こんにちは、リブラです。今回は、アニータ・ムアジャーニ著「喜びから人生を生きる」の第9章を解説をしていきます。

 

第9章「この世に戻る決心」のあらすじ

アニータが臨死状態から意識を取り戻したのは、病院に運び込まれた翌日の夕方でした。その次の日には、鼻腔栄養チューブを取り外すことを医師に要求し、チョコアイスを食べることができたのです。

 

癌専門医もたった3日で、アニータのすべてのリンパ節の腫れが引き腫瘍が以前の半分の大きさになっていることに驚嘆しました。元気になったアニータはアップビートの音楽が聴きたがり、家族とのおしゃべりを望むので、集中治療室らしからぬ賑やかさになり、入院5日目で一般病棟に移されました。

 

アニータは昏睡状態にあったとき、医師や看護師の会話や処置や家族の状態、インドから飛行機で駆けつけた兄がどんな思いだったのかまですべて把握していました。目覚めたアニータが医師や看護師や家族に克明に伝えるので、その事実に周囲は驚くばかりでした。

 

意識を取り戻した直後のアニータは、向こう側の世界で体験した驚くほどの美しさや自由を後にして戻ってきたことが悲しくなりました。でも、再び家族とつながれたことが幸せで、後悔と喜びの両方の涙を流しました。

 

そして、アニータはすべての人達と深いレベルでつながり、心を共有するかのような絆を感じました

ある看護師がベッドの上に起き上がって外を見てみたいかと尋ねました。アニータは身体を支えてもらい、入院後初めて外を眺めると、子ども時代によく目にしていた風景が広がっていました。その病院は、アニータが幼い頃、慣れ親しんだ場所にあったのです。

 

何も言わないのに傍にいた看護師がアニータに外を見せてあげようと思いつき、アニータがその申し出を喜んで受け入れて外を眺めてみれば、香港で1番楽しかった幼年時代に見た市電や公園や建物が現れたのです。

 

それを見たときアニータは、もう1度新しいスタートを切るチャンスをもらえたと感じました。

 

傍にいた看護師も、病室の窓がアニータの思い出の場所に通じていたなんて知りません。アニータも臨死体験後初めて見る外の風景が、楽しかった幼年時代の記憶を彷彿とさせることなど予想外でした。

 

でも、意識の深いところですべてがつながる臨死体験後のアニータは、「ありのままの自分」の新鮮な視点でこの世界を眺めてみるように、人も環境もそのように自然に誘導してくれたと感じたのでした。

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 

アニータのエゴ(生存本能由来の意識)は、臨死状態を経て向こう側の世界を体験することで「死」がすべての終わりではないことを知りました。だから、彼女のエゴはもう「怖れ」に怯えることはなくなったのです。

 

むしろ、「死」の向こう側の無償の愛に包まれた自由で美しい世界を、後にしてしまったことに悲しみを覚えたのでした。

 

アニータが目覚めてすぐ、不快な鼻腔栄養チューブを取り外すことを医師に求めたのも、口から食べたいと希望を言えたのも、エゴが「ありのままの自分」を遮らなくなったからでした。

 

集中治療室で家族とおしゃべりをして賑やかにしてしまい一般病棟に移されたときも、もう、自分を迷惑な人だと責めることもありませんでした。身体が死の淵から蘇ったばかりなのに、笑い転げられる自分を喜んで受け入れたのです。

 

この世界もまた、向こう側の世界のように意識の中ではつながり通じ合っているのを、アニータが信頼できたからです。

以前のアニータなら、夫や母や兄を心配させたことを心苦しく思ったことでしょう。

 

でも、臨死体験で身体を離れたとき、意識で誰ともつながり、思考も感情も無意識レベルでは共有しているのをアニータは知っているので、自分の思いを偽るよりも素直に表現した方が良い関係になるのを学んだのでしょう。

 

悪性リンパ腫になる前から、アニータは人から嫌われないように相手に配慮することで疲れ切っていました。人の情報を聞いているうちに、何が正しく、何が間違っているのか混乱して苦しんでいました。

 

その根本の原因は、自分の考えや選択を信頼できないことにありました。自分の内なる世界の「喜び」の感覚を基準に考え・選択すればよいことに、アニータは臨死体験することで気づいたのでした。

 

「怖れ」の思い込みが癌を生み、身体に苦痛をもたらしているのを悟ったアニータは、自分の内なる世界の「喜び」の感覚を基準に考え・選択することを、目覚めた瞬間からやり始めたのです。

 

アニータの身体が驚異的な回復を遂げていったのも、アニータの「喜び」の感情に身体中の細胞が応えたのでしょう。

わたしたちの身体は、わたしたちの心とつながり、何を考え何を思っているのか絶えず聞き耳を立てているのです。

 

だから、自分の自身に向ける言葉は、優しく肯定的になれる言葉が相応しいのです。厳しい言葉をかけると、24時間頑張り続けるようにエゴが身体に号令をかけてしまいます。そうすると、ずっと、緊張感が続いて身も心も疲れてしまうのです。

 

心と身体の信頼関係も人間関係と同じです。感謝と優しさが心と身体の絆を深め、健やかさをもたらします。

 

次回は「喜びから人生を生きる第10章」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。