こんにちは、リブラです。やぎ座に木星・冥王星・金星があるベートーヴェンのホロスコープリーディングです。
今回は5室(至福と創造性のハウス)のお話しです。
このサイトの「celebrty search」欄に「Beethoven」で検索をすると、ベートーヴェンのホロスコープを見ることができます。
ベートーヴェンの5室(至福と創造性のハウス)は、うお座20度で始まり、おひつじ座15度で終わります。
このハウスにはうお座23度のキローン(苦手意識、トラウマ、癒し)があります。
このうお座キローンは、2室(所有のハウス)のいて座21度の水星(思考、知性)と24度の太陽(本来の自己)の合と、8室(共感のハウス)のふたご座22度の火星(男性性、モチベーション)でT字スクエアを形成し、3方向にエネルギーを引っ張り合い葛藤する配置です。
また、このうお座キローンは、1室(本人のハウス)のドラゴンヘッド(魂の目的)と120度で協調するアスペクトをとっています。
ベートーヴェンの5室はうお座が支配星座です。うお座のエレメントは感情に作用する「水」なので、目には見えなくても感情を動かすものや共感の通うものに至福を感じ、それに創造性を発揮します。
うお座ですから、この世ではなくファンタジーや理想郷や恋愛の中に心地よさを感じます。
うお座は柔軟宮なので、ひとりで感じる至福よりも、もうひとつのアナザーワールドに溶け込み、すべてと一体になれる音楽に至福をおぼえたことでしょう。
また、うお座の支配星海王星は、ベートーヴェンの10室(天職のハウス)にあります。
至福のうちに追求し発揮した創造性は、彼の天職である作曲で、インスピレーションやイマジネーションとして降りて働いたことが読みとれます。
ベートーヴェンは4歳の頃からピアノのスパルタ教育を受け、8歳のときに演奏会デビューを果たします。
宮廷楽士長だった祖父とその七光りで宮廷歌手になった父だったので、当時天才児として有名だったモーツァルトのようにさせようとピアノレッスン漬けの幼少期を送らされました。
5室キローンそのままに、至福や遊びを剝奪された幼少期だったのです。
キローンがあるとそのハウスの分野に苦手意識やコンプレックスを持つようになります。
ベートーヴェンの場合は、至福や遊びがどんなものなのか、実感できなかった可能性があります。
彼の場合8歳のデビューから音楽は、趣味でも遊びでもなく仕事でした。
そんなベートーヴェンが10歳のとき、5室のキローンが癒しとして働き至福と創造性をもたらす出来事がありました。
宮廷オルガニストのクリスチャン・ゴット・ネーフェが、ベートーヴェンに作曲を教えてくれることになったのです。
ネーフェは、ベートーヴェンがピアノ演奏を苦痛に感じていることを見抜き、音楽は人の心を癒すためにあるとを教えてくれました。
そして、作曲で心を自由にして想像の世界で遊べるように、野原の真ん中の井戸をイメージして想像力が湧き上がるの感じなさいと瞑想誘導をしてくれたのです。
作曲という能力を得たベートーヴェンは、即興演奏を楽しめるようになり、音楽の才能が開花を始めました。
ネーフェはベートーヴェンに宮廷オルガニストの助手の仕事を与え、働きながら音楽の勉強が続けられるように配慮してくれました。
アルコール依存症で幼い息子の稼ぎに期待する父親のプレッシャー(8室火星)と、その期待に応えて未来のピアニストを目指して努力するしか希望がない(2室太陽と水星の合)ことと、遊びも至福も返上する苦痛(5室キローン)の三つ巴のT字スクエアの葛藤が現れた幼少期でしたが、作曲という遊び場を与えてもらったことで5室のキローンは癒しに働き、後の天職となる作曲家の道へと誘うことになります。
ベートーヴェンの音楽の至福と創造性は彼自身を癒し、国境も時代も超えて世界中の人々をも癒すのは、魂の意図する人生のそのものだったことを表すように、1室(本人のハウス)のドラゴンヘッド(魂の目的)と5室(至福と創造性のハウス)のキローン(トラウマ、癒し)は協調する関係にあります。
ベートーヴェンは、若く美しく教養のあるブルジョア階級の女性たちと恋愛しては、結婚に至ることは叶わず別れを経験しますが、その切ない思いはすべてピアノソナタとして作品に残されるのです。
ベートーヴェンからすると結婚という現実は手に入らなかったけれど、恋愛の思い出は美しい音楽となって彼を癒し、聴衆を感動させ、収益をもたらすものになったと捉えていたことでしょう。
ベートーヴェンの魂からすると、彼に作曲で自己実現させるために、恋の至福と失恋の苦しみはセットで設定する必要があり、それが5室のうお座キローンだったのかな?と思います。
音楽のイメージの中でこそ、水を得た魚のようにファンタジックに泳ぎ回るベートーヴェンの情感に、5室のうお座キローンはベストキャスティングな感じがします。
ベートーヴェンの最期は、黄疸を起こし、腹水貯留が起きていたそうなので、長年のワインの暴飲が祟って肝硬変になってしまったようです。5室のキローンは至福に感じるものを仕事にしてしまい、真剣でストイックになる傾向があります。
確かに音楽はベートーヴェンに至福と癒しを与えましたが、仕事になってしまうが故に、気分を緩めて憂さを晴らすにはアルコールの助けを借りて、現実逃避するしかなかったのでしょう。
うお座キローンが、ベートーヴェンをワインの海で溺れさせてしまったのかもと思いました。
次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説の続きを予定しています。その後、「ベートーヴェン」の続きを予定しています。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。