こんにちは、リブラです。今回は、「ヒロインの旅」の解説です。
「ヒロインの旅」第10章「二元性を超えて」
社会は二元性に価値を置き、作り出し、維持している。二極の間のどのあたりかで評価しようとする。それは自己とも神とも接触を失うことだ。
あなたとわたし、善と悪、自然と神聖なるものを分けることである。二元的思考では他者は自分の外にある。
そして、他者を「もの」扱いし、もっとよくなれ、思い通りに動け、信用できない、自分のものになれと考える。
猜疑心や混乱、誤った認識、蔑視や不信が生まれる。二元性は全てを階級化しようとするからだ。何がよくて何が悪いか、何が正しくて何が間違っているか、誰が仲間で誰がよそ者かで線を引く。
フェミニストが自分の責任をまっとうせずに男を批判する。
男は女に感情的な苦しみを押しつけ、自分たちは変わろうとしない。
強者が情報を操作し、言論を統制し、自分たちに「合わない」ものを排除し、世界に苦しみをもたらす。
哲学者マルティン・ブーバーは『我と汝』の本の中で、「わたし―それ」の関係では他者を自分とは異なる「物」とみなし、コントロールしようとし、「わたし―汝」の関係は他者の人格を認め、自分と同等とみなす、と説いた。
ブーバーいわく「汝」は支配できず、探しても見つからない。神の愛を通し、謎の中で出会う。汝とは聖なる体験だ。わたしが自分を尊重し、人に限らず動物や石、海にも尊厳を感じれば、それは「それ」でなく「汝」と呼べる。抑圧も支配もせず、汝の生き方を尊ぶ。
二元性を超えるというのは、精神的な進化を遂げようとする人類に課せられた避けて通れない通過儀礼だと思います。
わたしたち人類の歴史は、勝った者が負けた者を支配するというストーリーで構築されてきました。そのストーリーが土台となる社会でわたしたちは生まれ育ち、生きているのです。
当然わたしたちの潜在意識には、「勝者は良い人生、敗者は悪い人生」のイメージが無意識のうちに観念として刷り込まれます。
男性性が優位(機能性・合理性重視)な性質を持つ人々にとってその観念は、勝ち組を目指し競争社会でしのぎを削ることに闘志を燃え上がらせるのでしょう。過去の歴史で華々しく活躍したヒーローたちのように。
しかし、女性性が優位(受容性・協調性重視)な性質を持つ人々にとっては、その観念そのものが足枷となり、敗者でもないのに「わたしは勝ち組を目指せないから人生の敗者」というイメージに苛まれ、持って生まれたヒロインの特性に価値無しの烙印を押して封じてしまうのです。
二元性を超えること(二極性の統合)は、銀河系宇宙一族の歴史を描いた「プリズムオブリラ」でも中心テーマになっているように進化したテクノロジーを持つ文明でも長い期間を要する問題でした。覚醒もアセンションも、二元性を超えられなければありえません。
ところが、二元性を超えることへの鍵を握っているのが、ヒロインの特性=女性性優位(受容性・協調性重視)の性質なのです。
これまでの人類の歴史ではヒーロー(勝者・与える者)が主役でしたが、二元性を超えることを目指し始めたこれからの時代はヒロイン(勝敗にこだわらない者・すべてを受けとることですべてとつながる者)が主役です。
男性性優位の二元性の価値観では、良いものと悪いものを分けて、悪いものを排除して良いものだけにしていくことを価値ありと見なします。
でも、二元性を超えた女性性優位の価値観では、良いものの中にもそうでないものが内在し、悪いものの中にも良いものが内在する可能性を受け入れます。だから、良し悪しを理由に排除することは考えられません。
自然界では、すべての存在がその他の存在の支えに必ず何らかの関与があって生命の営みが成り立っています。孤島の木を全部なくしてしまったとき、その周辺の海域で全く魚が獲れなくなったというニュースを聞いたことがあります。
木の枯葉が海に落ちてプランクトンの養分になり、そのプランクトンを食べに小魚が集まり、大きな魚も小魚を食べに来るという循環を壊したことで起きた問題でした。
このように、自然界では持ちつ持たれずの関係で生命活動が成り立っています。ですから、ヒロインの特性=女性性優位(受容性・協調性重視)の性質ですべてを受けとることですべてとつながる者は、この地球の自然界の摂理にバックアップされていきることになります。敗者ではなく、真の意味では勝者なのです。
自分は負け組だなと思ったら、二元性を超える価値観に一歩近づいたことを喜んでください。二元性の価値観でできた社会で勝ち組だったら、二元性の考えを手放すことは難しいのですから。
そして、負けの経験と苦い思いも素直に受け入れてみましょう。手放すべきはそのとき発生する勝者へのジェラシーや恨みや被害者意識です。
被害者意識に駆られて誰かのせいや環境のせいにすると、「自らその選択をした」という責任が曖昧になり、負けの経験と苦い思いから貴重な学びを得ることができなくなってしまいます。
真のヒロインの特性(女性性)は負けの経験と苦い思いを素直に受け入れることで発揮され、その問題を乗り越えるための知恵を生み出し、それを行動に表すことで自らの男性性を発揮して両極を統合に向かいます。
そして、この二元性を超える考え方(すべてを受けとることですべてとつながる)は、大いなる存在の意図でもあるので、ひとりが乗り越えた二元性の問題は、集合意識を通して全人類の二極分化の終結に向けて貢献に働きます。
日常の個人的レベルの女性性優位の価値観が、二極化の争いの歴史を終わらせてユニティの時代へのシフトを促進するのです。現代のヒロインたちは、その大きな役割を担っています。
次回は「プリズムオブリラ」の解説を予定しています。
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