こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第11章の解説です。

 

ヒル「失敗がプラスに働くことなどあるのですか?

 

悪魔「もちろんだ。7つの原則の3つ目『逆境から学ぶこと』だ。

どんな逆境にも必ずそれに見合うだけの成功の種が含まれていることを、知っている人間は少ない」

 

ヒル「でも、確かあなたは、失敗は自分(悪魔)の最大の味方だと言っていましたよね?

 

失敗した人間はやる気を失い、挑戦することをやめてしまう。

だから、彼らは何の抵抗もなく自分(悪魔)の手に落ちると」

 

悪魔「ポイントはそこにある。

わたしがかれらを支配できるのは、かれらが挑戦することをやめるからだ。

 

もしかれらが一時的な敗北と本物の失敗の違いを知っていれば、たとえ逆境に見舞われても諦めたりはしないだろう。

 

もし、どんな敗北にも失敗にも新しいチャンスの種が潜んでいることを知っていれば、そのまま闘い続け、最後は勝利を得るだろう。

成功はいつも、闘いをやめたその一方先にあるのだ」

 

ー「悪魔を出し抜け!」第11章よりー

 

ヒルは「失敗がプラスに働くことなどあるのですか?」といっていますが、それは彼がふたご座土星持ちだから、つい、その質問したくなったのだと思います。

 

不動サイン(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)土星持ちなら、「失敗も成功に至るまでのひとつのプロセス」と捉えるので「失敗したから諦める」という方を敗北と思うでしょう。

 

活動サイン(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)土星持ちなら、「失敗という経験も活動の証」と考えて、やれることがあるうちは気分を新たにリベンジ戦に挑むでしょう。

 

ふたご座のみならず、柔軟サイン(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)に土星を持っている人々は、「失敗は避けるべきもので、失敗の気配を感じたら、早々にそこから撤退せよ!それが賢い処世術だ」と土星が心の内で囁くのを聞くでしょう。

 

柔軟サインの土星は、人間関係の力を武器として厳しい現実を生き残る技に長けています。

勝ち組の人々に溶け込めば、すぐさま自分も勝ちの秘訣を習得できます。

 

逆も然りなので、自分に失敗の気配を感じるときはすぐさま方針を変えて、成功の気配がする方向を目指した方が得策と思うわけです。

 

柔軟サインの土星持ちは、ヒプノティック・リズム(集合意識による集団催眠)の流れに乗じて最速に欲しい状態を手に入れているといえるでしょう。

 

ただし、これは、乗じてしかるべきの良い流れを見つけられたときに限りられます。

柔軟サインの土星持ち流の言い方なら「信頼できる人脈に出会えたならば、成功したも同然」というでしょう。

 

だから、「思考は現実化する」を書いた後のヒルでも、世界恐慌の荒波に飲まれネガティブなヒプノティック・リズムに巻き込まれる寸前に妻とのマスターマインドの力で救われ、自身の悪魔(エゴ)と対話するチャンスを掴んだのです。

 

ヒルのふたご座土星は、妻とのマスターマインド(同じ目的に向かって心をひとつにする絆)の力で自身の成功哲学への信頼を取り戻し、世界恐慌に対応できる成功哲学にバージョンアップさせたのです。

 

このように土星は現実を生き残るための最も頼りになるツールです。

ホロスコープの中でも、土星の存在するハウスの分野を1つ制覇するだけで一生ものの自信がつきます。

 

逆に土星の存在するハウスの分野を諦めていたら、あらゆることに対して自信が持てないままの状態に陥ります。

それは、厳しい現実を生きるために自身の魂が設定した能力を封印していることになるからです。

 

逆境に出くわしたら、土星の出番です。

失敗をすぐさま廃棄処分する前に、レアアースのように貴重な成功の種を土星の力を使って回収しましょう。

 

不動サイン(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)土星持ちなら、実際に失敗したことを題材にして原因から対処法を研究してみましょう。

 

活動サイン(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)土星持ちなら、「失敗という経験」で自分に合わない方法が実感できます。目的が間違っていたのではなく、やり方が間違っていただけとわかれば、失敗から多くのヒントを見つけられるでしょう。

 

柔軟サイン(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)土星持ちなら、「失敗はヒプノティック・リズムの波の見極め方の練習」と思いましょう。

 

「信頼できる人々(情報)」の見極めにエネルギーを注ぐのではなく、出会う人々(情報)と自分の目指している方向が一致しているかを見極めることにエネルギーを注ぎましょう。

 

乗じるヒプノティック・リズムの波を間違えると、目的地と別方向の電車に乗るようにあらぬ方向に連れていかれてしまいます。

 

次回は「悪魔を出し抜け」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。