こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第12の解説です。

 

ヒル「では、7つの原則の最後の2つに進みましょうか?」

 

悪魔「次の原則は調和に関するものだ。

自然に目をやれば、すべてのものが一定の秩序のもとで動いているという証拠をいたるところで見つけられるはずだ。

 

大自然は、この調和の法則を使って1つの環境にあるすべてのものが調和的な関係を保つよう働いている。

 

自立しようとする人間にとって、否定的な思考の人間と付き合うことがなぜ致命的となるのか、理解することもできるようになるだろう」

 

ヒル「つまり、大自然は、人間が環境と調和するよう積極的に後押ししているということですか?」

 

悪魔「そうだ。ヒプノティック・リズム(集合意識による集団催眠)の法則により、命あるものはすべて、自分が存在している環境の最も支配的な力に影響を受けるようになっている

 

ヒル「でも、どの人間も自分の住む環境に染まるしかないというのなら、貧乏や失敗といった環境に投げ込まれた人間がそこから逃れたいときは、どうすればよいのですか?

 

悪魔「環境を変えるか、そのままでいるかのどちらかだ。

自分のいる環境の影響から逃れられる人間は1人もいない。

 

しかし、知恵に満ちた大自然は同時に、精神的、霊的、物理的な環境を自らつくり出すという特権も人間に与えている

 

ただし、いったん環境をつくり出してしまったら、そこから逃げることは決してできない。

それが、調和の法則の厳しいところだ。

 

まず明確な目標を持つこと。環境づくりはそこから始まる

 

ヒル「世界は、戦争や不況をはじめ、様々な対立で苦しんでいます。

調和とは逆のことばかりではありませんか。

 

人間が調和を保つように大自然が仕向けているとはとても思えません。

この矛盾をどう説明しますか?

 

悪魔「矛盾などは何もない。

世界を支配している影響力は否定的なものだ。

 

だから、大自然は人間をその支配的な影響力と調和させているだけだ。

調和には、肯定的なものもあれば、否定的なものもあるのだ。

 

ここで言う調和とは、大自然の力により、宇宙のあらゆるものが性質の似たもの同士で関係し合うことを意味する

 

ヒル「成功したビジネス・リーダーたちが仕事仲間を選ぶのに、どうしてあれほど慎重になるのかやっとわかってきました。

 

成功する人間は、成功という観点から考えたり行動したりする人間を自分のまわりに置いておく、そういうことなのですね?」

 

悪魔「まさしく、そういうことだ。

成功した人間をよく観察すれば、彼らがみな仕事仲間の調和を重視していることに気がつくはずだ。

 

かれらに共通のもう一つの特徴は、明確な目標を持って行動し、それを自分の仕事仲間にも要求することだ」

 

ー「悪魔を出し抜け!」第12章よりー

 

「引き寄せの法則」の原理は、共鳴(共振)現象です。

あらゆるものは固有振動数を持っていて、外部からの振動周期(周波数)が合うと共振(共鳴)して振幅が大きくなります。

 

共振(共鳴)すればするほど同じ周波数領域と同調するパワーが増します。

 

そして、共振(共鳴)現象は「類は友を呼ぶ」という状態を作り出し、その周辺を同じ周波数帯に染め上げていくのです。

 

幸せな気分の人の周りには幸せな話を持ってくる人々が集まり、幸せにつながるチャンスの循環がそのグループの中で連鎖的に起こったりします。

 

逆も然りで、荒んだ気分の人が周囲に当たり散らせば、その嫌な気分はそのグループに蔓延して、誰しも不満や愚痴を話題にするようになり、そこに集まる人々はやる気を失い、被害者意識に浸り、ほんとうに被害を被る現象を呼んでしまいます。

 

わたしたちの意識は、思考と感情でつくられるエーテル体の波動なので、同じ周波数を帯びているものに共振(共鳴)現象を起こしやすいのです。

 

わたしたちの潜在意識が誰かの強い意志や思いに共振(共鳴)するとき、その数がまとまるとそれは1つの集合意識になります。

 

1つの思いが集合意識によるパワーを得ると、同じ思いを抱く人々の潜在意識を従えて1つの波をつくり、その波に乗じた社会現象を生み、、社会全体がその思いにすっぽり閉じ込められたようになります。

 

ちょうどコロナウィルスが人々の心を病気の恐怖で震え上がらせたように。

コロナウィルス対策中心ですべてが回る異常事態を、みんな当然のように受け入れていました。

 

恐怖の周波数が人々の潜在意識を占め、集合意識となり、怖れに操られた思考パターン・行動パターンを生み出していたのです。

 

ヒプノティック・リズム(集合意識による集団催眠)の波に巻き込まれると、もう、そこから出られなくなります。

その状態が普通だと思い込んでしまうからです。

 

ヒプノティック・リズムの波に巻き込まれないために必要なのが、今回悪魔が挙げた第6番目の原則の「調和」です。

 

ヒルも「調和」という言葉に混乱していましたが、ここで言う「調和」「共鳴」「同調」という言葉に置き換えた方が理解しやすいと思います。

 

なぜならそれは、見えない領域で起こる共振(共鳴)現象であり、その現象により同調することで自動的にヒプノティック・リズムの波を引き寄せるという原則だからです。

 

簡単にいうと、「調和(共鳴、同調)」する思い・感情の周波数帯によって、それに相応するヒプノティック・リズムの波を引き寄せるということです。

 

「なんだかこのグループの中にいると元気になる」とか、「やる気が失せる」とか、所属する環境によって自身の心の反応が変わることがありますよね。

 

それは「気のせい」ではなく、無意識にその環境の及ぼす周波数帯の影響を受けているのです。

 

そして、知らないうちに望まないヒプノティック・リズムの波に巻き込まれるということも、夢のような未来に通じるヒプノティック・リズムの波に乗っているということもあり得るのです。

 

この2つを分けるターニングポイントは、自分自身が望む周波数帯を放射しているかどうかです。

 

ずっと望ましい思考・感情の状態でいるのは無理があります。

それより、いかなる状況でも、ニュートラルな意識状態に戻すことができるのか否かの方が重要です。

 

「ニュートラルな意識状態=心の調和がとれる状態」は、ネガティブな感情をポジティブにするほど難しくありません。

 

1番手っ取り早いのは、1番多いエレメンツの特性を使い、置かれた環境で自分の心の調和を図ることです。

 

例えば、風のエレメント(ふたご座・てんびん座・みずがめ座)に天体が多い人は、情報収集が得意なので様々な情報から多角的な視野で客観的に自身の置かれた環境を眺めることができます。

 

すると、とりあえずニュートラルな意識状態に戻すことが可能となり、望まない方向に意識を流されるのを一時停止できます。

 

望まない方向が意識できれば、その反対側に「明確な目標」を設定すれば、かなり安定します。

 

火のエレメント(おひつじ座・しし座・いて座)に天体が多い人は、直感や衝動に従って行動することが得意なのでタイムリーで的確な行動自身の置かれた環境に変化を起こす突破口を作り、気分を変えることができます。

 

すると、とりあえずニュートラルな意識状態に戻すことが可能となり、望まない方向に意識を流されるのを一時停止できます。

 

望まない方向が意識できれば、その反対側に「明確な目標」を設定すれば、かなり安定します。

 

地のエレメント(おうし座・おとめ座・やぎ座)に天体が多い人は、現実的なデメリットの改善計画を立てることが得意なのでその計画に沿って着々と自身の置かれた環境やルールを快適に整えることで、気分を変えることができます。

 

すると、とりあえずニュートラルな意識状態に戻すことが可能となり、望まない方向に意識を流されるのを一時停止できます。

 

望まない方向が意識できれば、その反対側に「明確な目標」を設定すれば、かなり安定します。

 

水のエレメント(かに座・さそり座・うお座)に天体が多い人は、人の気持ちを察することが得意なので望む方向に導くムードメーカーになり、共鳴する人々とそれを増幅させることで環境の周波数帯を変え、自分の気分も変えることができます。

 

すると、とりあえずニュートラルな意識状態に戻すことが可能となり、望まない方向に意識を流されるのを一時停止できます。

 

望まない方向が意識できれば、その反対側に「明確な目標」を設定すれば、かなり安定します。

 

ヒプノティック・リズムは、集合意識による集団催眠ですから、自分自身の顕在意識の明確な指令がないと、潜在意識が集合意識に飲み込まれてしまうのです。

 

だから、自分自身の「明確な目標」を持っていれば、そこを起点としてブレずにニュートラルな意識状態に戻せるのです。

 

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。