こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。

 

ツール4 自分のカップをいっぱいにする

・自分に愛を示す方法をリストにする

 

わたしたちは他人に与えることには慣れていますが、自分には慣れていません。

だから、自分の人生を振り返って、「自分に愛を示す方法にはどんなものがあるだろうか?」自問して、リストを作ってみてください。

では、リストの例を紹介しましょう。

 

*自分に愛を示す方法(ティールの例)

 

宇宙は愛からできていると知り、太陽に向かって咲く花のように、わたしがハートを開いて受け取ろうとすれば、あらゆることが可能になると信じる。

 

自分に対して真実を言う。

 

自分の感情は重要シグナルであることを忘れず、その感情に応える。

 

自分がどう感じるかを人生の最優先事項にする。

 

ありのままの自分を大切にする。

 

自分を取り巻く環境や人々の中に楽しめるものや感謝できるものがないか、1日かけて探す。

 

自分が恐れているものを認める。

 

何が起こっていようと、危険を感じるときに、自分が安全だと思える方法を見つけてそれを優先する。

 

自分の健康と幸せを何よりも優先する。

 

自分のこれまでの誤りを許す。

 

恐れに自分が望むことの邪魔をさせない。

 

ハイアーセルフを信頼する。手放して信頼すれば、ベストな方向に自然に流れていくと信じる。

 

自分を批判するのではなく、ほめ言葉を与える。

 

「原則」に従うよりも楽しいことの方を優先する。

 

すべてが白紙に戻ってしまうと思ったりせずに、自分が間違うことを許す。

 

人と自分を比較しない。

 

他人の価値観、信念、願望、優先順位によって生きるのはやめて、自分の人生を生き始める。

 

思い込み、パターン、行動、依存症、思考などのうち、自分に役立っていないものは手放す。

 

小さなものから大きなものまで、自分を幸せにするもののリストを作り、そのリストから毎日1つずつ実践する。

 

誰かに愛を示そうというとき、最初に考えることはなんでしょうか?

 

まず、その人の喜ぶこと、願っていることはなんだろう?と思いを巡らしますよね。

自分へ愛を示すときも一緒です。

 

「わたしは、何が好きなんだろう?どんなことを喜ぶのだろう?」と、「自分のことを知る」ことが「自分を愛する」第1歩になります。

 

「自分のことを知る」のは、簡単ではありません。

 

古代ギリシャ時代のデルフォイ神殿に「汝、己を知れ」と刻んであったくらいで、「自分のことを知る」のは深遠な哲学的テーマであり、人類がずっと探し求めてきたことです。

 

「大いなる存在(創造主)」も、無限に拡大し続ける自分自身を知りたくて、すべてを忘れ、分霊として人間の転生を経験し、固有の波動(振動)を思い出していく試みをしているのです。

だから、自分の好みや楽しみや喜びを知ることは、とても大切なことなのです。

 

しかし、わたしたちは「自分を知ること」よりも、自分を取り巻く環境や関係や社会の決まり事を知る方を優先にして、自分のことは後回しにするように教育されてきました。

 

そうしているうちに「自分を知ること」なんてくだらない、ましてや「自分を優先すること」などしていたら、人間社会で上手に生き残ってはいけないと思うようになってしまったのです。

 

人間社会に合わせて生きているうちに、その規格からはみ出る自分の性質にダメ出しをして、「みんなと違う自分(個性)」を削り落とすことがよいことだと思い込んでしまったのです。

 

思い出してください。自分にダメ出しすることは、どんなことなのか?

みんなができることなのに、自分だけができなかったことではないでしょうか?

 

みんなと違うことをやってしまう自分は、社会では役立たずの烙印を押されます。

そんなとき、自分自身までダメ出しをしたら、「みんなと違う自分(個性)」は誰が救うのでしょうか?

 

「自分の好きなこと、楽しいこと、喜ぶこと」がすぐに思い浮かばず、「自分に愛を示す方法」のリストを書く気持ちになれない人は、「自分へのダメ出し禁止リスト」から作る方が簡単かもしれません。

 

「自己肯定は難しいけれど、自己否定ならいくらでもできる」という人は、けっこうたくさんいます。

だから、自分にどんなダメ出しをしているのか知るために、「自分へのダメ出しリスト」を書き出してそれを禁止にすれば、それは即座に「自分に愛を示す方法リスト」に早変わりします。

そして自分の個性を救済することになります。

 

「自分へのダメ出し」を禁止すれば、自然に個性が伸び伸びと育ち、その個性が要求する「好きなもの、楽しいこと、喜ぶこと」がわかってきます。

 

また、「自分へのダメ出しリスト」を書いて眺めていると、自分に対してどんなに冷たい目を向けていたのか気づくと思います。

さらに、「自分へのダメ出しリスト」は、リフレーミング(フレームを変えて真逆の視点で眺めて価値を見つけるNLPの手法)すると、「自分の個性検出リスト」にも転換できます。

 

例えば、わたしは気分が乗らないとブログを書く気になりません。時間を制限すると書けません。自分が気に入った文章が出てこないとアップできません。

 

こんな状態をもしもわたしが批判したら「限られた時間の中で書けないわたしは、ダメ」、「気分が乗らなきゃ書けないなんて、怠け者!」、「自分が気に入った文章が出てこないのは、無能なのにおかしなこだわりがあるだけ。日本人のくせに言いたいことが日本語で書けないなんて最低!」・・・という感じになります。

 

こんな批判されたら、益々書きたくなくなりますよね。だから、今では、けしてこんなことを自分に言うことはありません。

 

でも、遥か昔の10代の頃は、自己嫌悪の塊でした。

アセンダントの土星は、自分に厳しいし、1室にキローン(苦手意識)までいるから、自分のやることなすことが気に入らなくて、まったく自分のことを肯定できませんでした。

 

その状態はとても苦しかったから、「頑張ってもダメ、頑張らなくてもダメなら、ダメっていうのをやめてみようか」と思ったのです。

 

外側の人々にダメ出しされると、自分も内側でダメ出ししていたのを、「わたしだけは何がどうなっても自分の味方でいよう」と決めたのです。

そうしたら、外側の人々のダメ出しなんて、全然平気で、一番辛辣だったのが内側の自分へのダメ出しだと気づいたのです。

 

「自分だけは自分の味方であり続けよう」と決めたら、内側のダメ出しの声は、リフレーミングした自分へのほめ言葉を変わったのです。

 

例えば、先ほどの「限られた時間の中で書けないわたしは、ダメ」は、「毎回創造性を発揮して、何が出てくるのからない、どのくらい書くのかも予想できない記事を書いてるって、すごい!」となります。

 

「気分が乗らなきゃ書けないなんて、怠け者!」は、「いついかなるときも、気分を乗せて書ける工夫が身につくよね!」

 

「自分が気に入った文章が出てこないのは、無能なのにおかしなこだわりがあるだけ。日本人のくせに言いたいことが日本語で書けないなんて最低!」は、「そんなにこだわって書いているなんて、プロの文筆家みたいじゃない。それでは、文章を書くプロになったつもりで毎回書いてみよう。気分は最高!」・・・という内側の囁き声に転換されるのです。

 

わたしは、8年前に占い師として起業する前は臨床検査技師でしたから、長い文章を書く業務はほとんどありません。

それが、わたしの内側のリフレーミングの声にほめられて、乗せられて、文章を書く個性が開花して「リブラの図書館」の記事になり、毎日たくさんの方が読んでくださるようになったのです。

そしてその方々がわたしのサロンにお客様として訪れてくれるのです。

 

内側の声にほめられると、好きな仕事を生業していくための能力が育って、それが収入につながります。

自分にダメ出しをしてもなにもいいことはありませんが、それをリフレーミングするとすごい効果が現れます。

 

次回は「パスワーク」、次々回は「ベートーヴェンのホロスコープ」、その後「自分を愛せなくなった人々へ」に続きます。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーでは、あなたの心のしくみをホロスコープで解説し、

心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようにサポートします。

詳しくはこちらご覧ください。

 

新メニュー(*月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、*キローンの苦手意識を強みに変えるワーク)

が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。