こんにちは、リブラです。

 

ウクライナ侵攻の渦中の人である、プーチン大統領とゼレンスキー大統領のホロスコープを読み比べの続きで、今回は3室(表現のハウス)です。

 

プーチンは1952年10月7日生まれ、ゼレンスキーは1978年1月25日生まれで、ホロスコープはASTROTHEMEのcelebrity serchで検索したものを採用しています。

 

プーチンの3室はやぎ座7度で始まりみずがめ座21度で終わります。このハウスにはやぎ座7度のキローン(苦手意識、癒し)があり、11室(グループのハウス)のてんびん座13度の太陽(本来の自己)と90度で葛藤するアスペクトをとっています。

 

3室のルーラー(始点)の星座を読むと、その人物の表現に対する捉え方がわかります。

 

プーチンの3室のルーラーはやぎ座なので、効果的でムダのない表現をしようとするでしょう。狙いや目的が定まった現実的なテーマで話すことは得意ですが、無目的なコミュニケーションの場で自分の言いたいことを表現するは苦手だと思われます。

 

キローンがあるハウスの分野は、誰しも苦手意識を持っています。プーチンが内心最も苦手意識を感じているのは、自身が思っている事や考えていることを上手く表現し、伝えることです。

 

合理性重視のやぎ座が全面に出ると、即物的な表現になったり、打算がチラつく表現になり、真意を伝えることが二の次になりがちです。

 

プーチンのやぎ座キローンは、11室のてんびん座太陽と葛藤する配置にありますから、「こっちの要求をのまないならば攻撃するぞ!」とか「核兵器の使用もあり得る」とかの一方な脅威を与える発言は、早く決着をつけたいウクライナに対しては効果的でも、ロシア国民に対しては聞かせたくなかったことでしょう。

 

11室のてんびん座太陽ならば、もっと両極的な視点でウクライナ側とロシア側のメリット・デメリットを想定し、武力衝突に至る前に両者が合意に至るギリギリの条件を探り出すことを促したと思います。

 

ウクライナを無理矢理傘下に引き込んでも、いつ敵になってもおかしくないほど恨まれていたら、地理的な緩衝材にはなってもロシア側の不安の種を増やすだけです。

 

それよりも、経済活動の協調で共に利益を得ることへの参加を促した方が、同じロシア語を話す国民が多くいる国だから実現は難しくなかったかもしれません。

 

もし、プーチンのてんびん座太陽とやぎ座キローンの葛藤が統合に向かったら、不仲な国とも利益の一致から手を組む交渉が巧みにできる手腕を発揮することでしょう。

 

実際、何の後ろ盾もないプーチンが政界・財界のバックアップを得て権力の階段を登って行ったときは、相手と自分の利益の一致点を見つけて太い人脈を作り利用することができたのですから。

 

既に国家権力を手にしていることが災いし、それが国外でも通用するというとんでもない勘違いをして、プーチンはせっかく4つも持っているてんびん座の天体の機能を1つも使えない状態に今陥っているようです

 

これはトランシットのやぎ座冥王星がプーチンの3室に滞在中で、やぎ座キローンの苦手意識に拍車がかかっているせいなのかとも考えられます。

 

冥王星はどん底の状況を与えて底力を引き出すような作用がありますから、プーチンにとってはてんびん座太陽とやぎ座キローンの統合へ向かわせて、利益の一致点を探り平和的な交渉を可能にする表現力を試される出来事なのかもしれません。

 

 

ゼレンスキーの3室はかに座28度で始まりしし座20度で終わります。このハウスにはしし座0度の火星(モチベーション、男性性)としし座17度の月(心のよりどころ、インナーチャイルド)があります。

 

しし座0度の火星は、9室(探求のハウス)のみずがめ座5度の太陽(本来の自己)と同じく5度の金星(喜び、女性)180度、11室(グループのハウス)のおうし座1度のキローン(苦手意識、癒し)とは90度で葛藤するT字スクエアを形成しています。

 

しし座17度のは、6室(貢献のハウス)のさそり座16度の天王星(変革)90度で葛藤するアスペクトをとっていますが、同じく6室のいて座17度の海王星(直感、イマジネーション)とは、120度で協調するアスペクトをとっています。

 

ゼレンスキーの3室のルーラーはかに座です。かに座が最も大切にしているのは「感情」です。どんな表現するにしてもそこに感情が込められていなければ、心を動かされることはない人です。情に訴えるのが得意な反面、感情にまかせた発言をしてしまうこともあるでしょう。

 

3室にしし座火星があるので、脚光を浴びる度合いに比例して表現力がパワフルになり、モチベーションが上がります。コメディ俳優でドラマや映画に出演したり、政治家として演説するには適した3室になっています。

 

ただし、しし座火星もしし座月もハードアスペクトで葛藤する配置になっていますので、しし座の勢いに任せて発言すると大きな責任を背負い込むことになります。

 

不動サイン(おうし座・しし座・みずがめ座・さそり座)は、頑固に意志を曲げずに貫こうとしますから、一度言い出したことを引っ込めるのは至難の業です。無理を承知でやり遂げようとします。

 

6室のさそり座天王星は、「ほんとうの変革を起こして貢献しよう!」とするでしょう。9室のみずがめ座太陽と金星は「新しい時代の風をもたらして、国の在り方を探求しよう!」とするでしょう。11室のおうし座キローンは、「国民の今の生活の心地良さを守って人気を維持しよう!」とするでしょう。

 

そして、3室のしし座火星や月は、「国民が望む『国民の僕』のイメージで発言しよう!」とするでしょう。その結果、ゼレンスキーが掲げたのが、「クリミア奪還」のスローガンだったのです。

 

2014年に奪われたクリミアをロシアから取り戻す運動を起こすことで、ウクライナの国民の心をひとつにしようとしたのです。このような意志を持つ隣国の大統領がNATOへの加盟を検討しているとなれば、プーチンが警戒して強硬な手段に出るのは予想に難くありません。

 

でも、2月24日のトランシットの天王星はおうし座11度、トランシットの土星はみずがめ座18度で、ゼレンスキーのしし座17度の月とさそり座16度の天王星と、がっちりグランドクロスのハードアスペクトの配置になっています。

 

「ウクライナの自由を守る!」と言ったことをほんとうに実行するために、戦う選択をしてしまったのでしょう。

 

3室のしし座の華々しい発言に引きずられて士気を上げ戦いに挑んだのでしょうが、6室のさそり座天王星は「多くの犠牲者を出して、この決断が貢献になっているのだろうか」とか、9室のみずがめ座太陽と金星は「武力衝突以外に探求する道があったのではないか」とか、11室のおうし座キローンは「ウクライナ国民にとって最悪なシナリオに導いてしまったのではないか」と葛藤している状態なのではと思います。

 

自由を得るためにはそれを支える力が必要で、ゼレンスキーはその力を持ち合わせていないうちにNATOの誘いに惑わされ、他力本願な自由を夢見てしまったのかなと思います。だとしたら、みずがめ座土星の試練のレッスンは容赦がないでしょう。

 

みずがめ座は確かに自由を希求する星座ですが、誰かの助力でそれを得ようとは思いません。そこに土星がトランシットで来ているのですから、知性を現実的に駆使して困難を乗り越えて行かなければなりません。

 

現代は武力戦争の時代ではなく、情報や経済で戦う時代です。ゼレンスキーがいくらNATOに助け求めたところで、応じられないのは西側諸国は既にエネルギー資源でロシアと切っても切れない関係にあるからです。

戦争をすれば利益を産むより損失が大きいことを皆が理解する時代になったのです。

 

次回は、プーチンとゼレンスキーのホロスコープの4室(基盤のハウス)をリーディングしてみようと思います。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。