こんにちは、リブラです。みずがめ座天王星がMCにあるアラン・チューリング(コンピュータ科学の父、暗号機エニグマの解読で第二次大戦を終わらせた男として知られている)のホロスコープリーディングです。
このサイトの「celebrty search」欄に「alan turing」で検索をすると、アラン・チューリングのホロスコープを見ることができます。
チューリングの8室はいて座26度から始まりやぎ座13度で終わります。
このハウスには、主要な天体はありません。
8室は1対1の関係の共感・親密感・信頼構築を象徴するハウスで、深い心の交流にどのように対応するかを読むことができます。
このハウスに何か天体を持っていると、1対1の交流の場でその天体の能力を発揮することになります。
わたしが臨床検査技師をやめて占い師になったのも、8室のてんびん座太陽・月・水星を活かした仕事をしようと思ったからです。
占い師は人生の相談事がテーマで深い心の交流を必要としますから、8室の天体の働きで初対面のお客様とも信頼構築がスムーズなのは助かるのです。
チューリングの8室は、いて座で始まりその支配星の木星は7室にあるので、深い話しができる関係よりも浅くて軽い楽しい交流ができる関係を望む人だったのでしょう。
いて座は柔軟サインなので、相手に合わせて打ち解け信頼構築をするのに問題はなかったと思います。
チューリングの場合は、それが問題だったのですが・・・。
1941年の春、チューリングのエニグマの暗号解読の部署に、ジョーン・クラークという女性数学者が配属されました。
チューリングとジョーンは、数学の話題ですっかり意気投合し、休みの日も一緒に過ごすようになりました。
チューリングにとっては「男性と話すように」緊張感なく話せる唯一の女性で、ジョーンにとっては男女差別なく数学者の友人として接してくれた唯一の男性だったので、生涯ともに暮らしたいという願望がふたりに湧き上がるのは自然な成り行きだったのでしょう。
とは言っても、チューリングは同性愛者であることは変わらず、8室の支配星座がいて座のチューリングは、ジョーンにプロポーズするときも、あっけらかんと男性にしか性的魅力を感じないことを告白しました。
たぶん、「これでジョーンは、結婚相手としては自分を振ってくれる。そうしたら、親友としてこの先彼女と付き合い、恋人のボブとも別れなくて済むだろう」とチューリングは考えたのだろうと思います。
ところが、ジョーンは「それは結婚の障害にならない」と答えたので、ふたりは婚約に至ったのです。
8室の支配星座が柔軟サインだから信頼構築がスムーズで、心は通じ合っていたのでしょう。
そしてその翌年の夏の休暇には、お互いの家族に婚約の報告に泊まりがけで出かけました。
8月の終わりの週にはふたりきりで自転車旅行に出かけたのですが、そのときの宿屋のミスで宿泊予約がされていなくて1泊しかできず、ろくな食べ物もないまま山登りして帰ってきた後、チューリングは婚約解消を決意したのでした。
その旅行でジョーンと諍いがあったというわけではなく、チューリングの中で葛藤がピークになっていたのです。
その前年の夏、チューリングは城を改装した洒落たホテルにボブを誘い、休暇を楽しみました。
同性愛者であることを告白しても結婚をしようと言ってくれるジョーンには、ろくな宿も食事も用意できなくて山登りを付き合わせてしまった。おそらくチューリングは、ジョーンを少しも楽しませることができず、この先果たして彼女は自分といて幸せになれるのだろうか?と悩んでしまったのでしょう。
チューリングは、しし座火星(男性性、モチベーション)を4室(基盤のハウス)に持っているので、イベント事で招いた相手を楽しませることができないとき、とても自分に失望する傾向があったと思われます。
ジョーンは親友だから失いたくなくて結婚の約束をしてしまったけれど、その大切な人を不幸にするのは耐えられないとチューリングは思ったのでしょう。ジョーンにはほんとうの理由は言わず、「愛の欠如ではないのだけど婚約を解消しよう」と告げました。
ジョーンもチューリングに嫌われたのではないことをわかっていたので、友人として仕事の仲間としての関係に戻ったのでした。
ジョーンはチューリングのことを数学的な能力は天才だけれど、心は少年のようだと思って付き合っていたようです。
チューリングの職場で人事関係の書類が回ってきて誰かが「アラン・チューリング年齢21歳」とふざけて書いたとき(実際は28歳)、ジョーンはそれを「16歳とすべき」だと言ったそうです。
ふたりが結婚に至らなかったほんとうの原因は、チューリングの同性愛の問題ではなく、精神的な年齢の差だったのかもしれません。
次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説の続きを、その後「アラン・チューリングのホロスコープリーディング」の続きを予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
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