こんにちは、リブラです。

今回はジル・ボルト・テイラー博士の「ホールブレイン」の第2章の解説です。

 

第2章「脳の構造と人格」

 

テイラー博士の父親は、牧師であり、心理学博士号を持つセラピストでもありました。

 

テイラー博士は18歳のときに、父がよく使う心理テスト(マイヤーズ=ブリッグス性格テスト)を受けてみました。

 

その結果は、「内向型、直観型、思考型、判断型(INTJ)」の人格で、「科学者タイプ」と分類されました。

 

でも、友だちと過ごすときの自分を想定してテストすると、「外向型、感覚型、感情型、知覚型(ESFP)」のパフォーマータイプ」に分類されました。

 

このように自らの姿を思い描く状況により答えが変わってしまうこのテストに、テイラー博士は反発を覚えました。

 

そして、もっと解剖学的に精密な心理学的分類システムを見つけたいという意欲に火をつけました。

 

テイラー博士が大学生の頃、てんかんの患者の交連離断術と呼ばれるてんかんの患者の脳梁(2つの大脳をつなぐ交連繊維の束)を外科的に切断する手術が成功し、交連離断術を受けた患者の調査結果が明らかにされました。

 

2つの大脳半球が分離されると、その患者は二重人格のようにふるまい、ときに正反対の行動をとるというのです。

 

ある子どもの患者に人生の目的を尋ねると、右脳人格は「レーシングドライバーになりたい」といい、左脳人格は「製図技師になりたい」といいました。

 

ある女性の患者は、毎朝服を選ぶとき、右手と左手が、その日着る服をめぐって格闘することになると報告しました。

 

その女性が左脳と右脳のキャラの間の内部抗争を意図的に抑制して、ひとつのまとまった意思として使いこなせるようになるまで術後から1年かかりました。

 

左脳と右脳は、互いの働きを抑制し、支配する力を持っていることから、脳はどんな状況においても全部オンになることはなく、死なないかぎり、全部オフになることもありません。

 

テイラー博士の脳の血管が破れたとき、4時間かけて血液が左脳組織ににじみ出てじわじわと回路を遮断していったので、彼女は意識を失うことなく左脳の機能がオフになり、右脳の機能がオンになる体験をすることができました。

 

「左脳がついに完全停止を余儀なくされたとき、わたしは右脳の安らかな意識に包まれ、そこでは危機感がすっかり失われていました。

 

わたしの右脳は、過去の後悔も、現在の恐れも、未来への期待もなく、今ただこの瞬間だけに存在していました。

 

この経験から、わたしの右脳の回路の任務が『今ここでの経験を処理する』ことなのは明らかでした」

 

一方、左脳の回路の任務は、今この瞬間から過去の瞬間へとつないでゆく役目です。そうして物事を順序立てて考えるように作られています。

 

仮に左脳がなければ、過去も未来もなく、順序だった思考もできず、言語もなく、自分の体がどこから始まりどこで終わるかの境界の感覚もありません。

 

左脳がわたしたちに「個であること」を与えてくれる一方、右脳は、わたしたちを人類全体の意識、さらに宇宙の広大で開放的な意識と結びつけています。

 

このような2つの半球をひとつの頭の中で連携して働かせることで、わたしたちは自然な2面性を経験します。

 

その結果、左脳と右脳の自律的な視点が引き起こす対立に苦しめられるのは当然のことでしょう。

 

たとえば、左脳は宿題をすぐに終わらせたいのに、右脳は遊びに行こうとする、といった具合に。

 

「ホールブレイン」より引用ー

 

左右の脳が「二重人格のようにふるまい、正反対の行動をとるように仕向け、互いの働きを抑制し、支配する力を持っている」というのをこの本で知り、わたしたちの脳にもキバリオンの「極性の法則」が働いているなと思いました。

 

わたしがあらゆる占術の中で1番ホロスコープを信頼している理由は、トート(ヘルメス)が伝えたと言われるキバリオンの法則が、ホロスコープのシステムにピッタリ当てはまるからです。

 

わたしはアセンダント(1室始点)近くにみずがめ座の土星(現実性・観念)があり、9室(探求のハウス)のさそり座の海王星(直感、イマジネーション)とハードアスペクトをとる配置にあります。

 

ハードアスペクトの天体同士は、異なる性質がぶつかり合い葛藤を発生させます。

 

わたしの現実的な土星の観念は、いつも自分の海王星の直感が求めてやまないスピリチュアルな探求に反発する配置にあるのです。

 

実際、わたしが探求のテーマを掴むのは、直感が降りてきたときでそれには何の根拠もありません。

 

さそり座海王星だから、「理屈はいらない。それは真実だ!直感を頼りに探求して本質をつかめ!」というばかりです。

 

すると、みずがめ座土星は「理論的に筋道の通らないもの、再現性のないものは、現実に採用するるわけにはいかない。その案件は却下だ!」と抗議します。

 

こんな葛藤が発生するおかげで、わたしの星読みは30年間くらい趣味の領域を出られませんでした。

 

でも、わたしのホロスコープのみずがめ座土星もさそり座海王星も、わたしの幸せな人生を願ってそれぞれ主張しているのはわかるのです。

 

ハードアスペクトの配置にあると、それぞれが拮抗するように働くシステムだから当然です。

 

そこで、わたしのみずがめ座土星がホロスコープのシステム自体に疑問を投げてきました。

 

「幸せな人生を生きるための設計図なら、なんでわざわざ葛藤するハードアスペクトを天体を設定するのか?

それでは初めから葛藤を計画する人生になるではないか!理屈に合わないぞ!」と。

 

その抗議に対してわたしのさそり座海王星は、黙ってキバリオンの極性の法則を指し示します。

 

キバリオン「極性の法則」「すべてのものには正反対の極性がある。しかし、違うのは度合だけで、本質は同じもの」です。

 

自然界はすべてのものが極性を持ち、相補的な関係を持つことで成り立っています。

 

「片方の極性に囚われてもう片方を敵に回すと本質を見失う」です。

 

極性が異なるもの同士が相補的に協力し合うことで完全となるしくみだからです。

 

電気はプラス極とマイナス極があるから発生し、卵子と精子で新たな生命が生まれ、DNAもA(アデニン)とC(チミン)、G(グアニン)とC(シトシン)という具合に塩基が2つ1組で相補結合し、二重らせん構造で遺伝情報を記録します。

 

ホロスコープでこの極性の異なる両ハウスに天体をもつ(180や90度の関係をもつ)と、それぞれの極性の方向にエネルギーが引っ張り合いをするので、葛藤を生じます。

 

でも、両方で1つなのだと知っていれば、その軸(本質)を自在に操れるしくみを獲得できるのです。

 

つまり、ハードアスペクトの配置にある天体は、拮抗し合う存在を意識し葛藤を発生させることでかえって自分の本質に目覚めその能力に気づくのです。

 

しかも相補的協調関係は、お互いにないものを補い合うので最強のペアになります。

 

わたしは、「現実(土星)とスピリチュアル(海王星)の葛藤」を呼ぶ1室みずがめ座土星と9室さそり座海王星のハードアスペクトのおかげで、スピリチュアル(海王星)を現実化(土星)する統合のプロセスを学べました。

 

みずがめ座土星のスピリチュアルに対する疑問を批判ではなく、理論的な裏付けにフォーカスするように投げかければ、さそり座海王星はその方向性を直感で指し示しヒントをくれるのです。

 

だから、わたしの右脳と左脳のやり取りも、右脳が直感的にイメージで伝えたものを左脳で理論づけ言語変換する感じです。

 

ホロスコープのアスペクトを読むときは、右脳が直感的にイメージで伝えた天体の情報を左脳で根拠を理論づけ、言語変換する感じです。

 

ハードアスペクトの引き起こす葛藤が引き金になり、統合へ向かうプロセスを通して天体同士の共同創造が生まれ、才能の開花に導かれるのです。

 

左右の脳が「二重人格のようにふるまい、正反対の行動をとるように仕向け、互いの働きを抑制し、支配する力を持っている」ことで、左脳が優位になると右脳は抑制され、右脳が優位になると左脳が抑制され、わたしたちは左右の脳の対立に振り回されます。

 

でもそのおかげで、闇が星や月の輝きを際立たせるように、左脳の「個として存在する<わたし>」と右脳の「無限の可能性とつながる<わたしたち>」のどちらの価値にも気づくのです。

 

過去→現在→未来という直線的な時間感覚を持つ左脳と、「今、ここ、この瞬間」だけしかない右脳では、見えている世界の捉え方も感じ方も考え方も違います。

 

けれども、そのどちらが正しいのかとジャッジすると、わたしたちは完全性を失います。

 

左脳と右脳の両方がひとつの状態「ホールブレイン」になったときのわたしたちこそ、人でありながら神でもある存在なのでしょう。

 

左脳を優位にしているときのわたしたちは、時間や物質の制限をリアルに感じながら、「個」として自分を生きる「人間ゲーム(仮想現実=思い込みの現実)」の参加者です。

 

右脳を優位にしているときのわたしたちは、「人間ゲーム(仮想現実=思い込みの現実)」の瞬間、瞬間を楽しみながらもそのゲームの設計者である自分をおぼろげに思い出し、体験を集合意識にフィードバックして無限の進化に貢献する製作者です。

 

そのどちらも存分に体験できるように、右脳と左脳があり、脳梁の架け橋でつながり、左脳にも右脳にも「考える脳」と「感じる脳」がそれぞれあり、4のつキャラが存在するのだと思います。

 

次回もジル・ボルト・テイラー著「ホール・ブレイン」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。