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パスワーク(新装版)―自己のすべてを受け入れ統合された意識で生きる
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こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。
人間関係の根底にある相互作用や、様々な影響を探求するのはけして簡単ではありません。
しかし、これができるような悟りの状態の人は、もはやどんな相互作用も怖れません。
人間関係において、自分の問題を投影する度合いや人のせいにする度合いに応じて、恐怖を生じます。
相手の欠点に集中したり、強調したり、排除しようとする態度は、人間関係の問題に対する自分の責任を投影したり、否定していることを示しています。
このような否定は、相手の完成への依存(相手をコントロールして自分の思う通りにさせることへの依存)を育ててしまいます。
誰かがどんなに間違ったことをしようが、もし、それがあなたの心をかき乱すのであれば、あなたの内面に見過ごしている何かがあります。それは葛藤から生じ、さらなる葛藤を生み出します。
他者を有罪にするゲーム(自分の問題を他者に投影して、その他者をコントロールすることで解決しようとすること)は、自己と人を傷つけます。
しかし、「犠牲者」はどうなのでしょうか。
人間関係の問題において「犠牲者」になるときは、様々な方法で非難が間接的に表現されます。
これに気づかないと、無意識のうちに破壊的で間違った自己防衛の方法で反応してしまいます。
非難を放つと、毒が広まります。
投影しようとしたのと同じくらいの恐怖と罪悪感が、自分にも相手にも広まることになります。
意識的な気づきだけが、これをくい止めることができます。
「わたしは、○○から××された」と非難したら、無意識のうちに「犠牲者・被害者」になり、「受動攻撃」という罪悪感を発生させる毒を散布していることになります。
「受動攻撃」とは、相手を加害者とみなしてその相手に従うふりをしながら、遅らせたり、忘れたり、陰で非難したりして、相手に悟られないように「反抗」し消極的な「攻撃」をすることです。
「受動攻撃」は力の上で弱く未熟な子どもが、親に反抗するときにする攻撃手段です。
親に養われなければ子どもは生きていけませんが、親に支配されていると思うとストレスになるので、嫌われないように「攻撃」するのです。
わたしたちは大人として成熟するにつれ、この「受動攻撃」をしなくなります。
それは、「受動攻撃」している本人にとって気持ちよくないからです。
自分を「弱者(未熟な子ども)だ」と主張しているようなものだからです。
相手の方が立場が上と認めて、大きなダメージを受けないようにしながら瞬間的な憂さ晴らしをしているようなものです。
自分を「弱者(未熟な子ども)だ」と主張するのは、成熟した大人なら好みません。
ところが、この「受動攻撃」は、人間関係を壊したくないけれど「反抗したい」ときは無意識に発動してしまうのです。
家庭内や職場や親しい間柄の人間関係では、無意識に「受動攻撃」が交わされています。
この「受動攻撃」が問題なのは、何かの習慣のように無意識に行われてしまう点です。
多くはインナーチャイルド(内なる子ども意識)が、怒りや悲しみの感情で大人意識を乗っ取るときに発動します。
「受動攻撃」が習慣になり「被害者・犠牲者」のキャラクターに馴染んでしまうと、自分が「弱者(未熟な子ども)だ」というセルフイメージが定着します。
その結果、いつも「人間関係でダメージを受ける」というネガティブな観念が刷り込まれてしまうのです。
刻み込まれた観念は思考回路のシステムになりますから、この世の何を見てもどんなテーマについて考えても、「被害者・犠牲者」としての見解が弾き出されます。
その「被害者・犠牲者」思考を基に行動を選択すれば、ネガティブな感情が付いてまわる人生になることは確実です。
「受動攻撃」を習慣にしてしまうと、たとえ幸せな環境にいてもけして幸せな感情を味わえなくなってしまうのです。
また、「受動攻撃」という手段を習慣にしてしまうと、罪悪感にも苛まれることになります。
無意識に「受動攻撃」したとしても、「攻撃」して一瞬気分がよくなることは感じるので、「攻撃」への罪悪感を無意識に積もらせていくのです。
そうすると「なんだかわからないけれど、いつもわたしが悪い。わたしはいない方がいいのかもしれない」と心の底で薄っすらと感じます。
自分の存在の否定はとても苦しいので、周囲に「わたしより悪い人はいないか」を探し、「悪」を見つけては「受動攻撃」をして内心ほっとするのです。
そして、「受動攻撃」の習慣はエンドレスになっていきます。これでは、永遠に「犠牲者・被害者」の人生から抜けられず、幸せな人生に背を向けることになってしまいますね。何を選ぶかは、本人の自由選択ですけれど。
「大いなる存在」の愛(自由選択)も、森羅万象・万物の豊かさも、「受動攻撃」を手放さなければ素通りされてしまうでしょう。
「大いなる存在」と共鳴するには「喜び」の波動を放射することが必須で、「受動攻撃」にはネガティブな観念と罪悪感が付いて回るので「喜び」と反対の「怖れ」の波動を常に放射することになるのです。
「受動攻撃」は、デメリットしか見当たらないと思います。
「受動攻撃」の習慣を手放したい場合は、まず、無意識にしてしまっている「受動攻撃」に気づきましょう。
そのときは、怒りや悲しみの感情でインナーチャイルドに乗っ取られていますから、「わたしの中のインナーチャイルドが『受動攻撃』をしたいのだ」と認識してください。
インナーチャイルドは心の安定を守ってほしいだけなのです。
外側の人に「受動攻撃」をほんとうにしたいわけではないのです。
本人の大人意識が守ってくれないと思うから、無意識に「受動攻撃」を仕掛けているだけです。
外側の人々に心の安定を脅かされて、インナーチャイルドの怒りや悲しみに火がついたときは、本人の大人意識に心の中で向き合って共感してほしいと願っているのです。
「受動攻撃」をしてしまったと気づいたときは、罪悪感や無価値観で自分を責めるのではなく、インナーチャイルドが危機を訴えるサインだと認識しましょう。
そして、自身の心と静かに向き合う時間をとって「もう、大丈夫。いつでもこうやって心の平和を取り戻してあげるから、安心して!」と言ってあげましょう。
物質次元(外側の世界)の問題が何ひとつ解決されていなくても、意識界のインナーチャイルドの危機は、向き合って共感してあげるだけで、解消することができるのです。それを心の底から、インナーチャイルドは望んでいます。
次回は「ベートーヴェンのホロスコープ」、次々回は「自分を愛せなくなった人々へ」、その後「パスワーク」に続きます。
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キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
