こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第4章の解説の続きです。
ヒル「『流される』というのは『先送りする』のと同じだということですね。『流される』のは人間だけですか?」
悪魔「そうだ。人間は先送りさせる、つまり明確な決定に至らないようにさせる習慣はどれも、「流される」習慣につながるものだ。人間以外はみな確固たる大自然の法則に呼応して動く。人間だけがそれに反抗して、好き勝手に流されるのだ。
人間の意識の外にあるものは、すべて対抗勢力(神)がコントロールしている。その法則は絶対であり、何事も流されることなどあり得ない。わたしが人間の意識をコントロールできるのは、ひとえに人間が『流される』習慣を持っているからだ。
言い換えれば、わたしが人間の意識をコントロールできるのは、人間が自分の頭で考えることをおざなりにしたり、拒んだりするからだ」
ヒル「個人であろうと国家であろうと、『流される』のは一種の弱さであり、それは必ず失敗につながるということですが、それはあなたの主張ですか?」
悪魔「どんな階層の人間にとっても、失敗する原因で1番多いのは『流される』ということだ。何か1つでも『流される』習慣を身につけさせることのできた人間は、みなわたしの支配下に入る。その理由は2つある。
1つは、『流される』人間はどこまでもわたしの言いなりで、わたしの好きなように形作ることができること。
2つ目は、『流される』人間は対抗勢力(神)から援助を受けることができないこと。
対抗勢力(神)は、『流される』人間のような軟弱で役に立たない者には惹きつけられることはない」
ヒル「だから、裕福になれるのはひと握りの人だけで、大半の人は貧しいままなのですね?」
悪魔「その通りだ。貧困は身体の病気と同じで伝染する病なのだ。貧困は『流される』人間の中に常に見つけることができるが、自分の欲するものを知っていて、それを獲得することを決意している人間の中には決して見つからない!」
ヒル「わたしは、お金こそがすべての悪の根源だと思ってきました。貧しいけれど従順な人は天国に行けて、金持ちは悪魔の手に落ちるのだと思っていました。こういう意見については、どう考えますか?」
悪魔「何かを手に入れるという脳力は伝染性のものなのだ。「流される」人間は、他の誰も欲しがらないようなものしか手に入れることができない。もし、物質的な富であろうと精神的な富であろうと、明確な目標と強い欲求を持つ人間が増えれば、わたしの餌食になる者の数は減るだろう」
ー「悪魔を出し抜け!」第4章よりー
今回悪魔は自分の事のみならず、反対勢力(神)の性質についても重要なことを明かしています。それは、なぜ、悪魔(エゴ)の操作は人間の意識ばかりに集中するかの答えにもなります。
「人間以外はみな確固たる大自然の法則に呼応して動く。人間だけがそれに反抗して、好き勝手に流されるのだ。
人間の意識の外にあるものは、すべて対抗勢力(神)がコントロールしている。その法則は絶対であり、何事も流されることなどあり得ない」
悪魔が「対抗勢力(神)は大自然の法則を支配し、その法則は絶対で何事も流されることがない」とその力を認めているのです。人間の意識の98%を支配している悪魔が、です!
自然界(宇宙)の法則が働かないところなどにもないわけですから、本来、対抗勢力(神)が働けないところは存在しません。別の言い方をすれば、悪魔(エゴ)の方こそ働けるところは「流される」習慣を持つ人間の意識の中だけなのです。
このカラクリが判明すると人間の恐怖心を煽って支配してきた悪魔(エゴ)の脅し文句が、ハッタリに聞こえてきませんか?
わたしたちの心の中で「○○すると失敗する」とか、「△△しないと不幸になる」とか、怖れを搔き立て誘導してきた悪魔(エゴ)は、わたしたちの意識の外では何の権限も持っていない(何もできない)のです。
もっと言えば、人間の身体も意識も大自然(宇宙)の法則に基づく存在ですから、悪魔(エゴ)でさえも対抗勢力(神)の被造物であり、そのコントロール下にあるということです。
では、なぜ、わたしたち人間の98%は悪魔(エゴ)の思い通り操られることになってしまったのでしょうか?
それは、対抗勢力(神)の愛が「選択の自由」であり、人間転生を通じて光と闇の再統合を希求するからです。
自然界のシステムを見れば、プラス極・マイナス極、卵子・精子など、新たなエネルギーや生命を生み出すものは、みんな二極(陰陽)の統合が起こります。それが無限で永遠の神の本来の姿だからです。
わたしたちの意識には悪魔(エゴ)とその対極である神(魂意識)も両方存在します。悪魔(エゴ)は神(魂意識)を対抗勢力と見なして敵視していますが、神(魂意識)は愛(選択の自由)ある統合を目指すので、悪魔(エゴ)を牛耳ろうとはしないのです。
だから、「流される」習慣の人間も、本人が「流される」ことにうんざりする(自発性が目覚める)まで好きにさせておくのです。社会や誰かの影響や誘導や操作ではなく、自ら進んで内なる神(魂意識)が求めるものを選び取っていく、そんな生き方をわたしたちに神は望んでいるのです。
悪魔(エゴ)の方も、その神のルールに従うしかないので残り2%の「流されない」習慣の人間の意識を乗っ取ることができません。神(魂意識)はわたしたちの自発性を目覚めさせるレッスンのために悪魔(エゴ)を利用しているので、「流される」習慣に誘導したり意識を操作する悪魔の仕事を邪魔したりしないのです。
そして、神がここまでしつこく自発性を目覚めさせる意図には理由があります。わたしたちに内在する神(魂意識)は、自発性の目覚めにより稼働するからです。
全知全能の創造主たる神は、けして誰かの奴隷になったり、社会の影響に流されたりしません。自らの意思で決断し、望むものを選びます。
本来は、わたしたちに内在する神(魂意識)が悪魔(エゴ)と共同創造で人生を生きるときは、望んだ通りの具現化が可能です。何にも依存せず自らを頼りにし、魂意識とエゴの葛藤がないとき、ワンネスの意識が働き自らの人生の創造主になれるのです。
悪魔(エゴ)が怖れの感情で人類の集合意識を操り、怖れの現象(病気・貧困・災害・戦争など)を呼ぶのも、悪魔(エゴ)の力ではなく、わたしたちの人間の感情の負のパワーを誘導しただけです。
「わたしが人間の意識をコントロールできるのは、ひとえに人間が『流される』習慣を持っているからだ。
言い換えれば、わたしが人間の意識をコントロールできるのは、人間が自分の頭で考えることをおざなりにしたり、拒んだりするからだ」
悪魔(エゴ)もこんな告白をしています。悪魔(エゴ)のテリトリーは「流される」習慣の中だけ。しかも『流される』習慣で発生する怖れの現象を突きつけて、自発性の目覚めに追い込むのは神の意図。それでも、『流される』習慣を続けますか?
次回は「悪魔を出し抜け!」の解説を予定しています。
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