こんにちは、リブラです。今回で、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」は最後の解説です。

 

まとめ

 

わたし(ヒル)は悪魔と対話する中で、大きく3つのことに関心を持った。

 

そのは3つとは、

「流される」という習慣、

どんな習慣も固定化してしまうヒプノティック・リズムの法則、そして、時間だ。

 

この3つの力により人間の運命はすべて決まる。

それがループとなり1つの力として働くと考えると、そこにはまったく新しい重要な意味が見えてくる。

 

自分の直面している逆境のほとんどは自分自身が作り出したものなのだ。

 

困難の原因はすぐ目の前の状況にあるのではなく、「流される」習慣と時間の経過によって、さまざまな状況が絡み合った結果生まれるものなのだ。

 

わたし(ヒル)がこの本を通じて伝えたいと思ったことの最も重要な部分をまとめると、次のようなものになる。

 

願いは心に強く念じることで現実のものとなる。

 

そのために必要なのは、明確な目標と、それを支える明確な計画

 

そして、ヒプノティック・リズムと時間という大自然の法則を味方につけること!

 

ー「悪魔を出し抜け!」第12章よりー

 

わたしが「悪魔を出し抜け!」を読んで1番の収穫だったは、「ヒプノティック・リズムの法則」のしくみを知ったことでした。

 

望む未来を心に強く念じ、信じて待ち、受けとるが、引き寄せの法則の3ステップでしたが、「信じる」というところが最難関です。

 

未だ現実化されていない状態を信じることは、物質次元の現実を重要視するエゴにとって、絵に描いた餅を食べるに等しいことなので、当然抵抗します。

 

その結果、ほんとうに望む未来ではなく、物質次元の安定を手に入る未来を想定するようにエゴは仕向けます。

 

この辺りで、「流される」習慣の条件が整ってしまいます。

 

なぜなら、物質次元では、みんなが追い求めるものはいつも限りがあり、競争に勝ち残らなければ獲得できないしくみになっているからです。

 

同じものを求める多数の人々の意識は同じ思いなので、そこにヒプノティック・リズム(集合意識による集団催眠)が発生します。

 

ヒルと悪魔の対話で再三再四いわれてきたように、独自のしっかりした目的もなくヒプノティック・リズムの波に巻き込まれると、自力でそこから脱出することができなくなります。

 

その波の中にいる限り、その流れを信じる自己催眠が固定化するので、そこから脱出すること自体が怖くなってしまうのです。

 

周囲のみんなが持っているものを自分だけ持っていないと不安や劣等感に苛まれるような、そんな心理状態になる方を恐れて、自分に不適合な波にとどまり、望まない世界線に押し流されていくのです。

 

わたしたちの社会はビジネスベースで動いていますから、みんなの欲しがる情報を絶えず流して、ヒプノティック・リズムの波を量産しています。

 

空気のようにヒプノティック・リズムに誘うネタが漂っているわけです。

これでは何を信じたらよいのかわからなくなりますよね?

 

ヒプノティック・リズムの波は、同じ思い(思考・感情)の周波数帯で集まっていますから、自分が習慣のように考えいること・こみ上げてくる感情がどんな種類のものか知っておくと、どんなヒプノティック・リズムの波の中にいるのか予測がつくはずです。

 

ほんとうは、どんな思いの周波数帯のヒプノティック・リズムの波にいるとわかったところで、違う波に乗り換えるのは至難の業です。

 

悪魔によれば波の行き着く先のどん底まで行って思考停止状態になったとき(エゴが危機感で我に返り催眠が解けるとき)、やっと脱出のチャンスがやって来るといっていました。

 

でも、現在、ラッキーなことに、ヒプノティック・リズムに最も影響力のあるファンタジーの権現のうお座に、リアリティ担当の土星とスピリチュアリティ担当の海王星が同居しているのです。

 

うお座は「わたしは信じる。I belive.」がモットーの星座です。

 

実在しないものを妄想空間で創り出し、その想像上の夢の世界をテリトリーにする星座なのです。

 

その星座にリアリティ担当の土星とスピリチュアリティ担当の海王星がいるということは、思い込みが現実化しすい時期でもあり、スピリチュアルな現象化(奇想天外なのこと)が起きやすい時期でもあるのです。

 

そして、物質次元の現実重視のやぎ座冥王星から枠越えのみずがめ座冥王星に移動してきているので、制限の型から思考を自由にしやすい時期でもあるのです。

 

空想なんて絵に描いた餅とバカにしないで、自由に想像するときぐらいは、物質次元の制限を超えたファンタジックな夢で遊んで気分転換するとよいでしょう。

 

妄想空間を憩いのオアシスにするのです。砂漠のような厳しい現実を一時忘れる避難所を想像の世界に創るのです。

 

それは物質次元の現実ではないけれど、自分の自由になる世界と気分を変えることが、自分の意識で演出できると自覚するのです。

 

うお座土星とうお座海王星がトランシットで滞在しているときだからこそ、妄想空間を憩いのオアシスにすることができるのです。

 

「サラとソロモン」の中でソロモンが「気分を良くすることほど大切なことはない!」と繰り返し言っていましたが、それは、ヒプノティック・リズムの波を乗り換える決め手になるからです。

 

気分が良いときは、気分が良いイメージが広がりやすく、気分の良い未来を想定しやすくなります。

 

その想像やイメージを描くことが習慣になると、良い気分の周波数帯が固定され、自然に良い気分の未来を呼ぶヒプノティック・リズムの波に乗れるしくみです。

 

うお座土星とうお座海王星がトランシットで滞在中に、うお座マジックで「ヒプノティック・リズムの法則」の使い手になって、悪魔を出し抜いてやりましょう!

 

次回は「エリクソンの心理療法<レジリエンス>を育てる」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。