こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第3章の解説の続きです。
ヒル「人間を支配する力をあなたはどこで手に入れたのですか?」
悪魔「死んだ人間があの世への門をくぐってきたとき、彼らの意識の力を自分のものにすることによって強化している。
人間が地上からこちらの次元へ戻って来ると、100人中98人まではわたしのものとなる。恐怖を携えて来た者はみなわたしのものとなる」
ヒル「人間の意識を支配するためのにどのような働きかけをしているのか、教えてもらえませんか?」
悪魔「物質的な貧困は人間に自分の意思で考えることをやめさせ、恐怖心を強めるので、わたしの餌食となりやすい。病気もわたしの味方だ。肉体的に健康でないときちんと考えることができない。
また、地上には、『人間を支配する』というわたしの目的を手助けしてくれるワーカーが数え切れないほどいるのだ。わたしはそういう協力者を社会のあらゆるところに配置ている」
ヒル「あなたの最大の敵は誰ですか?」
悪魔「自発的に考えて行動を起こすことの重要さを人間に気づかせようとする者はみなわたしの敵だ」
ヒル「地獄への道を進んでいると言われる若者たちについてはどうですか?あなたは彼らも支配しているのですか?」
悪魔「それは、そうともそうでないとも言い切れない。わたしは酒とタバコで多くの若者たちの意識を堕落させてきたが、彼らは自発的に考えようとする傾向が強く、挫折させられることも多い。」
ヒル「酒によって『自分の意思で考える力』が損なわれるのはわかりますが、タバコがあなたの手助けするというのはどういう意味ですか?」
悪魔「タバコは人間の忍耐力と集中力を失わせ、想像力を弱める。そのうち彼らには、タバコだけではなく、思考を破壊する別の習慣も植え付けて、彼らの意識を完全に支配してしまうつもりだ。
習慣は、1つ持っていると必ず2つ、3つ、4つと増えていくものだ。意思の力を弱めるような習慣は、類が友を呼んで増殖し、いずれ意識は完全に習慣に支配されることになる。
喫煙は、抵抗力を弱め、粘り強さを失わせるだけでなく、人間関係をも粗雑にしてしまう」
ヒル「陛下、わたしはあなたがてっきりインチキな偽物だと思っていましたが本物で、しかも非常に大きな力を持っていることがわかります」
悪魔「わかってもらえればそれでいい。わたしは別に、誰にも信じてほしいと思っていない。むしろ恐れられていたいのだ。わたしはけして人に乞うたりなどしない!自分のほしいものは自らの智恵と力で勝ち取る。信じてほしいと人に乞うのは対抗勢力(神)のやることだ。わたしはそんなことはしない」
ヒル「わたしは誤解していました。あなたが死んだ人間の魂を苦しめるだけど。なのに、その図々しい告白を聞いていると、あなたは結局、人間から自由に考える権利を奪い、生きている間に地獄を味あわせているということになる。それについて何か言い分はありますか?」
悪魔「わたしは自制心を働かせることで自分の欲するものを手に入れているのだ。わたしには大して得にもならないが、1つおまえにアドバイスをやろう。わたしのことを批難するよりは、わたしのことを真似してみたらどうだ」
ヒル「わたしのことはどうでもいい。どうぞ、あなたが人間の意識を支配するために考え出した、最も強力な武器について話してください」
悪魔「それはなかなか難しい質問だ。人間の意識を支配する方法はいくつもあって、どれが最強とは言い難い。いま、わたしは世界大戦を再び起こそうと企てている最中だ。もし、思い通りに世界が大規模殺戮を始めれば、そのときはわたしがお気に入りのマインドコントロールを駆使することができるようになるだろう。
それは集団的恐怖症とも呼ぶべきもので、1914年の世界大戦を起こしたときも、1929年に大恐慌を起こしたときにも使った。もし、対抗勢力(神)に裏をかかれることがなかったら、今頃わたしは世界中の人間を支配していたはずだ」
ヒル「確かに、あなたは人間の意識を操ることにかけては天才的だ。その悪魔の企てを遂行するにあたってあなたが利用するのは、社会的に地位のある人物や、影響力の強い人たちだけですか?」
悪魔「まさか!わたしはあらゆる階層の人間を利用する。わたしのお気に入りは、考えるということについてふりすらしない人間だ。そういう人間は実に操作しやすい」
ヒル「わたしはあなたが支配しているという人々のことが心配でなりません。どうぞ、あなたが彼らの意識をコントロールしている方を教えてください。隠し事は1つもなしです。では、1番巧妙なトリックからお願いします」
悪魔「それはわたしに自殺しろと言っているようなものではないか。なのに、わたしはどうすることもできない!仕方ない。
おまえの仲間たちがわたしから身を守る武器をおまえに授けてやろう」
ー「悪魔を出し抜け」第3章よりー
わたしたち人間は、神の分霊である魂意識(ハイアーセルフ)とエゴやインナーチャイルドなど副人格的な身体意識(ローアーセルフ)と肉体で構成されています。そのわたしたちに死が訪れたとき、魂意識は次の転生に向かったり、ガイドになったりと自由に行き先が選べます。
一方、身体意識(ローアーセルフ)は、肉体が自分そのものだと思っていたわけですから、死を迎えるショックはとても大きいのです。限られた人生を思う存分に生きた身体意識(ローアーセルフ)は、1つの転生が終わるとき達成感とともに肉体を離れるので悪魔の誘いをスルーして、望むままに即具現化が起こる天国の門をくぐり抜けます。
限られた人生を思う存分に生きられなかった身体意識(ローアーセルフ)は、1つの転生が終わるとき様々な未練とともに肉体を離れるので悪魔の誘いをスルーできません。
肉体を離れたら物質界の束縛がなく何でも思うがままになるのですが、それが信じられない身体意識(ローアーセルフ)は簡単に悪魔の幻惑に引き寄せられてしまうのです。
この天国と地獄の分岐点では、罪とかカルマとかではなく、生前の人生の捉え方が大きく影響します。生前、自分の意思(魂意識の意図と一致する意思)で人生の決断をして生きてきた身体意識(ローアーセルフ)は、物質界の制限と関係なく、自分の望みを思い描くことが可能です。ですから、肉体を離れたとき、自身の望み(意思)が自然に展開していく状態になります。
しかし、自分の意思の力を信じられない身体意識(ローアーセルフ)は、その自由な状態に虚無感を覚えて怖れを抱くのです。
そして、集合意識の怖れの波動に巻き込まれてしまい、悪魔に力を与える結果になってしまうのです。
「人間を支配する」という悪魔の目的を手助けしてくれるワーカーによって巧みに操られているこの世界でも同じです。
3S(Screen 映画 Sport スポーツ Sex性欲 )政策で、大衆の関心を受動的娯楽に向けさせる愚民化が行われたと囁かれているように、娯楽ですら操る側の意図どおりに夢中にさせられ、集中力や忍耐力や想像力を奪う道具になっているのです。
本来至福に感じるものは、とても個人的な領域です。喜びの発信源である魂意識の聖なる衝動と身体意識(ローアーセルフ)と肉体が三位一体となって共鳴共振反応が起こるから感動的な至福の体験となるのです。
自身の至福の追求で自分だけの個性を発見し、その個性が求めるものを追っていくと独自に創り出さないと満足できない状態になり、創造性を引き出すしくみがわたしたちの脳に備わっています。
飽きる、退屈するなどの反応は、同じ刺激が繰り返されるにつれ快楽物質の分泌が低下し、脳が興奮しにくくなるしくみ(興奮の閾値)があるのです。脳が進化していくためには、お決まりの快楽ではなく、常に新しい刺激があるもの、自分が新たに創り出すものが求められるのです。
ストレスを感じ、娯楽や気分転換が必要なとき、与えられるのは受動的な娯楽ばかりで、創造的な至福がないのだとしたら、わたしたちの脳は「自分らしく考えること」が難しくなってしまうでしょう。
そして、人生の最期もそんな状態で迎えたとしたら、肉体から解き放たれたときに自分の望みを自由に思い描くことは不可能でしょう。「悪魔」はその状態を狙って、虎視眈々と待ち構えているのです。
この世は「人間を支配する」という悪魔の企てにより、心を惑わす誘惑がいっぱいあります。その道具は「快楽」(飴)と「怖れ」(鞭)です。そして、共通するのは「集団的コントロール」です。
悪魔はずる賢いので「自分の頭で考える人間」をターゲットから外し、「自分の頭で考えない人間」だけを狙っています。悪魔は「考えない烏合の衆」のパワーもよく知って利用しています。
恐怖で頭が真っ白になってしまう人々がまとまった数になると、集合意識がそれを反映し現象化を起こすので、悪魔が何もしなくても恐怖の連鎖反応的現象が地球規模で起こります。
でも、わたしたちは反対勢力(神)も心の中に住んでいるので、「考えない烏合の衆」に背を向けて、至福の追求で自身の創造性に夢中になることも可能です。どちらを選ぶかは「自由選択」です。
ファーストステップは、悪魔もヒルに勧めているように、お手軽な娯楽に依存しないよう自制心を持つことです。
アルコール、タバコはもとより、スイーツ、スマホ、ゲームなど、「これがないと生きる喜びがない」と思っているものに対して、「自分が主であり、それらはあってもなくてもよいもの」ぐらいのコントロールが効くようにしましょう。
その主導権が奪還できないうちは、悪魔の支配圏内いるということです。
次回は「悪魔を出し抜け」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。