こんにちは、リブラです。今回は「元気になるホロスコープの読み方」です。

 

ホロスコープは「魂が設計した人生のブループリント(青写真)」です。ですから、「魂が何を意図してこの星をこの星座にし、このハウスに配置したのだろう?」という質問を投げかけると、ホロスコープの鍵が開く魔法がかかります。

 

今回はドラゴンヘッド(魂の目的)について、ハウスでこの質問の答えを探っていきます。

 

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは180度の位置関係にあり、ドラゴンヘッドは今生の情報を、ドラゴンテイルは過去生の情報を読むポイントになります。180度の関係ですから、ドラゴンヘッド(今生)とドラゴンテイル(過去生)はバラバラに読むのではなく、両者を理解した上で統合して読むと、その「魂のブループリント」(ホロスコープ)がなぜ描かれたのかが浮き彫りになってきます。

 

わたしはドラゴンヘッドとドラゴンテイルの度数が示すサビアンシンボルを使い、アカシックレコードリーディングで魂の今生の目的と過去生情報を掴み、両者の情報が分離する状態~統合へ向かうプロセスを読み取ります。

 

アカシックレコードリーディングがまだできなかった頃、わたしはドラゴンヘッド&ドラゴンテイルの情報を星座とハウスからハードアスペクトの180度の天体を読む要領で把握していました。それでも、ホロスコープから魂の意図はかなり読み取れます。

 

わたしのドラゴンヘッドは、かに座15度で5室(至福と創造性のハウス)との境界線に近接した6室(貢献のハウス)にあります。

20代の頃、わたしは自分のドラゴンヘッドは6室にあるのだから、医療従事者として働けば貢献できてわたしの魂は満足なのだろうと思っていました。まだ、「貢献」とはどういうことがよくわかっていない頃で、まったく勘違いをしていたのです。

 

検査技師・内視鏡技師として働くことに全力を注ぎ、プライベートな時間はほとんど二の次の生活を続けるうちに、独りの時間になるとなると得体の知れない虚無感に襲われ、焦りを感じるようになりました。

 

それを解決してくれたのは、スピリチュアルな叡智であり、その考え方で俯瞰視点で読み解いた自身のホロスコープでした。6室は貢献のハウスですが、それは5室(至福と創造性のハウス)の後に来ます。

 

つまり「5室(至福)を存分に体験しておかないと6室(貢献)に活用できる才能は育たないよ!」とホロスコープは示しているのです。

とくにわたしのホロスコープは5室に近接した6室にドラゴンヘッドがあるので、「趣味や遊びから発展した才能で自分らしい貢献をせよ!」とずっと前から示してくれていたのに、わたしは病院勤務で貢献していた気分になっていたのです。

 

方向性が間違った方にエネルギーを注ぐと、魂意識に背を向けることになるので得体の知れない虚しさや焦りや不安を感じてさまよっていたのです。そこに気づいたときから、わたしは「喜び」を担当する金星がある9室(探求のハウス)に力を入れました。

 

9室にはさそり座14度の海王星(直感)も23度の火星(モチベーション)もあり、1室(本人のハウス)のうお座11度のキローン(苦手意識、癒し)と6室のかに座15度のドラゴンヘッドは、グランドトラインで協調し合う配置にありました。

 

わたしは自分自身の苦手意識をスピリチュアルな叡智の探求で癒し、その克服プロセスを資源に貢献することがこの水のエレメント(感情のエレメント)のグランドトラインのエネルギーを循環させ、ホロスコープの顕現化のパワーを引き出すことが読み取れます。

 

そして、わたしの6室(貢献のハウス)のドラゴンヘッドのサビアンシンボルは、

かに座15度「豪華な晩餐会の後、客たちが近況を表面的に語り合いながら楽しむ」

→人生の豊かさを物質的にも交流においても楽しみ、その情報を分ち合うことを貢献にすること。

 

かに座16度「古い写本に助けられて、心理学者が注意深く古いマンダラを読んでいる」

→ホロスコープ(アストロロジカルマンダラとも呼ばれています)を、アカシックレコードの転生の情報を手がかりに、心理学的にハードアスペクトの葛藤を中心に読み解くことを貢献にすること。

 

この2つがサビアンシンボルをキーワードにして、わたしの6室のドラゴンヘッドをアカシックレコードから読んだものです。

 

そして、わたしのホロスコープにまつわる過去生の情報は、古代エジプトでの転生でした。

わたしは古代エジプトで、国の祭事や政治的なイベントや儀式の日取りなどを占う占星術師をしていました。

 

30代のときに、妻と子どもを流行病で亡くし、それ以降は独身で占星術の研究一筋に生きていた男性でした。50代を過ぎた頃、国王が亡くなり、次のファラオをめぐり王族の中で揉め事が起こり、誰も敵か味方か疑心暗鬼になる不穏な世の中になりました。

 

先王の計画やその遺志を良く知るわたしは、次のファラオには煙たい存在だったようで、わたしの弟子を脅して暗殺を企てました。

それは満月が美しく輝く晩でした。わたしの弟子は「今年初めての葡萄酒をお持ちしました。先生、飲んでください」と言って、葡萄酒を満たしたゴブレットを差し出しました。

 

その差し出した手はガタガタと震え、弟子の目からは涙がハラハラと流れていました。その葡萄酒には毒が入っているのは明らかでした。その弟子には守るべき妻子がいて、わたしの毒殺を断って命を落とすわけにはいかず苦渋の決断だったのが見て取れました。

 

「もう、わたしは十分生きた。このわたしの命ひとつで弟子とその家族が救われるなら、今日は死ぬのに最高の晩だ」とわたしは思い、「今日は素晴らしい満月だから、庭でこれを飲みながら眺めることにするよ」と弟子に言い、弟子が走り去って行くのを見届けてから庭に出てゴブレットの中の葡萄酒を飲み干しました。

 

舌に痺れるような感覚が走り、呼吸ができなくなってその場に倒れ、様々な記憶が猛スピードで浮上し、ふと、ある思いに囚われました。

それはほんの数日前、ユダヤ人の奴隷の少女が食事の給仕をしながら、わたしが観測している星について尋ねてきたときの記憶でした。

 

その少女はとても賢く、わたしの占星術の話をほぼ理解していたので、食事中はいつも彼女からの質問に答えていました。その中に「式典や儀式や種まきの時期はもちろん大切ですが、個人的な問題を星で読むことはしないのですか?先生はわたしが得意なことや苦手なことをよく当てていたじゃないですか」という質問があったのです。

 

「王からそんな質問は来なかったな。あれば答えていたけれど。やってみたらおもしろかったかもしれないな。どんなことが知りたいのかね?」とわたしが尋ねると、「質問内容を考えておきます!」とその少女は言って喜んで帰っていきました。

 

流行病で亡くした娘はまだ5歳だったから、娘が大きくなっていたのならこんな会話をしていたのだろうか?とその少女と共にいるとそんな想像が頭をよぎりました。

 

死の淵で思い浮かんだのは、あの少女の質問に答えてあげられなかったことと、個人ホロスコープをひとつの人生の設計図として読むことができたらおもしろいかもしれないという思いでした。

 

「自分の人生はひとつだけだけれど、他者のホロスコープを読むことでいくつもの人生を垣間見ることができるのだから」とエジプト転生の最期でわたしが強く思い、それは今生のわたしの人生に対する魂の意図となりました。

 

わたしはこのエジプトの転生をアカシックレコードで観て、占星術の仕事をどんなに魂が喜んでいるのか、その思い入れを知ったのでした。

臨床検査技師や内視鏡技師ではけして虚しさや焦りは拭い去れないのに、占星術で起業してからは虚しさや焦りを感じたことは1度もありません。

 

趣味であった星読みを探求することで、自分を知り、自分を癒す手がかりにし、その克服プロセスを資源に他者のホロスコープを読み解説する仕事は、わたしの魂意識と共同創造する貢献なのだと今では確信しています。

 

1室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、自分自身の可能性を開くチャレンジを様々な困難やしがらみを想定して踏みとどまっていたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で自身の可能性の開花に挑むことが魂の目的です。

 

2室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、自身の個性に基づく価値観で所有を選ぶことに迷いや難しさを感じていたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で自身の個性に基づく価値観で適した所有(物・環境・関係・能力・セルフイメージ)を選び取り、「ほんとうの自分」を思い出すことが魂の目的です。

 

3室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、ほんとうに言いたいことを自分らしい表現で伝えるのを抑えてきたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で自分の世界観を広く伝えることが魂の目的です。

 

4室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、プライベートな領域や心身の安定感を疎かにしてきたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦でプライベートな領域や心身の安定感のパワーをあらゆる分野の活動の原動力とすることが魂の目的です。

 

5室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、純粋な至福と創造性の追求に価値を見出せなかったかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で純粋な至福と創造性の追求で個性を育て、社会で活かせる才能に発展させることが魂の目的です。

 

6室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、自分らしい貢献の取り組みに難しさを感じてきたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で犠牲とは無縁の、自身の喜びを原動力にした貢献のエネルギーを循環させることが魂の目的です。

 

7室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、人間関係がもたらす問題を避けてきたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で人間関係の学びがもたらす可能性にチャレンジすることが魂の目的です。

 

8室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、信頼関係がもたらす問題を避けてきたかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で信頼や共感の通う交流がもたらす可能性にチャレンジすることが魂の目的です。

 

9室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、未知の世界の探求に価値を見出せなかったかったかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で未知の探求で掴んだ情報を伝える価値に気づくことが魂の目的です。

 

10室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、社会的な舞台で自分の能力を発揮することを避けてかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で安全な足場を確保したら、自身の能力を社会的舞台でフルに活かすことが魂の目的です。

 

11室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、組織やグループがもたらす問題を避けてかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で共通の目的に向かう仲間と喜びを分かち合い、チームワークの可能性にチャレンジすることが魂の目的です。

 

12室にドラゴンヘッドがある人は、人生の前半、自身の心の世界(潜在意識)の問題を避けてかもしれません。でも、それを乗り越えることも含めて、人生の後半戦で自身の心の問題を克服するプロセスが貢献に活かせると気づくことが魂の目的です。

 

あなたの魂はどんな意図を持ってあなたのドラゴンヘッド(魂の目的)をそのハウスに配置したのでしょうか?

 

1室(本人のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はどんな障害や困難にも負けず、自身の可能性に賭ける人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが「ほんとうの自分」の可能性を信じてチャレンジするとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

2室(所有のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる迷いを退け、自身の個性に基づく価値観で所有を選ぶ人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが自身の個性に基づく価値観を尊重して所有(物・環境・関係・能力・セルフイメージ)を選ぶとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

3室(表現のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる困難を乗り越えて、ほんとうに言いたいことを自分らしい表現で伝える人生にしてほしくてドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが探求してきたことを通して自身の世界観を表現するとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

4室(基盤のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂は様々な困難にも負けず、プライベートな領域や心身の安定感を守る人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたがライベートな領域や心身の安定感がもたらすパワーに気づくとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

5室(至福と創造性のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる迷いを退け、自身の純粋な至福と創造性の追求に価値観を見出す人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが至福の追求で目覚めた個性や創造性を組織やグループの活動に活かすとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

6室(貢献のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる困難に負けず、自分らしい貢献の在り方を追求する人生にてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが自身の心を犠牲にせず貢献の喜びに満たされるとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

7室(対人関係のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂は様々な人間関係の困難を乗り越え、その学びを活かす人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。

あなたが自身の人間関係の問題に取り組むとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

8室(共感のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂は様々な信頼関係・共感の問題の困難を乗り越え、その学びを活かす人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが自身と他者の個性や価値観を尊重し、信頼構築をしようとするとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

9室(探求のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる困難にも負けず、未知の世界の探求で意識を拡大する人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが探求で掴んだ未知の世界の情報を世にフィードバックし、さらなる探求に挑むとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

10室(天職のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる困難に負けず、自身の能力の可能性を社会的舞台で試す人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドそこに配置しました。あなたが自分のテリトリーのみに安住するのをやめ、自身の能力を社会的舞台でフルに活かすとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

11室(グループのハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂は様々な組織やグループがもたらす問題を乗り越え、その学びを活かす人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。あなたが自身の個性や創造性を尊重してグループシップを楽しむとき、あなたの魂意識は森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

12室(潜在意識~集合意識のハウス)にドラゴンヘッドがある場合

あなたの魂はあらゆる困難に負けず、自身の潜在意識の可能性に挑む人生にしてほしくて、ドラゴンヘッドをそこに配置しました。

あなたが自身の感情(インナーチャイルド)やエゴの思考を理解し、自身の潜在意識と信頼してつながるとき、あなたの魂意識は集合意識を通して森羅万象・万物に働きかけて万事良好の流れに導きます。

 

次回は「ヒロインの旅」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。