こんにちは、リブラです。今回で、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説は最終回です。

 

ツール29 ほんとうの目的に近づく

・未来のわたしへのラブレター

 

繭という暗闇で丸まっている毛虫に、簡単に羽が生えてくるわけではありません。

毛虫はまずドロドロに液状化し、それから蝶に変容します。

 

人生に夜明けが訪れて、わたしたちが新しい人間として生まれ変わる過程にも、同じことが言えるでしょう。

 

わたしたちは一度完全にバラバラになります。そして、暗闇が人生のすべてになってしまい、2度と陽の目を見られない怖れを抱きます。でも、必ずその日はやってきます。

 

自由とは、ほんとうの自分を取り戻し、人生が与えた苦しみを喜びに変えることで得られます。

惨めな状況というのは、成熟するためのチャンスにほかなりません。

 

わたしたちは自ら二分した世界を再びひとつにすることで、憎しみや敵意の中にあっても人生の美しさは損なわれていないことを知るのです。むしろ、その美しさがもたらされたのだと。

 

わたしがこの本を初めて読んだとき、「昔の自分(自己嫌悪していた頃の自分)」~「今の自分(自分のすべてが好きな自分)」に至るまでの軌跡を一望に眺めることができました。

 

ティールの歩んできたプロセスは、わたしが苦しみもがいて探り当てた「ほんとうの自分」に帰る道と重なって見えたのです。

 

わたしのホロスコープの1室(本人のハウス)には、試練を課して現実性を鍛える土星と苦手意識を発生させるキローンがあります。

自分を嫌い、厳しく痛めつける性質を生まれながらに持つ設定を、わたしの魂はブループリントに刻んでいたのです。

 

だから、わたしの10代~20代はずっと自分を責め続ける暗闇の中にいました。

わたしが10歳のときから占星術を手放さなかったのは、嫌いな自分をどう扱っていいかわからなかったからで誰かに自分のことを聞くのも恐ろしかったからです。

 

自己嫌悪という重荷が課せられていなければ、わたしは孤独に星を読むことに夢中になるよりも、子どもらしく明るい陽の下で友だちと遊ぶことを楽しんだことでしょう。

 

わたしの心の中からいつも自分を嫌う呪いのような言葉が聞こえていました。「何か役立つことをしなければ、無価値なわたしはこの世に存在したらいけない」という思いにいつも駆られて生きていました。

 

いつも自分の心の声に責め苛まれていたので、物事の暗い側面や裏側ばかりに注目して、人の善意や協力を素直に受けとれず自力で努力する道しか選びませんでした。

 

それは機能不全のポンコツの機械が稼働していないと壊されると悲鳴をあげながら、すべて怖れの動機で生きる苦しい日々でした。

でも、運命は暖かい手をいつも差し伸べてくれます。

 

わたしが最初に勤務したのは精神科で、そこには心を病んだ人々がたくさんいました。わたしは眠りの中に逃げ込むときだけ自分を呪うことを免れたのですが、心を病んだ人々は眠ることさえ薬の助けなしにはできなかったのです。

 

心を病んだ人々を客観的に見るチャンスを得たことで、自分の心の声は自分が無意識にやっていることだと気がついたのです。

無意識に自分を責める思考回路が半自動的に、自己嫌悪の呪いの言葉を流し続けていたとわかったのです。

 

しかし、それに気づいてもそれを止められないジレンマも感じました。その原因は子どもの頃のトラウマで発生した、インナーチャイルドであることも突き止めました。

 

ここでも1室の土星は自力克服を強いるので、インナーチャイルドをセラピストに癒してもらおうとは考えず(当時はそれくらい人を信じることができませんでした)、ヒプノセラピストスクールに行って自らインナーチャイルドを癒そうと思ったのでした。

 

こうしてわたしは、まんまと魂の計画通りのコースをそうとも知らずに歩むことになるのです。

ヒプノセラピー、エネルギーヒーリング、ヴィジョン心理学、トートタロット、数秘術、アカシックリーディングなどの不可視の叡智を暇さえあれば学ぶようになりました。

 

すると、ずっと趣味でしかなかった占星術が、それらの叡智をすべて使って納得のいく形で読めることに気がつきました。

自分の心を知り癒したいと、いろいろな寄り道・周り道をするプロセスを経て、いつのまにかわたしは自己嫌悪を克服する自己愛のエキスパートになっていました。

 

わたしの1室の土星とキローンは苦しみと闇をもたらしましたが、それと向き合う取り組みの中で「ほんとうの自分」を知り、本来の自分の在り方がわかると、心の声は呪いの言葉ではなく、トラウマの記憶に閉じ込められたままの悲痛なインナーチャイルドの叫びであるのが伝わってきました。

 

インナーチャイルドのその叫びを聞くのが嫌でわたしは心を閉ざし、自分を二分してしまった瞬間から苦しみが始まったと気づいたのです。心に蓋をしても悪化するだけなのに、大切な自分の心の一部を隔離して無視したのは、自分自身だったのです。

 

そこに気づいてからのわたしは、寝ても覚めてインナーチャイルドに話しかけるようになりました。わたしの人生にインナーチャイルドを組み入れることを意識して、今日に至っています。

 

未熟で幼いインナーチャイルドが自身の中に共存していること意識していると、日常の何気ないことまで喜んだり、悲しんだり、怒ったり、驚いたりすることが、客観的に感じられます。

 

ちゃんとインナーチャイルドを人生を共に歩く仲間として招き入れると、感情を暴走させる前に快・不快の感覚や気持ちで伝えてくれます。それは幸せをダイレクトに感じる体験でもあります。

 

未熟で幼いインナーチャイルドは全身で喜びも苦しみも感じるので、インナーチャイルドに心を乗っとられずに喜怒哀楽を体験することは、純粋な感情を存分に味わえて魂が震えるほど歓喜するのです。

 

わたしはインナーチャイルドと仲良しになって、はじめてほんとうの幸せ(魂意識の幸せ)を感じました。

インナーチャイルドを味方にしないとその幸せはありません。

 

だから、今のわたしには未熟で幼いインナーチャイルドを責める選択肢は存在しません。

インナーチャイルドに愛を表現するだけです。

 

1番未熟で愚かな自分を心から愛せると、心の闇はすべて光に変わります。

 

 

 

 

 

 

 

次回は「ヒロインの旅」、次々回は「チャップリンとヒトラーのホロスコープ比べ読み」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーでは、あなたの心のしくみをホロスコープで解説し、

心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようにサポートします。

詳しくはこちらご覧ください。

 

新メニュー(*月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、*キローンの苦手意識を強みに変えるワーク)

が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。