こんにちは、リブラです。
今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第4章の解説です。
第4章「キャラ1考える脳」
*仕事をしているときのキャラ1
左脳新皮質<考える脳キャラ1>は、物質的なものを重視し、慎重かつ計画的で、1日の予定を一つクリアしていくごとに喜びを嚙みしめます。ルーティンが大好きです。
有能なリーダーで、人や物事を管理するのに長けています。
現実をよく理解したうえで合理的に考え、最善の決断を論理的に導きます。
自分がなぜそう考えるかを塾考しているので、実行したことには責任を持ちます。
権威を重んじ、ルールに従います。
左脳新皮質<考える脳キャラ1>には、感情が絡んでいないとき現れる「ソフトな1」と、
<感じるキャラ2>が発する警報に反応して現れる「ハードな1」の2タイプがあります。
「ソフトな1」は、親切で思慮深く、相談しやすく、チーム作りが上手です。
「ハードな1」は、司令官が緊急事態に対処しているかのように働きます。
日常的に感情的な警報が呼び起されるような環境で育つと、<考える脳キャラ1>が「ハードな1」になるように訓練されてしまうことがあります。
「ハードな1」はストレスと不安の回路から生じるからです。
脳出血前のテイラー博士の<考える脳キャラ1>のヘレンは、間違いなく「ハードな1」でした。
いつも強い警戒状態で、会議も時間がかかりすぎると感じると頭がおかしくなりそうになりました。
誰かが議題から逸れるたびに、心の中で相手を断罪していました。
いつもカッカとしていて、リラックスという言葉は彼女の辞書にはありませんでした。
ただし、脳出血で左脳のキャラ1もキャラ2も消失した後、ヘレンが再び復帰してきたときには「ソフトな1」に変貌していました。
*「ハードな1」と「ソフトな1」の性質の違い。
「ハードな1」は、弱みを見せないポーカーフェイス。自分にも他者にも批判的。
孤独と虚しさによる「不安の無限ループ」が根底にあるため、休息をとることやリスクを負うことが苦手で、競争に勝ち優位に立つことで安心を得ようとする。
「ソフトな1」は、自分にも他者にも肯定的。人間関係は大切な戦力と捉え、感情的なものを無視しない。
困難な事態を失敗ではなくチャンスと捉えて、小さな勝利を積み重ね大きな成功を狙う耐久力がある。
*「ハードな1」と「ソフトな1」リーダーシップのとり方の違い。
「ハードな1」は、牛の群れを追い込むカウボーイのよう。チームのリーダーであって、チームの一員ではないスタンス。
達成目標に向かって、直線的かつ断片的にチームを率いる。
チームにプロジェクト全体の進捗状況を伝えない。
「ソフトな1」は、羊飼いのようにチームを率いる。手助けしながら群れの中を巡回する。
チームと一丸となり、段階的なステップアップを共に祝いながら目標に向かう。
ヴィジョンを描き、チームのためにロードマップを示す。
*「ハードな1」と「ソフトな1」リーダーと部下との関係。
「ハードな1」のリーダーは、高度に組織化して部下を機能的に管理する。実績や結果で部下を評価し、自分の考えに口を挟むことを拒む。
プロジェクトが成功しても「自分が勝った」と思い、「みんなで勝った」という意識は薄いため、部下も頼まれたことだけをこなすようになる。
「ソフトな1」のリーダーは、あらゆる面において部下をサポートし、評価する。
現場主義だが細かいところまでは管理せず、自主性を尊重する。
部下のやる気を引き出すため、小さな勝利を一緒に祝い、
部下はプロジェクトの成功を「みんな勝った」という意識を持つ。
ー「ホールブレイン」より引用ー
現実的で、自身の可能性を物質世界で追求する左脳新皮質<考える脳キャラ1>は、社会の中で生きていくためには必須のキャラです。
この<考える脳キャラ1>がいかに活躍するかが、社会的な成功に大きく影響します。
実際、テイラー博士の<考える脳キャラ1>ヘレンは、ハーバード大学の神経解剖学者としての実績を築いてきました。
でも、「キャラ1ヘレン」は、
「いつも強い警戒状態で、会議も時間がかかりすぎると感じると頭がおかしくなり、誰かが議題から逸れるたびに、心の中で相手を断罪し、いつもカッカとしていて、リラックスという言葉を知らない人格」だったのです。
その上、左脳新皮質<考える脳キャラ1>は、その性質上、リーダーシップを取ろうとします。
ですから、脳出血前のテイラー博士は、いつも強い警戒状態で高度な仕事をこなし、安らぎのない生活を送っていました。
「ハードな1」のキャラに人生のリーダーシップを取られてしまうと、このような生活が当たり前になってしまうのです。
脳出血で左脳が使い物にならなくなったおかげで「キャラ1ヘレン」は立場が変わり、そう簡単に脳キャラのボスの座を奪還できなくなりました。
その結果、話のわかる「ソフトな1」のヘレンに変貌したのです。
脳出血は特殊な事例ですが、わたしたちの日常生活においても、「ハードな1」と「「ソフトな1」が入れ替わる体験を誰もがしていると思います。
「『ハードな1』はストレスと不安の回路から生じる」ので、現実的な問題や危機に直面しているときは、誰しも「ハードな1」が人生を仕切りに現れます。
わたしが子どもの頃、母はいつも父に従っていましたが、給料の金額が少ないと見るやいなや「こんなはした金で1か月やっていけると思っているの!」と、給料袋をテーブルに投げつけたのを何度か見たことがあります。
「お金が足りない」という危機が、母の<考える脳キャラ1>を「ハードな1」に豹変させた瞬間だったのでしょう。
ホロスコープでは、現実を構築する能力や危機の対処は土星に反映されます。
ですから、逆鱗のツボも土星にあります。
わたしの母の土星はおひつじ座でした。
おひつじ座は衝動や感情がすぐ顔や態度や行動に現れます。
母の「ハードな1」が給料袋を投げつけて、「もっと稼ぎを増やせ!」と父に要求したのだと思います。
因みにテイラー博士の土星はやぎ座です。
やぎ座は、合理性・機能性・生産性を尊び、無駄を嫌います。
だから、会議で時間が無駄に使われていると怒り心頭になったわけです。
<考える脳キャラ1>はリーダーシップの資質を持ちますが、扁桃体で<感じる脳キャラ2>が警報を鳴らすと「ハードな1」が現れて厳戒態勢になり、人間関係も亀裂を生みます。
<考える脳キャラ1>に「ソフトな1」で働いてもらうためには、逆鱗のポイントを知っておくことが肝心です。
自身が何にイライラするか、予め傾向を知っていれば、それを回避したり、対策を考える方に思考が向くので「ソフトな1」が登場する可能性が高くなります。
それでは、土星星座別で逆鱗のポイントをお知らせしましょう。
おひつじ座土星
自身の衝動や行くてや行動を遮られたり邪魔されると、危機を感じて逆鱗に触れます。
おうし座土星
自身の五感の心地良さを制限されたり蔑ろにされると、危機を感じて逆鱗に触れます。
ふたご座土星
コミュニケーションや情報の制限に遭うと、危機を感じて逆鱗に触れます。
かに座土星
心の内側に入れている人々と自分の気持ちにズレを感じると、危機を感じて逆鱗に触れます。
しし座土星
自身の存在や誇りに思うことをいい加減に扱われると、危機を感じて逆鱗に触れます。
おとめ座座土星
自身の守ってきたルールやスケジュールが乱されると、危機を感じて逆鱗に触れます。
てんびん座土星
自身の美意識が蹂躙されたり、調和が乱されると、危機を感じて逆鱗に触れます。
さそり座土星
真実や本質や生命に関することを軽んじると、危機を感じて逆鱗に触れます。
いて座土星
未来の明るい可能性が閉ざされると、危機を感じて逆鱗に触れます。
やぎ座土星
お金や時間や注いだ努力がムダになると思うと、危機を感じて逆鱗に触れます。
みずがめ座土星
理屈の合わない方針で自由な考え方を邪魔されると、危機を感じて逆鱗に触れます。
うお座土星
「みんなでひとつ」のワンネス意識の理想が個人主義で崩されると、危機を感じて逆鱗に触れます。
次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
