こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

誰しもがある種の首枷(自分の弱さや不安、恐れや怒りの鎖の枷)に苛立っています。

自己主張する勇気が持てなかったり、どの選択も間違っているように思い身動きできなかったり、こうした出口の見えない状況になると、その首枷のせいで誰かに依存したくなるのです。

 

でも、そういうときこそ、内なる叡智を頼みとして真の自己を完全に引き出すことがわたしたちの目標なのです。

真の自己を解き放つには、人生で最も縛られ、最も不安を覚える領域を探すべきです。

 

ひどく縛られて、恨みを抱き、恐れて、自分自身でいられないとき、「人に与えてもらいたいものは何か」と自問してください。

自分で手に入れなければならないものを人から得ようとするのをやめたときのみ、この首枷は外せます。

 

人に依存したくなる欲求を手放すとき、自分自身も自由になれるのです。

自分が嫌なもの・恐れているものを避けて誰かに代わってもらうとするエゴのレベルで敗者となってはじめて、人生を創造する力を発揮できる真の自己レベルの勝者となれるわけです。

 

「優雅に負ける」ことができれば、内なる宝物を見つけ出せます。

それは、真の自己の強さと美しさを見つけるまったく新しい冒険です。

 

「ピンチはチャンス」はやぎ座のためにあるような言葉ですが、冥王星が2008年にやぎ座入りしてから現在に至るまで自然災害、環境問題、経済のショック、テロ、新型ウイルスの蔓延など人類は数々のピンチを突きつけられ、その度に綱渡りのように乗り越えてきました。

 

やぎ座のモットーは、危機から、失敗から、逆境からの学びを最大限に引き出し、ネガティブな感情を逆噴射エネルギーに換えて下剋上を成し遂げることです。

 

「わたしはやぎ座じゃないから関係ない」とか言っていられないですよ。

空を運行中の「すべてを与えるかすべてを奪う冥王星」と「チャンスと幸運の木星」はやぎ座にあります。

 

試練を突きつけて現実に生きる力を鍛える土星も7月には逆行してやぎ座に戻ってきます。

天体も人類がやぎ座の流儀で生き残ることを促しているのです。

 

だからわたしたちは、自分で無意識につけてしまった首枷に気づかなくてはなりません。

その首枷は「危機から、失敗から、逆境から学ぶことなんかない。恐いもの、嫌なものから逃げてさえいれば、安全でいられる。安心安全が幸せなんだ」とあなたの耳元で囁き、内なる叡智を引き出すことも真の自己を見つける新しい冒険もさせてくれません。

 

できそうもないことに手を出し失敗して挫折するよりも、できる範囲の領域で平穏無事な人生を送ることを望むようにその首枷は誘導するのです。まるで像使いの調教師のように。

 

森で人間に捕らえられた野生の子象は、逃げようとする度打たれて育つので、大きくなる頃には人間に従うことの方が安全と思い込み、森に逃げ込むことないそうです。

 

目の前に自由になれるチャンスが転がっていても、人間に飼われて生きる方を選んでしまうのです。

象はそれを苦痛に感じないから人間の側にいるのでしょうけれど、わたしたち人間がその状態だったら苦しいですよね。

 

わたしたちの場合は見えない首枷で、しかも自分で気づけば外すことも可能なのです。

「自分で手に入れなければならないものを人から得ようとするのをやめたときのみ、この首枷は外せます」なので、人に依存するのをやめるだけで自分をこの首枷から解放できるのです。

 

その代わり首枷を外した瞬間から、ピンチは自分の頭で考え・判断しチャンスに変えていく覚悟をしなくてはなりません。

現在「チャンスと幸運」の木星はやぎ座にいますから、逆境の中でこそ自分の宝物が見つかる運気となっています。

 

別にやぎ座に木星が来ていなくても、追い詰められると眠った力が目覚めて成長するというのは真実です。

でも、やぎ座に木星が滞在する期間は、苦しいことから逃げずに自分なりの努力をするときにチャンスがやって来ます。

 

いつもの安全圏から抜け出し、自分の可能性を拡げるチャレンジするには、まず、「失敗を悪」としないことです。

「失敗を悪」と考えているのはエゴです。つまり、失敗して悔しがるのはエゴなのです。

 

普段、多いにエゴに悩まされているのですから、エゴに悔しい思いをさせるのもいいじゃありませんか。

こんな姿勢が「優雅に負ける」ということです。

 

ほんとうは虚無感や無価値感に陥る方が、チャレンジに失敗するよりずっと苦しいのです。

わたしたち人間は、唯一無二の自分の個性をこの世で実現するために転生しています。

 

それなのに、自分が生きても他人が成り代わっても違いがないような人生を生きて終わってしまうのだとしたら、底知れぬ虚しさを感じることでしょう。

 

自分の意思で自分の枠を超えるためのチャレンジをするときは、すでに唯一無二の人生を歩き始めています。

そこで頼りにできるのは、内なる自己の叡智だけです。

誰かに依存しているうちは、内なる叡智は発動しません。

 

そして、内なる叡智を頼りにすると、真の自己の強さや美しさが実感でき、もう、誰かに依存する方が不安になることに気づくでしょう。誰もが内なる叡智を頼りにして真の自己の強さや美しさを引き出すように、いまの試練に直面しているのです。

 

直面する試練から逃げたら、やぎ座冥王星はしがみついているものを惜しみなく奪うでしょう。

直面する試練から自分の底力を引き出せば、やぎ座冥王星は惜しみなく必要なものすべてを与えてくれます。

どちらを選ぶかは、自由選択です。

 

次回は「ガガーリンのホロスコープリーディング」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。