作り、そこを土台に自己表現し、自己実現に至る流れをみずがめ座冥王星が牽引しているように思います。
誰もが自身の個性の輝きに気づき、創造性に目覚め、芸術性が開花させて表現し、それによって共鳴できる人々とつながる時代がもう、すぐそこに来ているのでしょう。
今回は金星星座別で、クリエイティビティ・芸術性のポイントを書いてみました。
金星座別<キャラ3>のクリエイティビティ・芸術性
おひつじ座の金星の創造性・芸術性
大自然の荘厳さ野生動物の本能に美しさを感じ、芸術性を感化されます。
「自分らしさ」や独自性を表現しようとするとき、創造性を発揮します。
おうし座の金星の創造性・芸術性
万物の豊かさ美しさを五感で享受したとき、芸術性を感化されます。
万物の豊かさ美しさと自身のセンスの共同創造で何かを創り出そうとするとき、創造性を発揮します。
ふたご座の金星の創造性・芸術性
コミュニケーションで知性の多様性に触れるとき、芸術性を感化されます。
おもしろいことを見つけて伝えたいと思うとき、創造性を発揮します。
かに座の金星の創造性・芸術性
ハートフルな出来事に遭遇して感動したとき、芸術性を感化されます。
愛情をかけて育てることや親しい人々と食事を楽しむとき、創造性を発揮します。
しし座の金星の創造性・芸術性
光り輝くような人や物や環境に出会うとき、芸術性を感化されます。
イベントで人を楽しまそうと企画するとき、創造性を発揮します。
おとめ座の金星の創造性・芸術性
法則や秩序によって整えられた美しさを発揮すると、芸術性を感化されます。
独自のルールに基づいて環境を整備しようとするとき、創造性を発揮します。
てんびん座の金星の創造性・芸術性
美しいハーモニーやバランスを感じさる人や物や環境に出会うと、芸術性を感化されます。
洗練されたデザインで何かを形作ろうとするとき、創造性を発揮します。
さそり座の金星の創造性・芸術性
真実や本物の神秘性や美しさに触れるとき、芸術性を感化されます。
好きなことに一心不乱に没頭できる時間と環境があれば、創造性を発揮します。
いて座の金星の創造性・芸術性
パワフルで躍動感や情熱を感じさせるものに出会うとき、芸術性を感化されます。
思いつきと衝動で手早く簡単に何か作ろうとするとき、創造性を発揮します。
やぎ座の金星の創造性・芸術性
熟練した職人の伝統的な技や歴史を超えて遺った物に出会うとき、芸術性を感化されます。
壊れた物を修繕するときや実用性や機能性を考慮して何かを作ろうとするとき、創造性を発揮します。
みずがめ座の金星の創造性・芸術性
宇宙や自然界などの普遍的な世界のしくみの美しさに気づくと、芸術性を感化されます。
ひらめきやアイディアやインスピレーションで新しいものを作ろうとするとき、創造性を発揮します。
うお座の金星の創造性・芸術性
妄想やファンタジーやスピリチュアルな世界などで美しいイメージを感受したとき、芸術性を感化されます。
独自のアナザーワールドが意識空間に出来上がり、その世界にリアリティを感じるとき、創造性を発揮します。
次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。
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