こんにちは、リブラです。今回は、「ヒロインの旅」の解説です。

 

 

 

「ヒロインの旅」第3章「試練の道」

・双頭のドラゴン

 

リンは40代前半の脚本家。コカイン依存症の夫と別居した。

別居によって脚本に集中できリンの仕事が波に乗りかけたときに、薬物を断った夫が家に戻ってやり直したいと言い出した。

 

リンは「自分の仕事で家計を支えたい(夫の同居を望まない)」というドラゴン「家庭の幸せを優先すべき」というドラゴンの2つの頭にひとつの身体を責め立てられた。

 

夫と別居して脚本を書けば収入になるが家事は疎かになる。

家庭と母の役割を優先しても「それが当然」で、リンのやる気は失せて疲弊する。

 

リンはセラピーのとき、ドラゴン同士の会話を想像で書いてみた。

 

脚本家(仕事中心にしたいリンの副人格)「あなたがいなければ、もっと時間ができるのに」

 

母(家庭中心にしたいリンの副人格)「わたしがいなかったら、あなたはあきらめていたかも。わたしはあなたのモチベーション。わたしがあなたの居場所を作っている」

 

脚本家「あなたの要求、人の要求、あなたは違いがわからない。あなたのせいでわたしはへとへとよ。あなたは残りものしかわたしにくれない」

 

母「へとへとなのはわたしの方よ。『お母さん』って次々要求されて、きりがないのよ。でも、応えてあげたいの。大変なのよ」

 

脚本家「やめてよ。わたしの時間がなくなる。あなたが生きているのはわたしのおかげ」

 

母「わたしだってもっと時間がほしい。わたしにはもっと必要なのよ」

 

脚本家「時間がほしい?じゃあ睡眠時間を削れば」

 

母「そんなの無理」

 

脚本家「でしょうね。わたしだって無理」

 

社会でも家庭でも「人が先、自分が後」という姿勢が求められる。

だが、人に尽くしてばかりでいると、自分の成長がお預けになる。

 

自立と出産の問題に直面すると、社会の変化や男性の援助の必要性に気づく。

ヒロインは自分を犠牲にしないで、女は女のやり方で自主性を持ち、仕事をやり遂げ、愛して育てる力があると認識できるはずだ。

 

母親としてのリンも脚本家としてのリンも、どちらもかけがえのないリンの副人格です。

しかし、身体はひとつしかありません。時間も一生分しかありません。

 

わたしたちは子どもの頃から、どちらか一方を選ぶやり方を当たり前のようにしてきました。

しかし、それが<双頭のドラゴン>になってリンを苦しめてきたのです。

 

母親だけの人生でも、脚本家だけの人生でも、どちらか一方だけに絞るとリンは幸せになれません。

子どもたちを守る母親であり、脚本家で稼ぎ生活を支える道を選ばなくては幸せになれないのです。

 

どちらか一方を選ぶ二元性の思考は社会に教えられても、それらを統合する考え方は人間関係のレッスンで学んでいくしかありません。

 

男性たちは社会での上下関係がうまくいっていれば安泰ですが、女性たちは社会での上下関係に加えて、プライベートでの横の関係もうまくいっていないと不安になります。

 

なぜなら、その横のつながりが女性たちの原動力になるからです。

リンのケースで言えばそれは子どもたちとの関係で、それを守るためというのがモチベーションとなり、リンを脚本家として活躍させる原動力になっているのです。

 

ですから、双頭のドラゴン同士で時間の奪い合いをさせるのは消耗するだけです。

どちらも不可欠なものと認識して、無理のない時間配分・エネルギー配分を考えて両立させる道にだけ未来が開けます。

 

その配分を考える上で非常に役に立つのがホロスコープです。

 

1室(本人のハウス)・2室(所有のハウス)・3室(表現のハウス)に天体が配置されている場合、今生は自分のことに集中して、自分の能力で稼ぎ、自己表現することに力を注ぐように設定されています。

 

6室(貢献のハウス)・7室(対人関係のハウス)・8室(共感のハウス)に天体が配置されている場合は、人や社会に役立つこと、人間関係に配慮すること、共感・信頼の通う交流をすることに今生力を注ぐように設定されています。

 

1~3室(自分側のハウス)にも、6~8室(他者側のハウス)にも、天体が配置されている場合は、自分にもフォーカスし他者にもフォーカスしながらバランス感覚を養い、どちら側も活かして両立させることを意図した魂のブループリントになっています。

 

1~3室に天体がある人は、自分の力を信じてそれを開花させることを忘れてはいけません。

自分自身を知ること、自分の価値観、自己表現を大切にすることで、どんな貢献で人とつながり、どんな人と関わると成長につながるのか、どんな共感や信頼が通うのかが予想できるようになってきます。

 

自分に寛大になると他者にも寛大になり、要求したりされたりという時間を奪い合う関係から解放されます。

世話をしてあげることばかりが愛情ではなく、離れたところから見守って本人の自発性を尊重することも愛情であるとわかるでしょう。

 

6~8室に天体がある人は、人と関わることで成長し、世界が拡がります。ですから、自力で無理そうなことは他者とつながる力で乗り越えましょう。そのために働く星がちゃんと備わっているのです。

 

4室(基盤のハウス)に天体がある場合、自身の心と身体が安心する日常生活から整えましょう。

日常生活の安心感さえ手に入れれば、4室の天体が働いてすべてをよい流れに変えていきます。

 

10室(天職のハウス)に天体がある場合、社会的舞台で自分らしい活動をする夢を持ちましょう。

10室の天体は、社会的舞台で活躍する出番を待っています。

 

4室にも10室にも天体がある人は、生活基盤と精神基盤の確立(日常生活の安定感)から充実させると、天職までの道に息切れしないで辿り着きます。

 

人生ゲームの攻略に自身のホロスコープを眺めて取り組むと魂の意図が見えてきて、進む方向に確信が持てます。
 

次回は「マーガレット・ミッチェルのホロスコープ」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「ヒロインの旅」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。