こんにちは、リブラです。

今回からリサ・ロイヤル著「プリズムオブリラ―銀河系宇宙種族の起源を求めて」を少しずつ解説していこうと思います。

 

 

 

 

第1章次元の誕生

 

あらゆる意識とエネルギーは、もともと「大いなるすべて」の一部であった。

統合の状態にあった「大いなるすべて」の一部に、「分裂して一時的に統合の状態を忘れたらどうなるのか?」という思いが生じた。

 

実はこの「思念」そのものが、「分裂」を生み出す原動力になった。いざ「分裂」が始まると、それは「忘却」という幻影を生みだした。

 

個別の意識が自己の内にある神聖な起源に目覚め、再び統合することを思い出すまで、意識にベールをかけておくことが、この「忘却」の役目である。

 

「分裂して一時的に統合の状態を忘れたらどうなるのか?」という「大いなるすべて」の原初の好奇心が、分裂(次元の誕生)を引き起こし、この現実(リアリティー)を生み出す原動力となった。

 

地球が属す銀河系宇宙一族は、この「大いなるすべて」の一部である。この銀河系宇宙一族の一側面が、わたしたちの銀河系宇宙における進化の青写真を作り出した。

 

青写真にまず、決定されたのは、二極性と分裂を現実(リアリティー)の基本原則とすることだった。

 

青写真には、「大いなるすべて」から分裂した意識(魂)が、自由意志を行使できるという選択肢が組み込まれた。

 

魂にとっての挑戦は、「自分に自由意志があることを思い出す」ことである。自由意志の行使こそ、神聖な記憶をよみがえらせる鍵なのだ。

 

二極に分裂した現実(リアリティー)に直面したとき、魂を解放してくれるのは自由意志である。自分の自由意志を忘れたとき、魂が直面する試練はより厳しいものになる。それを乗り越えたときの達成感もまた格別なのだが・・・。

 

自己の起源を忘れている間、魂は自己の行動に全面的な責任を負う。魂がとるすべての行為に対して宇宙はそれに応じたものを返すというルールも青写真に盛り込まれた。一般に、人はこれをカルマと呼ぶ。

 

カルマは否定的な行動に対して課せられる罰則ではなく気づきを広げるための機会なのである。カルマの法則が導く先は統合である。重要なのは統合を目指して突進することではなく、そこに至る過程を楽しむことだ。

 

また、その青写真には人間型生命体(ヒューマノイド)を人間型の意識が転生する際の基本的な媒体とすることが決められた。さらにこのようなヒューマノイドを惑星上で自然な進化の過程をたどらせることも決められた。

 

この青写真は、エーテルレベルに組み込まれた符号であり、宇宙という一枚の織物を構成する織り糸のようなものである。事実、人間の身体は二極性の象徴に満ちあふれている。腕、足、目を始めとする肉体もほとんど対を成している。

 

相互に補完し合う形態を持つ男女が魂の媒体になることも決定された。両性の存在は、「創造行為には常に両極の合一、あるいは統合が必要である」ことを、わたしたちに思いおこさせてくれる。

 

「分裂して一時的に統合の状態を忘れたらどうなるのか?」という「大いなるすべて」の原初の好奇心が、分裂(次元の誕生)を引き起こし、この現実(リアリティー)を生み出す原動力となった】という文章を読んで、おそらく、読者の方々の反応も2つに分かれたのではないでしょうか?

 

この二極化した世界を作った張本人は「大いなるすべて(神、創造主、ソース)」と受け入れられるか、そうでないかで、この世の見え方は全く違ったものになります。

 

全知全能の愛と光でできた「大いなるすべて(神、創造主、ソース)」が、人類を天から見守り救いの手を差し伸べる崇高な存在と思っている人にとって、二極化で分裂を生み、この現実を作り出したのは単なる好奇心だとは認めがたいことだと思います。

 

でも、「大いなるすべて」に何から何まで支配されて、その愛にすがって生きるのが人類だとしたら、人類が存在する意義自体がなくなってしまいます。それだと崇高な存在と未熟な人類の二極化は永遠に続いて統合されることはないでしょう。

 

一方、「大いなるすべて」はわたしたちの意識の集合体で、それ自身の好奇心のために自らを分離して実験を始めたというのであれば、人類のすべてがかけがえのない存在ということになります。すべての人類が神の一部であるわけですから。

 

そして、「大いなるすべて」の好奇心で始まったこの分離のゲームには、「統合」というゴールがちゃんと設定されていて、「忘却」や「自由意志」が組み込まれているというのです。自身の未知の可能性を知るには持ってこいのルールだとは思いませんか?

 

神である自分自身を完全に忘れて、本気で自分の内の神聖な起源を思い出し、物質次元の制限を乗り越えていくのがわたしたち人類なのだと思う方が、はるかにおもしろい人生になるでしょう。

 

ひとりひとりの「自由意志」による取り組みのすべてが、「大いなるすべて」のもとにフィードバックされて原初に生じた好奇心を満たしていくのです。

 

「重要なのは統合を目指して突進することではなく、そこに至る過程を楽しむことだ」というのも、「分裂して一時的に統合の状態を忘れたらどうなるのか?」「大いなるすべて」が知りたがっているとわかれば、統合に至る道がその独自のものであればあるほ貢献することになります。だから、自由意志を尊重するルールを組み込んであるのかと合点がいくでしょう。

 

自由意志を自身の魂に与えて時空間の束縛から解放することで、わたしたちは「本来の自分」を思い出していくのです。「本来の自分」を蘇らせてその力で物質次元の制限を超える―それが人類が背負っている使命のひとつです。

 

もうひとつの使命は、そのプロセスを楽しむことです。なぜなら、これは「大いなるすべて」が計画した「統合をゴールとした分離のゲーム」だからです。ゲームは楽しむものです。しかも、統合できることは決まっています。

 

わたしたちの人生で分離したも、欠けたもの、失ったものを自由意志の行使(制限を忘れること)で統合していくことを楽しむだけで、人生の目的は魂レベルでは成し遂げたことになります。

 

そう考えたら、分離のゲームを生きることもおもしろくなってくると思いませんか?

 

次回も「プリズムオブリラ」の続きを予定しています。

 

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