こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第9章の解説です。

 

ヒル「どうして学校は子どもたちに『明確な目標』を持つことを教えないのでしょう?

 

悪魔「それは学校のカリキュラムそのものに『明確な目標』がないからだ。

 

子どもたちはただ単位を取るために学校に行かされる。

そこでは記憶の仕方や事実を覚えさせることばかりに必死になり、自分の頭で考えることをないがしろにしているのだ。

 

事実を整理して現実の問題に応用する方法については教えていない。

 

その結果、子どもたちは自分の名前の入った卒業証書を手に入れても、その頭には自分で自分の人生を決める智恵は一つも入っていない

 

ヒル「その弱点を克服するためにはどうすればよいのでしょうか?

学校教育制度を改良するためにすべきことを全部リストアップし、詳細に説明してください」

 

悪魔「完全なリストが欲しいというのだな?仕方ない。これがそのリストだ。

 

・子どもたちに自らの学習を指導する権利を与える。

(教師に生徒の役目を、生徒に教師の役目を持たせる)

 

・可能な限り生徒が自発的な行為により学んでいく明確な体制を作り、授業の内容は、日常生活の問題とつながりのある具体的な作業を必要とするものにする。

 

時間が人間の持つ財産の中で最も重要で最も安価なものであることを教える。

 

・人間の持つ基本的な衝動を教え、衝動を利用することで人生に欲しいものを手に入れる方法を教える。

 

正しい食生活と心身の健康との関連性を教える。

 

性衝動の本質と、性衝動が成功の原動力に転換できることを教える。

 

習慣の原則が持つ長所と短所を、その本質と可能性の両面から教える。

 

習慣がヒプノティック・リズムを通して固定化される様子を見せ、習慣が習慣を呼んで、自分の頭で考えられない人間になることを教える。

 

一時的敗北と本物の失敗の違いを教え、あらゆる失敗に含まれる成功の種を見つける方法も教える。

 

自分の考えを恐れず表現することを教え、他人の考えは受け入れることも拒絶することも自由であり、自分の判断で物事を決める権利があることを教える。

 

人間の脳が大自然の偉大なる智恵の宝庫からエネルギーを受けとる受信機であることを教える。

そのエネルギーは明確な思考にしか反応せず、脳の機能は思考にあるのではなく、思考を惹起(じゃっき)する刺激を解析することを教える。

 

自制心を保つことによって精神の調和を図ることを教える。

 

「収穫の逓増(ていぞう)の法則」を教える。

求められるよりも多く、または上質のサービスを提供することを習慣とすることを教える)

 

「ゴールデンルール」の本質を教える。

他人のために行ったことは、すべて自分に還ってくることを教える)

 

理にかなう事実や思想に支えられた独自の意見を持つように教える。

 

・タバコ、酒、麻薬、過度の性行為が意思を破壊し、『流される習慣』をつくる危険があることを教える。

 

・親や指導者の言うことを鵜呑みにして信じる危険性を教える。

 

事実は、自分にとって心地よいものもそうでないものも、ありのまままに受け止めなければならないことを教える。

 

この先のリストは次回に続く。

 

ー「悪魔を出し抜け!」第8章よりー

 

もし、悪魔のリストに書かれた教育がなされたなら、確かに自分の頭で考える自発的な人間に育つでしょう。

でも、問題はそれを教えられる大人がほとんどいないことです。

 

わたしたちの98%は「流される」人間になので、自分で考えて答えを出すことに躊躇するのが現状です。

 

上の人に従い、言われた通り素直に実行することが「良いこと」と思わせる社会に守られ、それに逆らうことは「悪いこと」と思わせる観念が自動的に作動するからです。

 

生まれた瞬間から、「正しい」と思われるものを与えられるままにインプットし、「それ以外を間違い」と思い込み排除する二極化思考を刷り込まれたわたしたちは、既に入っている固定観念(古い思考回路)と新しい情報が闘い、葛藤します。

 

子どもたちの教育以前に、その教育者となるわたしたち大人たちが、まず、「自分の頭で自分のことを考える自由」を手にする方が先でしょう。

 

そういう大人たちの生き方に触れると、子どもたちは無意識レベルで「自分の頭で自分のことを考える自由」の大切さをインプットして、悪魔が列挙したリストの教育を受けなくても、自然に自発性を発揮して教師や親の固定観念を覆すようになるはずです。

 

「選択の自由」は「大いなる存在」の無条件で無制限な「愛」であり、転生する人間に授けた唯一のプレゼントだからです。

 

わたしたちの内には「大いなる存在」の分霊である魂意識が備わっているので、「選択の自由」を自分に許すと内なる神が起動します。

 

このスイッチが入った瞬間のことは「フロー状態」とか、「ゾーンに入った」とか、無心になるとか呼ばれ、わたしたちは結構、日常的に体験しています。

 

思い返して見れば、それは誰の指図も邪魔受けない環境で、自分の意思が一点に集中しているときに起こっているはずです。

 

子どもは刷り込まれている観念が少ない分、大人たちよりずっと簡単に無心の状態=内なる神が起動する状態になりやすいのです。

 

子どもたちは「自分の頭で自分のことを考える自由」を与えてくれる教育を、心の自由を失った大人たちよりずっと簡単に受けとるでしょう。

 

今回の悪魔のリストは、むしろ、心の自由を失ったわたしたち大人が古い観念を手放すことに役立つと思います。

 

1つのことに意識を向け、思考を集中させて熱意や期待(この場合は内なる神を起動させるワクワク感)を伴うと、それは必ず具現化する(「自分の頭で自分のことを考える自由」を得る)ことになりますから。

 

それではリストの最初の項目から意識を当て、考えてみましょう。

 

「子どもたちに自らの学習を指導する権利を与える」は、自分よりも年下の人や未熟な人に何かを指導する際、実践してみるとよいでしょう。

ひと通り教えてあげたら、役割を交代して相手を先生役、自分が生徒役をやってみるのです。

 

相手がどれくらいマスターしているかばかりが気になったとしたら、自身の生徒役がお留守になっています。

相手の自発性を尊重して生徒役ができるならば、「ちゃんと教えないといけない」という観念から解放されます。

 

「可能な限り生徒が自発的な行為により学んでいく明確な体制を作り、授業の内容は、日常生活の問題とつながりのある具体的な作業を必要とするものにする」は、新しく入手した情報を自身の身近な出来事や問題に当てはめてみるとよいでしょう。

 

映画やドラマを観ているときは、無意識に感情移入し、自分と登場人物をオーバーラップさせていると思います。

料理のレシピを自分用にアレンジするとかも、この項目を満たしています。

これを意識的に自分の能力として使うと、「習ったことを自分仕様に改変してはいけない」という観念から解放されます。

 

時間が人間の持つ財産の中で最も重要で最も安価なものであることを教える」は、「時は金なり」という観念の再認識と同時に、時間は空気や水のように自分の裁量で使える印象を心に刻みましょう。「時間の奴隷」という観念から解放されます。

 

「人間の持つ基本的な衝動を教え、衝動を利用することで人生に欲しいものを手に入れる方法を教えると、

正しい食生活と心身の健康との関連性を教える」性衝動の本質と、性衝動が成功の原動力に転換できることを教える」タバコ、酒、麻薬、過度の性行為が意思を破壊し、『流される習慣』をつくる危険があることを教えるは、衝動を観察することから始めましょう。

 

その衝動の下に「怖れや不安や欠乏感」が潜んでいるならば、それらのネガティブな感情と向き合う方を優先しなければ、その衝動の虜になり、依存を招きます。一時的に衝動を埋めても満たされないからです。

 

その衝動の下に何もなく根拠がわからないときは、魂意識がイベントとしてそれを起こしています。

その衝動に従って行動すると、魂意識の意図した人生が始まります。

そして、「衝動に従ってはいけない」という観念から解放されます。

 

習慣の原則が持つ長所と短所を、その本質と可能性の両面から教える」習慣がヒプノティック・リズムを通して固定化される様子を見せ、習慣が習慣を呼んで、自分の頭で考えられない人間になることを教える」は、ネガティブ思考でどんなネガティブな感情が発生するのかを観察してみましょう。

 

自分の思考がネガティブな感情の発生源だと気づいたら、後はネガティブ思考を初期段階で止める習慣をつけるだけです。

 

感情に火が点く前にネガティブ思考を止める習慣がつけば、「思考と感情はコントロールできない」という観念から解放されます。

 

一時的敗北と本物の失敗の違いを教え、あらゆる失敗に含まれる成功の種を見つける方法も教える」は、一時的敗北も本物の失敗も、どちらも隠れた成功の種を見つけるイベントだと思いましょう。

 

敗北や失敗の体験から、一時的敗北と本物の失敗の違いを学べるのです。

「敗北や失敗を避けるためチャレンジしない」という観念から解放されます。

 

自分の考えを恐れず表現することを教え、他人の考えは受け入れることも拒絶することも自由であり、自分の判断で物事を決める権利があることを教える

理にかなう事実や思想に支えられた独自の意見を持つように教える」

「親や指導者の言うことを鵜呑みにして信じる危険性を教える」は、自分の本音を言語化する機会を独りの時間に作りましょう。

誰にも遠慮せず、自分の気持ちを自由に表現する快感を味わえば、恐れず自分の考えを表現する勇気が養えます。

 

自分の考えの方向性が定まれば、それと共鳴するときは受け入れ、不協和音を起こすときは拒絶する感覚が掴めます。

「自分を表現したら、他人の考えを拒絶したら嫌われる」」という観念から解放されます。

 

人間の脳が大自然の偉大なる智恵の宝庫からエネルギーを受けとる受信機であることを教える。

そのエネルギーは明確な思考にしか反応せず、脳の機能は思考にあるのではなく、思考を惹起(じゃっき)する刺激を解析することを教えるは、自分の頭では答えが浮かばないという問題について、寝る前に短い文章で質問を書き(全部を説明しなくても脳はあなたが知りたいことはわかっているので)、潜在意識に丸投げして眠ってみるとよいでしょう。

 

夢の中か、翌朝の目覚めの瞬間か、翌日の出来事の中に答えを忍ばせてくれます。

それを見つける度に、脳は「無限の知性」の受信機である確信が掴めるでしょう。

 

「自分の頭脳は自分の詰め込んだ情報や知識の集積である」という観念から解放されます。

 

自制心を保つことによって精神の調和を図ることを教えるは、次の10章でしっかりやるのでお待ちください。

 

「収穫の逓増(ていぞう)の法則」を教える「ゴールデンルール」の本質を教えるは、「与えることが豊かなセルフイメージをつくり、豊かなセルフイメージが物質的豊かさの受けとりにつながる」ことを理解して実践すると、「ギブファースト(与えることが先)」の習慣が身につきます。

そして、「与えると減ってしまう、損してしまう」という観念から解放されます。

 

事実は、自分にとって心地よいものもそうでないものも、ありのまままに受け止めなければならないことを教えるは、事実から目を逸らす自分に嫌気がさしたときを見計らって、「自分を枠越えさせる」つもりで事実と向き合ってみましょう。

 

ちゃんと事実を直視して受けとめる自分は、パワフルに感じるはずです。

事実にはパワーがあります、だから受けとめるのを恐く感じるだけです。

 

でも、事実を受けとめる精神的な器を備えたら、「事実を受けとめず、罪悪感を背負う」という観念から解放されます。

 

次回は「悪魔を出し抜け」の解説を予定しています。

 

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