こんにちは、リブラです。今回は悪性リンパ腫末期⇒臨死体験⇒完全治癒したアニータ・ムアジャーニの2作目の本「もしここが天国だったら」を解説です。
第3章 誤った社会通念ー「真の愛とは何をされてもゆるすこと」
アニータはラジオの生番組でパーソナリティのリアナから、「向こう側の世界で理解したことで大切なことは誰もが無条件のに愛されていることだと述べられていますが、わたしたちが無条件に愛されているとはどういう意味でしょうか?」と質問を受けました。
その質問にアニータは、「愛とはそもそも無条件のものなので、<条件つきの愛>というのは矛盾した表現であり、<無条件>を愛につけるのも不適切。わたしたちが愛に条件をつけた瞬間、それは全く別のものに変わってしまう」と答えました。
そして、さらに<無条件の愛>とは感情ではなく、存在の状態であり反対のものが存在しない。人の愛は感情なので、恐れや嫌悪といった反対の感情とバランスをとる二元性の一部。人の愛は硬貨の片面(愛しているか、いないかのどちらか)で、<無条件の愛>は硬貨全体(気に入った一部だけでなく全部を愛する。)」と説明しました。
だから、向こう側の世界を満たしている<無条件の愛>は、分け隔てなくわたしたちのすべてを包み愛しているというのです。
<真の無条件の愛>は自分への愛で始まるので、愛する人の価値観が自分のそれと対立する場合、関係にしがみついて自らの魂を殺すより、恨みや憎しみを持たずに別れを選ぶことが自分を愛するために必要となるときもあるといいます。
アニータによれば『この関係は自由を感じるものだろうか、それとも束縛を感じるものだろうか?』と自問すると、<無条件の愛>が通う関係なのかかどうかがわかるようです。
<無条件の愛>に基づく関係は、相手に条件をつけず、考えを押しつけず、義務を負わせず、コントロールしない関係だから、自由のない関係はあり得ないのです。
<無条件の愛>に基づく関係では、二人は一緒にいなければならないのではなく、それを望むから一緒にいる関係だとアニータはいいます。
アニータは臨死体験後の夫との関係の変化を例に挙げ、<無条件の愛>に基づく「お互いを心から受け入れ」、「ほんとうの自分でいることをゆるし合い」、「批判し合わない」という二人が望む約束だけが存在する関係で、異なる二人の人間が愛し合い幸せでいることは可能だと話しました。
ここで、リアナは、奉仕に関してどう思うかをアニータに聞きたいといいました。
アニータ「奉仕は、自分という存在の中心からほんとうの自分を表現しようとしているとき、自然にできるものです。義務感から奉仕を続けると、プレッシャーで自分のエネルギーを使い果たすでしょう。それでは受ける側にとっても与える側にとっても不誠実なものになってしまいます。
真の奉仕はハートからやってくるものです。この場合、<奉仕を行う>のではなく、<奉仕そのもの>になります。そうすれば奉仕は重荷ではなく、軽く楽しいものに感じられ、受けとる側にとっても与える側にとっても喜びとなるでしょう。
実のところ奉仕は今は話していた無条件の愛の結果なのです。わたしたちが無条件に愛されているという感覚に入り込むと、もっと自分や他人を無条件に愛することができるようになり、その拡大した愛の感情をできるだけたくさん分かち合いたいと思うようになります」
リアナ「すばらしいお話です。最後に何かお伝えしたいことはありますか?」
アニータ「スピリチュアリティを深刻に受け止め過ぎると、人生から楽しみが奪われてしまいます。
最もスピリチュアルな行為とは、ありのままの自分でいること、自分自身と人生を愛することです。
そのための最善の方法は、楽しむことと笑うことです!」
ーもしここが天国だったら第2章ー
わたしたちは無条件の愛の結果である奉仕をハートからやる前に義務からやってしまい、自分のエネルギー消耗する傾向にあるようです。その主な原因は、自分に愛を与えることを蔑ろにして<愛の欠乏感>を招くからです。
ホロスコープの並びも、6室(貢献のハウス)の前に5室(至福と創造性のハウス)があります。その前の4室(基盤のハウス)で自身の精神基盤と生活基盤が安定するからこそ、5室で趣味や遊びの至福を追求する余裕が生まれます。
5室で自由に存分に至福を追求すると、独自の個性が創造性を発揮して様々な才能が目覚めます。自分を愛していると、自由に存分に楽しいことをすることがゆるせるので、自身の個性を育み才能を引き出すことができます。
そして、次の6室では、5室で目覚めた才能で貢献するので喜びで与え、喜びで受けとってもらえるのです。
アニータが「奉仕は、自分という存在の中心からほんとうの自分を表現しようとしているとき、自然にできるものです」といっているのが、この5室(至福と創造性のハウス)⇒6室(貢献のハウス)という流れにピッタリ当てはまります。
わたしは5室がふたご座ルーラーで6室がかに座ルーラーです。だから、趣味として好奇心で始めた占星術が、今では人の人生の指針や現実問題の悩みに答えるカウンセリングのツールになっています。ふたご座の好奇心で習得したホロスコープの学びが、かに座の繊細な感情を扱う能力を引き出したのです。
このように6ハウスのルーラーを見れば、どんな貢献を魂がこの人生で意図がしたのか?おぼろげながら見えてきます。
6ハウスがおひつじ座
あなたのチャレンジ精神や冒険心に駆られた行動が現状打破し、新しいものに踏み出す勇気を人々に与えます。
6ハウスがおうし座
あなたの五感がもたらす良質の物を見分ける力や芸術的センスが、優雅で豊かな生き方を人々に与えます。
6ハウスがふたご座
あなたの好奇心で集め知性で広める情報が、人生ゲームの攻略法やおもしろさを人々に与えます。
6ハウスがかに座
あなたの豊かな感受性が繊細な感情の動きを感じ取り、感情のパワーが生み出す感動を人々に与えます。
6ハウスがしし座
あなたの華麗なパフォーマンスやイベントの企画が、楽しい驚きを人々に与えます。
6ハウスがおとめ座
あなたの観察力や分析力がや計画性が物事を飛躍的に確実に進展させ、人間の知性の可能性を人々に与えます。
6ハウスがてんびん座
あなたの中立な視点とバランスの力が交流や交渉に平和をもたらし、調和の意義を人々に与えます。
6ハウスがさそり座
あなたの真実や本質にこだわり追求する真剣な姿勢が、本物の価値観を人々に与えます。
6ハウスがいて座
あなたの描く明るいヴィジョンとそこに向う行動力が、未来に踏み出す希望を人々に与えます。
6ハウスがやぎ座
あなたの機能性と合理性とピンチをチャンスに変える具現化力が、逆境をバネに生きる力を人々に与えます。
6ハウスがみずがめ座
あなたのユニークな視点と枠を超える奇抜な発想が、新しい世界への予兆を人々に与えます。
6ハウスがうお座
あなたの描く夢や幻想がサイキック能力と連携してアナザーワールドの扉を開き、不思議な世界の遊び場を人々に与えます。
次回も「もしここが天国だったら」の解説の予定です。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。