こんにちは、リブラです。今回はミルトン・エリクソンの本を題材に、潜在意識の世界を解説してこうと思います。
*死および死ぬことについて
エリクソンが死にかけていると心配した学生に、エリクソンは自身の両親の話をしました。
わたしの母は94歳まで生きました。母は93歳のとき股関節の骨折をしました。そのとき彼女は、「わたしくらいの年齢の女性にとって、このことは途方もないことです。わたしはこれに打ち勝ってやろうと思います」と言い、ほんとうに彼女は打ち勝ちました。母は老婦人にありがちなうっ血性の肺炎で死にました。
わたしの父は97歳と6か月で死にました。農夫の父は果物の木を、それが食べられるようになるまで生きるつもりで植えていました。父は96~97歳になっても果物の木を植えて楽しみにしていたのです。
父は80歳のときに心筋梗塞の発作で意識を失い、病院に運ばれました。そのとき医師は「お父さんは、高齢で、とても重症の冠状動脈の疾患があり、あまり希望がない状態です」と付き添っていた姉に告げたので、彼女はパニックになりました。
意識を取り戻した父が最初に言ったことは「どうしたんだろう?」でした。2~3か月の入院を要するという医師にムッとして、「2~3か月だって、馬鹿な!君はわたしに今週丸々無駄にさせるつもりか!」と言って、1週間のうちに家に帰ってきました。
父は85歳のときに2度目の発作を起こし、そのとき意識を回復したときの言葉も「どうしたんだろう?」でした。医師が「(前回と)同じことです」と言うと、父は唸って言いました。「また、1週間無駄にする」。
3度目の発作は89歳のときでした。意識を回復すると父は言いました。「同じことでしょう。先生。一度に1週間を無駄にしてしまう悪い習慣になっているなぁ」。
4度目の発作は93歳のときでした。意識を回復すると父は言いました。「ほんとうに先生、この4回目の発作でわたしはおわりでしょう。もう、5回目はないと思います」。
97歳と6か月のとき、父と2人の姉たちは、週末旅行の計画を立てていました。3人で、泊まるホテル、訪ねる人、食事をとるところなどの打ち合わせを済ませ、車に乗ろうすると、父は「あーっ、帽子を忘れた」と帽子を取りに家に戻りました。
姉たちはしばらく待っても父が戻らないので、「とうとうね」と思いながら家に駆け込みました。
父は脳内出血で床の上に倒れて死んでいました。
わたしの両親は人生を完全に楽しんでいました。わたしは患者に対しても「人生を楽しむこと、完全に楽しむこと」を強調したいのです。人生にユーモアを取り入れば取り入れるほど、豊かに生活できるのです」
ー「私の声はあなたとともに」ーより
エリクソンは、発達障害があり、色弱もあり、小児麻痺の後遺症を生涯背負っていましたが、働きながら医学部を卒業して医師になり、精神分析や催眠療法を独学で習得して伝説の精神科医として知られるようになりました。
発達障害があるからこそ、人と違う感じ方・考え方を持つことを欠点とせず、むしろそれを有利に捉え、嘘をつかない潜在意識と1対1で対話する場を仕事に選んだのでしょう。
12ハウスにやぎ座の天体を4つも持っていたり、アセンダントがやぎ座だったりするから、不屈の精神と粘り強いストイックな努力で目的を達成してきたのかと思いきや、いて座太陽(本来の自己)と天王星(変革)のコンジャンクションも持っているので、未来の希望の光を常に目指して、楽天的に生きてきたのでしょう。
いて座は前向きに未来の希望を目指しているときは、とてもパワフルでチャンスや幸運に恵まれる星座なのですが、現実的な試練に対しては打たれ弱い性質があります。
気分がへこみ後ろ向きになっているときのいて座は、12星座で最も打たれ弱く、ネガティブ思考の堂々巡りをして身動き取れなくなります。
そして、そんな状態を救ってくれるのが、逆境に強くピンチをチャンスに変えるやぎ座です。このいて座とやぎ座のコンビは最強なのです。
ミルトン・エリクソンとウォルト・ディズニーは、同じ1901年12月5日生まれです。アセンダントがやぎ座のエリクソンとおとめ座のディズニーの違いがあるのでハウスは同じではありませんが、いて座太陽と天王星コンジャンクションとやぎ座天体集結は一緒です。いて座とやぎ座の最強コンビの下に生まれついているのです。
誰しも必ず来る「命の終わり」を眺めるとき、現実主義のやぎ座なら、今手にしている時間を大切に生きようとするでしょう。
楽観主義のいて座なら、ハッピーエンドな最期を思い描いてそれに相応しい人生にしようとするでしょう。
悲観的になっているときのいて座なら、老いて衰える未来を憂いて年をとるごとに暗い気持ちになるでしょう。
4度の心筋梗塞の発作を経験し96歳になっても、これから育つ果物の木を植えて収穫を楽しみにしているエリクソンの父親は、楽天主義の典型でありながら、今在る現実を楽しむ達人のようにエリクソンには映ったことでしょう。
そんな両親を模範にエリクソンのいて座とやぎ座の天体のコンビネーションが働くので、大きなハンディキャップや経済的な問題もものともせず、望んだ医師の仕事を得て、天職を全うすることができたのだと思います。
同じ日に生まれたウォルト・ディズニーも、小学生の頃から新聞配達しなくてはならないほどの貧困家庭に育ち、第1次世界大戦・世界恐慌・第2次世界大戦の荒波の中、イラストレーター~アニメ映画会社経営~ディズニーランド経営と、絶望的な状態でも自身の可能性に賭けて、欲しい未来を獲得してきた人です。
ディズニーが創る映画もいて座の楽観主義が反映され、ストーリーはみんなハッピーエンドで終わります。
いて座の楽観性とやぎ座の具現化力のコンビネーションで成功したディズニーとエリクソンですが、幼い子どもの労働力を当てにして経済的搾取をし続けてきたディズニーの父親と、自然が育むような大らかな心で子どもたちを育てたエリクソンの父親では、
ディズニーの方がやぎ座の影響が強め、エリクソンの方がいて座の影響が強めに出ているように感じます。
ふたりとも「魂のブループリント」通り、魂の意図する人生を存分に行きた人たちでしたが、健康体で生まれたディズニーは65歳で亡くなり、障害を抱えていたエリクソンは78歳で亡くなったのは、自分の命を引き受けることに対する大らかさの違いかなと思いました。
次回はエリクソンの「わたしの声はあなたとともに」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。