こんにちは、リブラです。今回は、ウエイン・ダイアー著「老子が教える実践道(タオ)の哲学」の解説です。

 

第47章「努めないで、ただ在る

 

「戸をい出でずしてもって天下を知り、窓をうかがわずしてもって天道を見る。その出ずることいよいよ遠くして、その知ることいよいよ少なし。ここをもって聖人は、行かなずして知り、見ずして明らかに、為さずして成す

ー老子 岩波文庫ー

 

「家の外に出ないで世界を見なさい。窓の外を見なくても、天の道を見ることはできる。

遠くに出かけるほど智恵は浅くなる。だから、賢者は冒険の旅に出かけなくても知る。見なくても見分ける。努めなくても為し遂げる

ー老子が教えるタオの哲学ー

 

あなたの胸腔にある心臓は、ただ在るだけで完璧な仕事(全身に酸素と栄養を供給する生命維持)をしています。自分の心臓の鼓動に耳を澄ますと、タオの逆説が実感としてはっきり伝わってくるでしょう。

何もしないが、何もやり残さない。

 

心の真髄にある感情は、あなたの「心臓部=中心」が話しかけてくる声なのです。感情は、あなたの意思が呼び覚ますものではありません。

 

内部の知は、あえて外へ出かけて獲得する努力をしなくても、そこにある。太陽の周りに惑星を巡らせるのと同じ力の源に、魂の道案内を任せるのです。自分でも驚いて目を見張るうちに、何もかもがしかるべき場所に収まって行くでしょう。

そして、正しい場所に到着すれば、「わかった」という感覚が湧いてきます

 

今日のタオ

 

心臓の絵を1枚用意しましょう。なければ描いてみましょう。しばらくそれを眺めながら、あなたの胸の中で、絶えず規則正しく波打つ鼓動をイメージしてみましょう。自動調律で完全に守られた生命のリズム(タオ)に身を委ねる安心感を思い出してください。その生命のリズム(タオ)に身を委ね、子どものように無邪気な気持ちで、創造的な遊び(絵を描く、詩を書く、思いつきで何か創る・・・)をしてみましょう。

わざわざ探しに出かけなくても、タオの魔法はいつでもどこでも、インスピレーションやアイディアとなって創造性を降ろしてくれます。とダイアー博士は言っています。

 

わたしたちの心臓(300gくらい)は、右心房と左心房と右心室と左心室の4つの部屋に分かれています。その中の右心房の洞房結節に最初の電気的興奮を起こすペースメーカー(自働中枢)があります。

 

このペースメーカーが起こす電気的興奮の波が、刺激伝導系を通って心筋全体に伝わります。すると、心臓の収縮が起こり拡張し、収縮→拡張→収縮・・・を1分間に約70回のペースで拍動するのです。こうして、わたしたちは生きている間中、心臓のボンプ活動によって生命を維持するのです。

 

ペースメーカーが規則的な興奮を発生しなかったら、心臓は止まり、死に至ります。ペースメーカーがやっていることは、ただそこに在って、唯一の機能である規則的な興奮を発生させているだけです。

 

今回のタオのテーマである「努めないで、ただ在る」とは、このペースメーカーのような在り方のことを言っています。

 

わたしたちの社会では、「何を成し遂げるか」「どんな行動をするのか」ということに重きが置かれるので、「自分はどういう存在か」「何のために生きているのか」を考えるのは、二の次になってしまいます。

 

わたしたちの心臓は自らのペースで脈打ち、酸素と栄養が全身に供給し、すべての細胞の命が賄われます。しかし、わたしたち自身は、絶えず外側の世界のペースに自分を合わせるように奮闘します。

 

そのうち、「何かすること」には価値を見出せても、「ただ在ること」には何の価値もないと思もうようになるのです。

わたしたちは自分のペースで拍動する臓器を生命の要にもっているわけですから、その身体を与えた創造主の意図も、自分のリズムを大切にしながら、物質世界を楽しんで生きて欲しいのです。

 

時間に追われ、外側の世界の人間関係や出来事に振り回されて自分のペースを忘れそうになったら、自身の脈に触れ、24時間休むことなく規則正しく打つ鼓動を感じてみましょう。

 

そして、「ただ在る」だけでかけがえのない存在になっている自身の心臓をイメージしてみましょう。「ただ在る」だけの自分を責めずに認めると、自身の存在意義は少しず明らかになっていきます。

 

努めないと価値がないと思っていた自分の存在意義が、かえって努めないことで「ただ在る」だけでも価値のある自分に変換するのです。1度でもこの感覚を得ると、外側の世界の反応に一喜一憂するにはうんざりし、自然体で「ただ在る」ことこそ、この世の使命とわかるでしょう。

 

次回は2023年のトランシットの天体のリーディングを予定しています。

 

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