こんにちは、リブラです。やぎ座に木星・冥王星・金星があるベートーヴェンのホロスコープリーディングです。
今回は6室(貢献のハウス)のお話しです。
このサイトの「celebrty search」欄に「Beethoven」で検索をすると、ベートーヴェンのホロスコープを見ることができます。
ベートーヴェンの6室(貢献のハウス)は、おひつじ座15度で始まり、おうし座5度で終わります。
このハウスには主要天体はありません。
ベートーヴェンの6室はおひつじ座が支配星座です。おひつじ座のエレメントはモチベーションや行動に作用する「火」なので、ベートーヴェンは情熱に感じられると貢献活動に向かいます。
おひつじ座ですから、自らの動機に基づく自由な行動により貢献で役立つ実感を得ます。
また、おひつじ座は活動宮なので、先駆者的な活動をすることが世に役立つことと捉え、言うだけで実行しない人は、貢献していないとみなすでしょう。
そして、おひつじ座の支配星は火星で、ベートーヴェンのホロスープでは8室(共感のハウス)にふたご座火星として存在します。知的な共感に触発されて、貢献に向かう人であったと思われます。
ベートーヴェンは19歳のときボン大学文学部の聴講生をしていました。そこで、シラーの詩「歓喜に寄せて」に出会い、いつか自分が曲をつけようと思うほど感動したそうです。
それが後の交響曲第9番の「歓喜の歌」になったのです。
シラーの「歓喜に寄せて」は、もともと「自由賛歌」として書かれた作品で、それが1789年5月5日にフランス革命が起きたことが伝わると、ドイツ国内で「自由賛歌」が歌われ流行ったのでした。
1789年5月5日は、トランシットの水星(知性)と火星(モチベーション)がベートーヴェン6室(貢献)に滞在し、8室(共感)のふたご座火星にトランシットのキローン(トラウマ、コンプレックス)がコンジャンクションしているときでした。
王侯貴族と生まれながらの身分の違いにトラウマを持つ庶民が、政治の実権を奪還したことにベートーヴェンが共感したのは、トランシットの星の配置も関係があったようです。
フランス革命により政治が王制から庶民の手に届くものになったニュースを、恐らくベートーヴェンはボン大でシラーの詩を学んだ頃聴いたのでしょう。
宮廷お抱えの音楽家になることを拒否し、自由契約で仕事することになっていくのは、彼が19歳のときに起きたフランス革命の影響があったからだと思います。
ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」は、フランス革命の立役者であるナポレオンに献呈しようと作った曲でしたが、ナポレオン自らが皇帝に即位して王政復古させたことに失望して、「ボナパルト」から「英雄」に表題を変えてしまったと言われています。
「そうだ、地球上にただ一人だけでも心を分ち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者は、この輪から泣く泣く立ち去るがよい」-<歓喜に寄せて>より
ベートーヴェンが「誰かのための役に立ちたい」という動機になるのは、心を分かち合う魂との共感になっているのがわかります。
ベートーヴェンは音楽という貢献のツールで、革命を起こしました。
バッハやハイドンやモーツァルトの頃の作品は、宮廷の中で演奏されるのにちょうどよい感じの曲でした。
でも、ベートーヴェンの曲は、音のボリュームが大きく、感情を揺さぶるので、演奏にのめり込むように聴き入ってしまいます。
バッハやモーツァルトの曲なら、読書も料理も掃除も聴きながらいい気分でできてしまいますが、ベートーヴェンの曲の場合は、そうはいきません。何かしながら聴くのには向かず、没頭して聴くしかないのです。
当時は録音技術はありませんから、音楽はすべて生演奏です。
音楽家を雇って演奏会をすることでしか、シンフォニーは聴けない時代だったのです。
つまり、音楽は富裕層だけに許された贅沢だったのです。
しかし、ベートーヴェンの交響曲は、宮廷や個人の邸宅で収まるような曲ではなく、巨大な劇場を使うしかないボリュームでした。
彼が難聴で音のボリュームが必然的に大きくなったのかもしれませんが、結果として、庶民も富裕層もチケットを買って劇場で観劇するように、演奏を聴く形を流行らせたのです。
だから、ベートーヴェンの曲は、庶民がはじめて聴くことが許された音楽の贅沢だったのです。
ベートーヴェンはピアノのスパルタ教育でトラウマになったとき、作曲を教えてくれた宮廷オルガニストのネーフェから「音楽は心の癒し」になることを教えられ、音楽の大切な役割を実感することになりました。
自分のトラウマを癒した音楽を万人に届けたい思いが、ベートーヴェンが作曲する動機になっていたのでしょう。
ベートーヴェンは、「音楽の癒し」をチケット1枚で庶民にも手が届くようにして貢献したのです。
そして、ベートーヴェンは、音楽通の貴族のみならず、一般大衆からも絶大な人気を得たのでした。
次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説の続きを予定しています。その後、「ベートーヴェン」の続きを予定しています。
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