こんにちは、リブラです。今回は、「ヒロインの旅」の解説です。
「ヒロインの旅」第3章「試練の道」
・怪物やドラゴンとの対決
ヒロインは家を出て自分探しをする。谷を下り、砂漠や暗い森を経て迷宮にたどり着く。
迷宮に答えがあるが、怪物が出てきて邪魔をする。ランプで照らし、道しるべの糸を持ち、知恵を絞らなくてはだめだ。
なぜヒロインは暗い迷路に行くのだろうか。わざわざ行って探すほどの答えとはなんだろうか。
それを渡すまいとする怪物やドラゴンとは何なのか。
ヒロインが一人で闇を歩くのは己の弱さを克服し、強くなるための試練の喩えだ。
住み慣れた「家」から出たヒロインは、出会う人全てに内面を投影する。ポジティブな面もネガティブな面も。
問題に出会ったら立ち止まり、「自分の」真実を示す剣をとり、「自分の」声を見つけ、「自分の」道を歩み、ヒロインは大切な宝を見つけようとする。
自分の人生の答えを探そうというときは、誰かに助けてもらうわけにはいきません。
「自分の」真実を示す剣をとり、「自分の」声を見つけ、「自分の」道を歩むしかありません。。
だからヒロインは、住み慣れた家を離れて「試練の道」を旅するのです。
幼い頃から「お姫さまは素敵な王子様と結婚して幸せになりました」と童話のストーリーの刷り込みを受けて、女性たちはなんとなく「人に幸せにしてもらう」意識が強化されて育ちます。
でも、現実はもっと多様性に富んでいます。人の数だけ選択肢があると言っていいくらいです。
ほんとうは「人に幸せにしてもらう」のではなく、「自分の選択が幸せを創り出す」のです。
そのことに気づいて自ら「試練の道」に挑む女性もいれば、知らずに「試練の道」に迷い込み、強い自分を引き出される女性もいます。
そして、安心・安全な世界で守られて暮らすことが女性の幸せのすべてではないことを発見するのです。
「試練の道」には、自身の心の投影そのものの怪物やらドラゴンが登場して行くてを邪魔します。
けれども、それは己の弱さを克服し、強くなるためのキャストなので、そのチャレンジに挑めば必ず自分のほんとうの力を手にして
自分の選択で自分の幸せを創り出す道を歩めます。
ジブリの映画のヒロインたちは、みんな力強く活き活きとしていますね。
「千と千尋の神隠し」のヒロインの千尋は最初両親に頼り切った臆病な女の子でしたが、両親はブタにされ、ユバーバに名前を取られて働かされる「試練の道」に迷い込み、強さや優しさやたくましさを発揮します。
名前を取られてほんとうの自分がわからなくなっているにもかかわらず、千尋はハクが盗んだハンコを持ってゼニーバに許し乞いに出かけます。化けもののようなカオナシにも情けをかけて連れて行きます。
自分が何でどこにいったら居場所があるのかわからなくなっているカオナシと、異世界に来てからどんどん強くたくましく自分らしくなっている千尋とは対照的な存在です。
千尋にとって住み慣れた現実世界の方が、ほんとうの千尋を覆い隠してしまう要因が多かったのかもしれません。
ハクを助けることに気持ちを決めた千尋には、怖いものがないようです。
生きて行くための選択を何かにさせられたとか、してもらったとかの環境だと「自分で決めた」という自発性が出てきません。
選択する力のパワフルなエネルギーは、自発性を伴うことで奇跡的な現象を生み出します。
不安に苛まれずに行動できるときというのは、必ず、「自分で決めた」という自覚があるはずです。
「試練の道」を避けずに取り組んだヒロインは、自分の人生の選択を「自分で決める」力が備わります。
「自分で自分の幸せの責任を取る」意識が生まれるからです。
「自分で自分の幸せの責任を取る」意識が生まれると何がどう転んでも幸せに感じる方を選択するので、失敗の経験は必ず成功への学びに活かされます。だから、選択に迷いがなく、より自由で多様な選択が可能性となります。
この意識状態を経験すると、誰かの制限下で守られて暮らす方が不自由に感じることでしょう。
「試練の道」は結果的にヒロインを自由で力強く生きる人生に誘うのです。
次回は「ヴォイスダイアローグいて座キローン編」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「ヒロインの旅」に続きます。
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